UTSUKEN Radio

チーム宇都宮けんじ

弁護士であり市民運動家でもある宇都宮けんじが、各界からゲストをお呼びして、いま社会で起こっている様々な問題について対話を重ねていきます。Original Jingle by mimlus naito akiko

エピソード

  1. なぜ日本は難民を拒むのか──入管法「改悪」を阻止するために(ゲスト:安田菜津紀さん・エリザベスさん・青山明弘さん)UTSUKEN Monthly Talk Session vol.006

    2021/04/29

    なぜ日本は難民を拒むのか──入管法「改悪」を阻止するために(ゲスト:安田菜津紀さん・エリザベスさん・青山明弘さん)UTSUKEN Monthly Talk Session vol.006

    命の危険があり、保護を求めて逃れてきた人々を迫害し続ける国・日本。難民認定率はわずか0.4%と異常な低さに留まり、申請者を入管施設に閉じ込め、死に至らしめている。 その現状を改善するどころか、真逆の方向を向いた「改悪」でしかない入管法改定案が現在、国会で審議されている。この法案を阻止するために、私たちにできることは何か。 長年この問題に取り組んでこられたフォトジャーナリストの安田菜津紀さんと、自身も当事者でありながら支援活動を続けるナイジェリア出身のエリザベスさん、社会起業家の青山明弘さんを迎え、宇都宮けんじとともに考えます。 ───────────────────────── ▼ 登壇者プロフィール 安田菜津紀(やすだ・なつき) NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト 1987年神奈川県生まれ。NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)所属フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-』(日本写真企画)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。 Web:https://d4p.world/ YouTube:https://www.youtube.com/c/DialogueforPeople Twitter:https://twitter.com/dialogue4ppl エリザベス・アルオリオ・オブエザ  ナイジェリアの少数民族出身。地域の悪習である女性器切除から逃れ、1991年に観光ビザで初来日。2006年に入管に出頭して在留許可を申請したが認められず、11年と16年に2度収容された。現在は仮保釈の身ながら毎日のように入管施設に通い、被収容者の支援を続ける。 青山明弘(あおやま・あきひろ) ピープルポート株式会社 代表取締役社長 1990年生まれ。カンボジアで、内戦経験者へインタビューした事をきっかけに、ソーシャルビジネスでの戦争・紛争解決、および被害者の支援を志す。新卒で株式会社ボーダレス・ジャパンに入社。東京のボーダレスハウス事業部で1年半、その後ボーダレスハウス台湾支店の立ち上げへ。2年で黒字化し、帰国後日本へ逃れてきた難民のために、ピープルポート株式会社を創業。環境負荷ゼロ、難民ゼロを目指すエシカルパソコン「ZERO PC」の販売を通じて、事業の拡大を図っている。 Web:https://peopleport.jp/ ZERO PC:https://zeropc.jp/ 宇都宮 健児(うつのみや・けんじ) 1946年愛媛県生まれ。1969年東京大学法学部中退、司法修習所入所。1971年弁護士登録、東京弁護士会所属。弁護士として、クレジット・サラ金問題に早くから取り組み、多重債務に苦しむ多くの人を助けてきた。また、反貧困ネットワーク代表世話人として、貧困問題の解決に向けた運動にも取り組んでいる。 ───────────────────────── ▼カンパ先のご案内 ・安田さんご所属の「Dialogue for People」へのカンパ先 https://d4p.world/donate/ ・エリザベスさんを含む難民の方々の支援団体へのカンパ先 *「④【支援団体や仮放免者個人への募金/カンパ】」 をご覧ください。 https://freeushikuweb.jimdofree.com/%E3%81%BE%E3%81%9A%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8/ ───────────────────────── 今回は「うつけんスクール特別版」として、うつけんスクールの受講生と一緒に企画し、お送りしております。 うつけんスクールは、今年1月からスタートした宇都宮けんじ主宰のオンラインスクールです。日本全国・世界各地にお住まいの200名以上の方に受講いただいています。スクール生の受付は満員のためすでに終了しておりますが、「講義のアーカイブの視聴だけでもしたい」というご要望を多数いただき、アーカイブ視聴会員の受け付けをスタートしております。ご興味がある方は下記HPより詳細をご覧ください。 うつけんスクール公式サイト:https://sites.google.com/view/utsukenschool2021/ ───────────────────────── [credit] produced by Team Utsunomiyakenji designed by Yu Kinoshita https://umibe.pb.online/ original jingle by mimlus naito akiko http://naitoakiko.com/

    1時間55分
  2. 原発を止める──脱原発とクリーンエネルギーの現在(ゲスト:海渡雄一さん・竹村英明さん)

    2021/03/31

    原発を止める──脱原発とクリーンエネルギーの現在(ゲスト:海渡雄一さん・竹村英明さん)

    脱原発運動の最前線で闘う海渡雄一さんと竹村英明さんをお呼びして、脱原発のための訴訟と、原発の代替案としてのクリーンエネルギーについてお話を伺います。 ▼ゲストレクチャーの発表資料は下記よりダウンロードいただけます。 海渡雄一さん:報告レジュメ 海渡雄一さん:『憲法研究』2020年5月号 竹村英明さん発表資料 ▼ 登壇者プロフィール 竹村英明(たけむら・ひであき) 1951年広島生まれ。国会議員秘書や国際環境保護団体グリーンピースを経験。環境エネルギー政策研究所、飯田市での地域エネルギー事業、エナジーグリーンでの環境価値取引事業の後、2014年に市民電力連絡会設立。2015年再エネ発電会社であるイージーパワー(株)設立、代表取締役。2017年電力小売のグリーンピープルズパワー(株)設立、代表取締役。2019年に小売電気事業登録。 海渡 雄一(かいど・ゆういち) 1955年生まれ。1981年弁護士登録。原発訴訟に取り組み、脱原発弁護団全国連絡会共同代表。刑務所内の人権問題に取り組み、多数の監獄人権訴訟を担当し、NPO法人監獄人権センター代表。盗聴法、共謀罪、秘密保護法などの制定反対運動、制定後の廃止運動に取り組み、日弁連秘密保護法対策本部副本部長、共謀罪対策本部副本部長。2010年4月から2年間、宇都宮健児会長の下で、日弁連事務総長を務め、東日本大震災後の被災者の法的救援課題に取り組んだ。 宇都宮 健児(うつのみや・けんじ) 1946年愛媛県生まれ。1969年東京大学法学部中退、司法修習所入所。1971年弁護士登録、東京弁護士会所属。弁護士として、クレジット・サラ金問題に早くから取り組み、多重債務に苦しむ多くの人を助けてきた。また、反貧困ネットワーク代表世話人として、貧困問題の解決に向けた運動にも取り組んでいる。

    2時間1分
  3. 市民が革命を起こすとき──アメリカのプログレッシブに学ぶ市民運動のこれから(ゲスト:佐久間裕美子さん)

    2021/01/26

    市民が革命を起こすとき──アメリカのプログレッシブに学ぶ市民運動のこれから(ゲスト:佐久間裕美子さん)

    驚天動地の政権交代から4年、アメリカに破壊と混沌をもたらしたトランプ政権が1月20日に終わり、あたらしくバイデン政権が始まった。一度はどん底に陥ったアメリカ社会だが、今回の大統領選でのバイデン氏勝利により、もう一度、傷ついた社会の修復へと向かおうとしている。 その変革を支えたのが、ほかでもない市民たちによるグラスルーツの運動であるということを肌身に感じているのが、ニューヨーク在住の文筆家、佐久間裕美子さん。12月15日、バイデン氏の正式な勝利が確定したその日に上梓した新刊『Weの市民革命』(朝日出版社)では、「プログレッシブ」と呼ばれる市民が消費者として力強く運動を起こし、ダイナミックに大企業を変革していった様々な事例を紹介するとともに、トランプ大統領やコロナ禍がそうした市民運動を開花させる大きな契機となったことを描き出し、話題となっている。 なぜ、アメリカには政府や大企業を動かすほどの市民運動が育っていったのか。そして、アメリカと比較しても市民運動に力強さが不足する日本において、そうした変革の担い手となる市民や消費者を育てていくためには、何が必要なのか。かねてより日本における市民運動の可能性を追究してきた宇都宮けんじが、ゲストに佐久間裕美子さんをお招きし、議論する。 ▼ 登壇者プロフィール 佐久間 裕美子(さくま・ゆみこ) 文筆家。1973年生まれ。慶應義塾大学卒業、イェール大学大学院修士課程修了。1996年に渡米し、1998年よりニューヨーク在住。出版社、通信社などでの勤務を経て2003年に独立。カルチャー、ファッションから政治、社会問題まで幅広いジャンルで、インタビュー記事、ルポ、紀行文などを執筆する。著書に『Weの市民革命』『ヒップな生活革命』(朝日出版社)、『真面目にマリファナの話をしよう』(文藝春秋)、『My Little New York Times』(NUMABOOKS)、『ピンヒールははかない』(幻冬舎)、翻訳書に『テロリストの息子』(朝日出版社)。ポッドキャスト「こんにちは未来」(若林恵と。黒鳥社より3冊書籍化)、「もしもし世界」(eriと)の配信や『Sakumag Zine』(これまでに3冊)の発行、ニュースレター「Sakumag」の発信といった活動も続けている。 宇都宮 健児(うつのみや・けんじ) 1946年愛媛県生まれ。1969年東京大学法学部中退、司法修習所入所。1971年弁護士登録、東京弁護士会所属。弁護士として、クレジット・サラ金問題に早くから取り組み、多重債務に苦しむ多くの人を助けてきた。また、反貧困ネットワーク代表世話人として、貧困問題の解決に向けた運動にも取り組んでいる。

    1時間25分
  4. 欧州のグリーン・リカバリー政策に学ぶ(ゲスト:岸本聡子さん)

    2020/12/16

    欧州のグリーン・リカバリー政策に学ぶ(ゲスト:岸本聡子さん)

    新型コロナウイルスの世界的流行で注目を集める「グリーン・リカバリー」政策。パンデミックによる経済疲弊からの回復を、グリーンニューディールによって実現するというこの政策は、主に欧州を中心に導入されつつあります。 とりわけ、地方自治から国を変えていくためには、グリーン・リカバリーの担い手が国家や国際機関ではなく、都市や地方自治体であるべきです。そこで今回、地方自治体発の民主主義的ムーブメントを紹介した著書『水道、再び公営化!』(集英社新書)で注目を集める岸本聡子さんをお招きし、欧州の地方自治体で行われている様々な緑の政策についてお話しいただきながら、日本でのグリーン・リカバリーの可能性について宇都宮けんじとともに議論していただきます。 ▼タイムテーブル 0:12 オープニング|4:50 岸本さんより欧州のグリーン・リカバリーについてレクチャー|18:15 対談|1:31:30 エンディング ▼ 登壇者プロフィール 岸本 聡子(きしもと・さとこ) 環境NGO A SEED JAPANを経て、2003年よりオランダ、アムステルダムを拠点とする政策シンクタンク「トランスナショナル研究所」(TNI)に所属。経済的公正プログラム、オルタナティブ公共政策プロジェクトの研究員。公共政策、公共サービス、公共投資についての政策提言を行う。水(道)の商品化、私営化に対抗し、公営水道サービスの改革と民主化のための政策研究、キャンペーン、支援活動の他、水道再公営化トラッカー、エネルギーデモクラシー、トランスフォーマティブ・シティープロジェクトなど進行中。編著「再公営化という選択:世界の民営化の失敗から学ぶ」は全文をインターネット公開。共著『安易な民営化のつけはどこに -先進国に広がる再公営化の動き』(2018年イマジン出版)、著書『水道、再び公営化!欧州・水の闘いから日本が学ぶこと』(2020年集英社新書)がある。 宇都宮 健児(うつのみや・けんじ) 1946年愛媛県生まれ。1969年東京大学法学部中退、司法修習所入所。1971年弁護士登録、東京弁護士会所属。弁護士として、クレジット・サラ金問題に早くから取り組み、多重債務に苦しむ多くの人を助けてきた。また、反貧困ネットワーク代表世話人として、貧困問題の解決に向けた運動にも取り組んでいる。 Original Jingle by mimlus naito akiko

    1時間32分

評価とレビュー

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番組について

弁護士であり市民運動家でもある宇都宮けんじが、各界からゲストをお呼びして、いま社会で起こっている様々な問題について対話を重ねていきます。Original Jingle by mimlus naito akiko