12本のエピソード

毎週水曜日に、青空文庫から抜粋した詩、小説の朗読音声を配信しております。

人間書‪房‬ 朗読する人

    • アート

毎週水曜日に、青空文庫から抜粋した詩、小説の朗読音声を配信しております。

    山川方夫『他人の夏』【朗読】

    山川方夫『他人の夏』【朗読】

    今回、朗読する作品は、山川方夫『他人の夏』です。



    【作品について】

    海岸にあるその町は、夏になると都会から海水浴客がつめかけ、他人の町になる。でも、そこで生まれ育った慎一には他人事でしかない。



    ある日の深夜、仕事を終えた慎一は久しぶりに海で泳ぐ。かなり沖まで来ると、すぐ近くの暗黒の海面に、夜光虫の仄かな光の煙をきらめかせて、何かが動いている。その時「だあれ、あなた」と若い女の声が聞こえて──



    出典:青空文庫

    https://www.aozora.gr.jp/

    • 12分
    佐藤春夫『あじさい』【朗読】

    佐藤春夫『あじさい』【朗読】

    今回、朗読する作品は、佐藤春夫『あじさい』です。



    【作品について】

    ある雨の昼下がり。病床に伏した子どもの傍らで、夫を亡くした女と男が話している。しかし子どもはある気配を感じていて──



    出典:青空文庫

    https://www.aozora.gr.jp/

    • 7分
    大坪砂男『浴槽』【朗読】

    大坪砂男『浴槽』【朗読】

    今回、朗読する作品は、大坪砂男『浴槽』です。



    【作品について】

    アプト式鉄道で軽井沢を目指す探偵作家。車内で向かい合わせになった青年が得意そうに語り始めたのは、ある冬の避暑地で起こった変死事件についてだった──



    出典:青空文庫

    https://www.aozora.gr.jp/

    • 15分
    佐左木俊郎『機関車』【朗読】

    佐左木俊郎『機関車』【朗読】

    今回、朗読する作品は、佐左木俊郎『機関車』です。



    【作品について】

    この作品が書かれた時代、日本では女性が性を商売にすることが合法的に行われていた。それは、貧困ゆえに行われた生きて行くために、身を削る商売でもあった。一方、劣悪な労働環境は労働組合の勃興と弾圧の歴史でもあった。こういった時代を背景に、性を商売にした結果、身体を壊したけれど結局、その商売から抜けられない女と組合活動に参加した結果、その使命感と激しさゆえに幸せな家庭を作れない男の温泉場での奇妙で悲しい交流が描いている。佐左木俊郎の作品らしい、労働文学とも犯罪小説ともつかない奇妙な世界観が展開される。(大野晋)



    出典:青空文庫

    https://www.aozora.gr.jp/

    • 20分
    小酒井不木『遺伝』【朗読】

    小酒井不木『遺伝』【朗読】

    今回、朗読する作品は、小酒井不木『遺伝』です。



     K博士が刑法学者になったのは、無理心中を仕掛けられた過去に理由があるという。

     当時大学を出たばかりだったK博士は、初花という美しい花魁と恋に落ちる。ある晩、初花はそれまで誰にも話したことがないという秘密をK博士に打ち明けた。初花の父は彼女が母の胎内にあるときに殺され、母は初花を産んで100日後に殺されたのだという。

     K博士は好奇心から、初花の両親を殺害した犯人の調査を始めるのだが──



    出典:青空文庫

    https://www.aozora.gr.jp/

    • 11分
    太宰治『令嬢アユ』【朗読】

    太宰治『令嬢アユ』【朗読】

    今回、朗読する作品は、太宰治『令嬢アユ』です。



    11歳年下の小説家志望の友人・佐野は、鮎の解禁日に伊豆の温泉場で出会った美しい宿屋の娘に心惹かれる。帰京した佐野は「私」に旅先で出会ったその令嬢との結婚を考えていると話すが、「私」は話を聞く中で令嬢の正体に気づいてしまい──



    出典:青空文庫

    https://www.aozora.gr.jp/

    • 20分

アートのトップPodcast

土井善晴とクリス智子が料理を哲学するポッドキャスト
J-WAVE
味な副音声 ~voice of food~
SPINEAR
広瀬すずの「よはくじかん」
TOKYO FM
真夜中の読書会〜おしゃべりな図書室〜
バタやん(KODANSHA)
無限まやかし【エンタメ面白解剖ラジオ】
大島育宙/高野水登
VAJAのThe Radio
BSS山陰放送

その他のおすすめ