#27 「タイ長期混迷の正体とは?『司法クーデター』を読み解く」(ゲスト:外山文子・筑波大学准教授)

Asia Frontline

複雑すぎてなかなか理解しにくいタイ政治。その混迷の経緯と根本原因を、筑波大学准教授の外山文子さんと深掘りします。

タイでは、王室を中心とする「黄色」勢力と、タクシン派の「赤」勢力の対立が長年続き、軍事クーデターも発生してきました。さらに近年では、王室改革を掲げるZ世代を中心とした「オレンジ」勢力が台頭し、新たな局面を迎えています。

こうした長期にわたる政治的混乱の根底には、「司法クーデター」という考え方があると外山さんは指摘します。

勢いを増す「オレンジ」勢力が次期総選挙で勝利した場合、タイ政治にどのような変化が起こるのでしょうか? 王室にメスが入るのか、それとも対外関係に大きなシフトが生じるのか――。タイ政治の今と未来を徹底解説します。

収録日 2025年1月31日

【タイムライン】

0:00 オープニング

1:13 外山先生ご登場〜タイは「民主主義の優等生」?

5:23「赤対黄色」の対立から、「赤・黄色対オレンジ」の対立へ

13:08 政治の混迷で経済低迷に拍車?

17:44 問題の核心「司法クーデター」とは

22:00 王室の関与は

26:53 世界中で模倣される「司法クーデター」

31:24 米中対立の影響、対日外交は?

33:56 タイ政治、今後の見通しは

45:50 おすすめのアジア作品

47:40 エンディング

外山さんおすすめのアジア作品

ベネディクト·アンダーソン著『想像の共同体』(1983年)

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