マネジメントの「権限移譲」はなぜ失敗するのか|CULTIBASE Radio|Management #94

CULTIBASE Radio

※今回のラジオは先日開催されたライブイベント「CULTIBASE Radio SPECIAL LIVE:マネジメントの教科書を書き換える」から一部抜粋した内容をお届けします。

CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの94回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「マネジメントの『権限移譲』はなぜ失敗するのか」をテーマにディスカッションしました。

  • 権限であるロール責任を明確化した後に、誰かに任せる時に、任された人が自律的に動き、チームが駆動するにはどうすればいいのかという問いは、マネジメントの悩みの8割程度を占めるのではないかと語る。
  • 権限移譲を上手く遂行するためには、どこからとりかかるといいのだろうか。ミナベは、権限移譲する相手のスキルやポテンシャルやキャリアを鑑みて、マッチングするのがアサインメントの最初のステップだとした上で、「任せたはずなのに、うまく動けていない場合がかなりの確率で発生する」とミナベは述べる。
  • 仕事を任せるにあたって一般的には、「信じて任せ、口を出さないようにすることが大切である」と言われることが多い。しかし、任せただけで権限移譲がうまくいくわけではなく、任せることと支援することを切り分けることが重要だとミナベは提言する。。
  • 仕事を任された直後は、成果や期待値調整が抜け落ちてしまうことがよく起こる。しかし重要なのは、権限移譲をする際には、任せたと伝えるだけではなく、権限移譲した相手がうまくロールに対する責任を果たせるようになるまで、権限移譲した相手へのコーチングや助言の支援を行っていくことなのだとミナベは言う。
  • またミナベは、権限移譲したことを何度も繰り返し伝え続けることも重要だと話す。それは権限移譲した相手だけでなく、周囲の人にも同様であり、そうしなければ権限移譲をしたはずなのに、いつまでも前任者である自分に確認の連絡が来ることになってしまうためである。ミナベはその際のポイントとして、権限移譲をした事実だけでなく、その理由もセットで伝えることを挙げる。

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▼CULTIBASE Radio SPECIAL LIVE:マネジメントの教科書を書き換える

https://www.cultibase.jp/videos/10745

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