複雑すぎてなかなか理解しにくいタイ政治。その混迷の経緯と根本原因を、筑波大学准教授の外山文子さんと深掘りします。
タイでは、王室を中心とする「黄色」勢力と、タクシン派の「赤」勢力の対立が長年続き、軍事クーデターも発生してきました。さらに近年では、王室改革を掲げるZ世代を中心とした「オレンジ」勢力が台頭し、新たな局面を迎えています。
こうした長期にわたる政治的混乱の根底には、「司法クーデター」という考え方があると外山さんは指摘します。
勢いを増す「オレンジ」勢力が次期総選挙で勝利した場合、タイ政治にどのような変化が起こるのでしょうか? 王室にメスが入るのか、それとも対外関係に大きなシフトが生じるのか――。タイ政治の今と未来を徹底解説します。
収録日 2025年1月31日
【タイムライン】
0:00 オープニング
1:13 外山先生ご登場〜タイは「民主主義の優等生」?
5:23「赤対黄色」の対立から、「赤・黄色対オレンジ」の対立へ
13:08 政治の混迷で経済低迷に拍車?
17:44 問題の核心「司法クーデター」とは
22:00 王室の関与は
26:53 世界中で模倣される「司法クーデター」
31:24 米中対立の影響、対日外交は?
33:56 タイ政治、今後の見通しは
45:50 おすすめのアジア作品
47:40 エンディング
外山さんおすすめのアジア作品
ベネディクト·アンダーソン著『想像の共同体』(1983年)
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- FrequencyUpdated Monthly
- PublishedFebruary 28, 2025 at 4:12 PM UTC
- Length50 min
- RatingClean