福島中央テレビ

三連休の福島県内熊の被害相次ぐ 喜多方市では熊がカーテン引き裂く 南会津町では高齢者施設内に侵入

「三連休の福島県内熊の被害相次ぐ 喜多方市では熊がカーテン引き裂く 南会津町では高齢者施設内に侵入」 この3連休、福島県内の各地では熊の被害が相次ぎ警察が注意を呼びかけています。 14日夜に熊が現れたのは、喜多方市山都町の阿賀川近くです。 *小林瑞記者 「住宅が立ち並ぶこの場所でクマの被害がありました。飼い犬の泣き声に気づき窓を開けたところ、クマがいたということです。」 14日午後9時すぎ、この家に住む男性(30代)が飼い犬の鳴き声に気が付き窓を開けたところ、窓の外から体長およそ1.5メートルの熊がカーテンを引き裂いたといいます。 男性によると熊は窓に手を入れ家に入ろうとしてくるなど揉み合いになりましたが、何とか窓を閉めることができ男性にけがはありませんでした。 一方で、男性が外で飼っていた犬はけがをしその後、死んだということです。 そして13日は南会津町でも。 *男性「熊が施設に入ってきた」 こう警察に通報したのは、南会津町田部の高齢者介護施設の従業員です。 13日午前6時半頃、施設の職員が窓の外に体長1メートルほどの熊1頭を発見。 その後、熊は窓ガラスを割って施設内に侵入したということです。 当時、施設内には入居者と職員あわせて7人がいましたが、それぞれの部屋に閉じこもり全員無事でした。 熊はリビングをうろついたあと外に逃げたとみられ、警察が付近の警戒を行うとともに町が捕獲用のわなを設置しました。 県内では熊の目撃件数が過去最多のペースで推移していて、警察が注意を呼びかけています。