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“参加”を通じて子どもの体験格差解消へ 「やってみたい」を社会全体で応援

「“参加”を通じて子どもの体験格差解消へ 「やってみたい」を社会全体で応援」 「子どもの体験格差をなくそう」という取り組み。名だたる企業が子どもたちの冒険を後押ししています。週末、日本航空で開かれた体験会。パイロットの制服を着てみたり、ビジネスクラスのシートに座ってみたり。さらに機内食の試食も。普段はなかなかできない体験に、参加した子どもたちも興味津々の様子。スタッフと回る格納庫見学では、説明を受けながら飛行機を間近で見ることもできました。参加した家族は、「この子がちょっと飛行機が嫌いで、とても怖がっているんですけど、今日来てみて、ちょっとでもその怖い気持ちがなくなってくれればと思って」「(Q.飛行機が苦手なのは変わった?)短い距離なら乗ってみてもいい」と話し、別の参加者からも「いろんな体験とかいろんな人に出会って、将来自分がどんな人になりたいかなとか、どんな仕事をしたいかなとか考えるきっかけになってくれたらいいなと」といった声がありました。この体験会は、NPO法人フローレンスが子どもたちに体験の機会を作る活動「こども冒険バンク」の一環です。家庭環境や経済的な理由などから、子どもの体験機会に差が生まれる「体験格差」。フローレンスでは、こうした格差をなくそうと一定の条件を満たす家族に対し、様々な体験を無料で提供していて、これまで27の企業と協力してきました。日本航空 マイレージ事業部・相良恵利香さん:実際にお子さまが楽しんでいる様子を近くで見ると、ああやってよかったなというふうに思いますし、今日のような体験を通じて飛行機を少しでも身近に感じていただくことで、JALとして提供できる何か価値が社会のみなさまに届けられたらいいなと。フローレンスは、今後も体験の提供を通じて参加する家族と社会のつながりを広げていきたいと言います。認定NPO法人フローレンス・前田晃平さん:子どものやってみたいという気持ちを社会全体で応援できるようになりたいと思っていて、それがこの事業の大きな狙いの1つ。