方言ニュース

糸満市「歩兵第32連隊終焉の地碑」近くで戦時中のものとみられるバッジを発見

2025年8月21日(木)

琉球新報の記事から紹介します。

担当は上地和夫さんです。


戦時中に使われたとみられるバッジのようなものが
糸満市真栄里で見つかり、発見者の那覇市の男性が持ち主や関係者を探しています。


数年前、糸満市真栄里の「歩兵第32連隊終焉の地碑」近くで

土を掘っている際に、表層近くでバッジのようなものを見つけました。

真ちゅう製とみられ、大きさはおよそ3センチ、沖縄本島を、桜の花が囲む図柄で、

裏側には、留め具の土台のようなものがついています。


関係者に返却したいと思い、インターネットで戦時中の校章などを探しましたが、

一致するものは見つかりませんでした。

歩兵第32連隊は山形県出身者が多く、付近には沖縄戦で命を落とした

山形県出身者を慰霊する「山形の塔」もあり、

男性は「もしかしたら山形の方のものかもしれない」などと思いを巡らせています。


沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんは

発見状況などから戦時中のものとみられるとした上で

「当時のもので沖縄がデザインされているのは珍しい。
関係者が見ればすぐに分かるのでは」としています。


バッジについての問い合わせは

琉球新報暮らし報道グループ、電話098(865)5158です。  (了)