絶滅危惧ラジオ~拝啓、絶滅の淵から~

絶滅危惧ラジオ

「ライチョウ調査って、実際どんなことをしているの?」「絶滅危惧種を守るために、私たちに何ができるんだろう?」 そんな疑問に、保護活動の最前線から届くリアルな声と、科学的な視点でお応えするのが「絶滅危惧ラジオ~拝啓、絶滅の淵から~」です。 難しい話は少し脇に置いて、まずは知ることから。自然環境の現状を理解し、自然環境保護のこれからを一緒に考えてみませんか?

  1. 7月17日

    [2-7]「専門家の勘」は信じるな。トキの事例に学ぶ科学的アプローチの重要性[ライチョウ移植事業編]#11

    中央アルプスでのライチョウ移植事業はヒナの全滅という失敗から始まりました。その悲劇的な結果は、移植“後”の問題ではなく、全ての計画の前提となる移植“前”の杜撰な評価にあったのかもしれません。今回は主に移植先の生息地における事前評価の重要性について話しています。• 0:00 オープニング • 0:43 環境収容力について • 1:44 環境省による中央アルプスでの縄張り調査と実施時期 • 3:45 縄張り数による個体数推定と、羽田健造氏の過去調査 • 4:44 羽田氏による縄張り直径600m想定の理由 • 5:58 環境省報告書における食性調査 • 7:06 食性の種類の多さとライチョウ生息の関係 • 8:16 環境省の縄張り調査 • 10:20 海外研究での縄張り変動について • 12:40 日本のライチョウ移植事業とIUCNガイドラインの不一致 • 13:46 生物間相互作用の説明 • 14:58 ライチョウ不在による中央アルプス生態系の変化の可能性 • 16:11 IUCNガイドラインとトキの再導入事例 • 20:17 IUCNガイドラインとライチョウ移植プロトコルの重視点 • 23:23 絶滅回避の困難さと海外ガイドライン活用の重要性 • 25:32 海外ガイドラインの具体的な注意点と今後の番組予告 シーズン2で取り上げている長野さんの論文はこちらhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/hozen/27/1/27_2031/_pdf/-char/ja ◆毎週木曜日配信予定◆ 【おたよりフォーム】番組の感想や要望は以下のおたよりフォーム、またはXで”#絶滅危惧ラジオ”までお願いします! https://forms.gle/51PmdHQTKDZUcu2y9 【講演依頼など】 お仕事や講演依頼などは以下のアドレスまで zetsumetsukigu.radio@gmail.com

    31 分鐘

簡介

「ライチョウ調査って、実際どんなことをしているの?」「絶滅危惧種を守るために、私たちに何ができるんだろう?」 そんな疑問に、保護活動の最前線から届くリアルな声と、科学的な視点でお応えするのが「絶滅危惧ラジオ~拝啓、絶滅の淵から~」です。 難しい話は少し脇に置いて、まずは知ることから。自然環境の現状を理解し、自然環境保護のこれからを一緒に考えてみませんか?