早稲田大学Podcasts 博士一歩前

早稲田大学広報室
早稲田大学Podcasts 博士一歩前

この番組は、早稲田大学の研究者たちが日々の研究活動を通じて得た深い世界や、社会を理解する視点を広く伝えることを目的としています。 人文科学系、社会科学系の領域を中心に、「知の扉」の手前から扉の向こうへの一歩前進を後押しする、「入門一歩前」を探求します。 学びへの意欲を持続させる社会人、大学院進学を検討する学生、第一線で活躍する研究者など知への好奇心に溢れた方々に向けて、異分野のアプローチから得られる「ひらめき」「セレンディピティ」を通じて、学問や世の中への関心を深めるきっかけを提供します。

  1. Vol.8 政治経済学(2/2)/【政治と経済に垣根は必要か?】冷静な社会制度分析の重要性/ 浅古泰史准教授

    12/19/2024

    Vol.8 政治経済学(2/2)/【政治と経済に垣根は必要か?】冷静な社会制度分析の重要性/ 浅古泰史准教授

    早稲田大学政治経済学術院の浅古泰史准教授をゲストに、「理論で紐解く政治と経済の結びつき」をテーマにお届けします。 後編では、浅古先生がゲーム理論を政治学に応用する道に進み、政治のゲーム理論を一生の研究トピックにすると決意した経緯や政治学と接点を持ったきっかけ、さらに現在のリサーチクエスチョンについてお話しいただきます。 「政治は社会とか人間の営みの中で、一番人間の善良な部分と醜悪な部分が出てくるところだと考えている」と語る浅古先生。 ドナルド・トランプの当選や、少数党政権としての石破内閣などを例に、現在研究している政治的分極化と、独裁下における政治的エリートたちの行動の分析について解説し、さらにこれからの「政治経済学」の今後の展望・期待感についてもお聞きします。 政治と経済の密接なつながりを踏まえ、これらの問題が社会全体にどのような波及効果をもたらすのか?数多くの書籍出版を通じて世の中に伝えたい思いなどについても語っていただきました。 書き起こしは https://www.waseda.jp/top/other/107227 をご覧ください。 ゲスト:浅古 泰史 1978年生まれ。2001年に慶應義塾大学経済学部を卒業。2003年に一橋大学で修士号(経済学)取得後、2009年にウィスコンシン大学マディソン校でPh.D.(経済学)取得。日本銀行金融研究所エコノミストなどを経て2015年から早稲田大学政治経済学術院の准教授として現職。現在の専門は、政治経済学、数理政治学、および応用ゲーム理論。主著に『政治の数理分析入門』(2016年/木鐸社)や『ゲーム理論で考える政治学』(2018年/有斐閣)、『やさしい経済学:政治のゲーム理論分析』 (2021年/日本経済新聞)、『この社会の「なぜ?」をときあかせ!謎解きゲーム理論 (未来のわたしにタネをまこう) 』(2024年/大和書房)など。 ホスト:城谷 和代 研究戦略センター准教授。専門は研究推進、地球科学・環境科学。 2006年 早稲田大学教育学部理学科地球科学専修卒業、2011年 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了 博士(理学)、2011年 産業技術総合研究所地質調査総合センター研究員、2015年 神戸大学学術研究推進機構学術研究推進室(URA)特命講師、2023年4 月から現職。

    19 min
  2. Vol.8 政治経済学(1/2)/ 【ノーベル経済学賞が示す未来への道】政治制度が経済的繁栄に与える影響/ 浅古泰史准教授

    12/12/2024

    Vol.8 政治経済学(1/2)/ 【ノーベル経済学賞が示す未来への道】政治制度が経済的繁栄に与える影響/ 浅古泰史准教授

    今回と次回の二回に渡り、早稲田大学政治経済学術院の浅古泰史准教授をゲストに、「理論で紐解く政治と経済の結びつき」をテーマにお届けします。 2024年、ノーベル経済学賞を受賞したダロン・アセモグル教授らの『社会制度が国家の繁栄に与える影響及び制度の形成に関する研究』によって、政治経済学という分野が世界的に大きな注目を集めています。 「政治制度がどのように経済の発展に影響を与えるか」 政治経済学の研究における数理的アプローチの意義と、その応用例として、政治制度、民主化のプロセス、ポピュリズム政治家の行動原理、多選禁止制の影響などをゲーム理論を使って解説。さらに、数理分析を通じて現代社会の課題にアプローチし、制度改革の哲学的背景やその限界についても考察します。 書き起こしは https://www.waseda.jp/inst/research/news/79203 をご覧ください。 ゲスト:浅古 泰史 1978年生まれ。2001年に慶應義塾大学経済学部を卒業。2003年に一橋大学で修士号(経済学)取得後、2009年にウィスコンシン大学マディソン校でPh.D.(経済学)取得。日本銀行金融研究所エコノミストなどを経て2015年から早稲田大学政治経済学術院の准教授として現職。現在の専門は、政治経済学、数理政治学、および応用ゲーム理論。主著に『政治の数理分析入門』(2016年/木鐸社)や『ゲーム理論で考える政治学』(2018年/有斐閣)、『やさしい経済学:政治のゲーム理論分析』 (2021年/日本経済新聞)、『この社会の「なぜ?」をときあかせ!謎解きゲーム理論 (未来のわたしにタネをまこう) 』(2024年/大和書房)など。 ホスト:城谷 和代 研究戦略センター准教授。専門は研究推進、地球科学・環境科学。 2006年 早稲田大学教育学部理学科地球科学専修卒業、2011年 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了 博士(理学)、2011年 産業技術総合研究所地質調査総合センター研究員、2015年 神戸大学学術研究推進機構学術研究推進室(URA)特命講師、2023年4 月から現職。

    30 min
  3. Vol.7 政治学方法論(2/2)/【研究の枠を超えろ】世の中の課題を解決する社会実装への挑戦/山本鉄平教授

    11/28/2024

    Vol.7 政治学方法論(2/2)/【研究の枠を超えろ】世の中の課題を解決する社会実装への挑戦/山本鉄平教授

    早稲田大学政治経済学術院の山本鉄平教授をゲストに、「因果革命で切り拓かれた、人文社会科学での数理的素養の可能性」の後編をお届けします。 「真に科学的に証明されている事柄は実はごく少ない」と気づき、「どうしたらクオリティの高いエビデンスを積み上げられるのか?」という課題感から研究者を志すようになった学生時代や、 アメリカに渡った後の大学院時代に「政治学方法論」という分野との出会いや専攻に至った理由などのエピソードについてお話いただきます。 また、国際的に活躍してきた山本教授が新たに日本という舞台を選んだ理由についてもお話いただくとともに、政治学の枠を超える研究と社会課題の解決やAI・データサイエンスとのコラボレーションの重要性、因果推論の観点から世の中の課題を解明することの意義についても語っていただきます。 書き起こしは https://www.waseda.jp/top/other/106488 をご覧ください。 ゲスト:山本 鉄平 2006年に東京大学教養学部を卒業。2011年にプリンストン大学政治学部で博士号を取得。2024年までマサチューセッツ工科大学(MIT)政治学部教授を務め、同年6月より早稲田大学政治経済学術院教授に就任。政治・社会データ分析における計量的および統計的手法の開発と応用に幅広い関心を持ち、特に因果推論、社会調査、実験計画のための統計的方法論に精通している。American Journal of Political Science や American Political Science Review など、世界的に権威のある主要ジャーナルに多数の論文が掲載されており、2024年8月時点で日本国内の政治学研究者の中で最も論文が引用されている研究者として、政治学分野に大きな貢献をしている。 ホスト:島岡 未来子 研究戦略センター教授。専門は研究戦略・評価、非営利組織経営、協働ガバナンス、起業家精神教育。2013年早稲田大学公共経営研究科博士課程修了、公共経営博士。文部科学省EDGEプログラム、EDGE-NEXTプログラムの採択を受け早稲田大学で実施する「WASEDA-EDGE 人材育成プログラム」の運営に携わり、2019年より事務局長。2021年9月から、早稲田大学研究戦略センター教授。

    21 min
  4. Vol.7 政治学方法論(1/2)/ 【人文社会科学が評価される時代】北米テック企業で重宝される数理的スキルの可能性/山本鉄平教授

    11/14/2024

    Vol.7 政治学方法論(1/2)/ 【人文社会科学が評価される時代】北米テック企業で重宝される数理的スキルの可能性/山本鉄平教授

    今回と次回は早稲田大学 政治経済学術院 の山本鉄平教授をゲストに、「因果革命で切り拓かれた、人文社会科学での数理的素養の可能性」をテーマにお届けします。 「政治をデータを使って分析するための方法」について研究する『政治学方法論』中でも統計学の一分野である『因果推論』の理論を用いた研究が専門分野の山本教授。 近年よく使われている『エビデンス』という言葉をキーワードに、社会科学や人文科学だけでなく、伝統的な理系分野の統計学からも重要視される『因果推論』の概念や歴史に注目し、現在大統領選で注目を集める「アメリカの政治とメディアの関係」を例に、過去実際に行った実験データを紹介します。 また海外、特にアメリカでの研究キャリアの長い山本教授が「数理的スキルやコミュニケーション能力を評価され、企業や政府での就職が魅力的な選択肢となっている」「NetflixやUberといった企業に就職する例もある」と語る、日本とアメリカの人文社会科学関係の博士号取得者のキャリアにおける評価の違い、これからの可能性についても伺います。 書き起こしは https://www.waseda.jp/top/other/106065 をご覧ください。 ゲスト:山本 鉄平 2006年に東京大学教養学部を卒業。2011年にプリンストン大学政治学部で博士号を取得。2024年までマサチューセッツ工科大学(MIT)政治学部教授を務め、同年6月より早稲田大学政治経済学術院教授に就任。政治・社会データ分析における計量的および統計的手法の開発と応用に幅広い関心を持ち、特に因果推論、社会調査、実験計画のための統計的方法論に精通している。American Journal of Political Science や American Political Science Review など、世界的に権威のある主要ジャーナルに多数の論文が掲載されており、2024年8月時点で日本国内の政治学研究者の中で最も論文が引用されている研究者として、政治学分野に大きな貢献をしている。 ホスト:島岡 未来子 研究戦略センター教授。専門は研究戦略・評価、非営利組織経営、協働ガバナンス、起業家精神教育。2013年早稲田大学公共経営研究科博士課程修了、公共経営博士。文部科学省EDGEプログラム、EDGE-NEXTプログラムの採択を受け早稲田大学で実施する「WASEDA-EDGE 人材育成プログラム」の運営に携わり、2019年より事務局長。2021年9月から、早稲田大学研究戦略センター教授。2022年2月から、アントレプレナーシップセクション副所長 兼任。

    32 min
  5. Vol.6 ゲーム理論(2/2)/【国際間コラボレーション + AI】異分野交流で切り拓く新理論の探求 / 船木由喜彦教授

    10/24/2024

    Vol.6 ゲーム理論(2/2)/【国際間コラボレーション + AI】異分野交流で切り拓く新理論の探求 / 船木由喜彦教授

    早稲田大学 政治経済学術院 の船木由喜彦教授をゲストに、「ゲーム理論の現在地とこれから」の後編をお届けします。 船木教授は、「ゲーム理論」の学会がない頃から、国際的な研究集会に第1回目から参加されるなど、常に研究の最前線に身を置いてきました。 世界的にも珍しい早稲田大学内にある「ゲーム理論」の実験環境の紹介や、船木教授が現在注力されている研究テーマなど様々な話を聞きました。 船木教授自身も「世界的にも新しい理論の構築が必要ではないか」と語られるように、新たな研究フェーズに入った「ゲーム理論」。教授が考える異分野と連携した実験や研究の重要性、次世代の研究者へ向けた情熱的なメッセージも必聴です。 書き起こしは、 https://www.waseda.jp/top/other/104942 からご覧ください。 ゲスト:船木 由喜彦 1985年東京工業大学にて博士号を取得。 東洋大学経済学部教授を経て、1998年より現職 早稲田大学政治経済学術院教授に。Mathematical Social Sciences や Journal of Mathematical Economicsなど、国際学術誌の編集委員も務める。専門は、協力ゲーム理論、実験経済学。日本経済学会、日本OR学会、国際ゲーム理論学会、ESA(実験経済学学会)に所属。著書 『 演習ゲーム理論』(新世社, 2004年)『はじめて学ぶゲーム理論』(新世社, 2014年) など。 ホスト:島岡 未来子 研究戦略センター教授。専門は研究戦略・評価、非営利組織経営、協働ガバナンス、起業家精神教育。2013年早稲田大学公共経営研究科博士課程修了、公共経営博士。文部科学省EDGEプログラム、EDGE-NEXTプログラムの採択を受け早稲田大学で実施する「WASEDA-EDGE 人材育成プログラム」の運営に携わり、2019年より事務局長。2021年9月から、早稲田大学研究戦略センター教授。2022年2月から、アントレプレナーシップセクション副所長 兼任。

    27 min
  6. Vol.6 ゲーム理論(1/2)/ 【紛争や環境問題が陥る囚人のジレンマ】 最も合理的な意思決定を導く数理的なアプローチの探求/ 船木由喜彦教授

    10/10/2024

    Vol.6 ゲーム理論(1/2)/ 【紛争や環境問題が陥る囚人のジレンマ】 最も合理的な意思決定を導く数理的なアプローチの探求/ 船木由喜彦教授

    今回と次回の二回に渡って、早稲田大学 政治経済学術院 の船木由喜彦教授をゲストに、「ゲーム理論の現在地とこれから」をテーマにお届けします。 船木教授は、相互依存関係における意思決定を数理的に分析する「ゲーム理論」の専門家です。プレイヤーの行動が他者に与える影響や、最も利得を最大化する行動を探るこの理論は、金銭的な利益だけでなく、幸福度などの概念も含めて扱います。 地球の環境問題や家電量販店同士の価格競争を例に、「ゲーム理論」における代表的な概念「囚人のジレンマ」や「ナッシュ均衡」に注目しながら、様々なシーンで最も良い決断を行うために活用されるゲーム理論の面白さや役割について深掘りしていきます。 また、「人間の行動と理論は乖離する可能性がある」と考える船木教授の「ゲーム理論」の実験と研究の重要性、その取り組みへの情熱についてお話を伺います。 書き起こしは、 https://www.waseda.jp/top/other/104752 からご覧ください。 ゲスト:船木 由喜彦 1985年東京工業大学にて博士号を取得。 東洋大学経済学部教授を経て、1998年より現職 早稲田大学政治経済学術院教授に。Mathematical Social Sciences や Journal of Mathematical Economicsなど、国際学術誌の編集委員も務める。専門は、協力ゲーム理論、実験経済学。日本経済学会、日本OR学会、国際ゲーム理論学会、ESA(実験経済学学会)に所属。著書 『 演習ゲーム理論』(新世社, 2004年)『はじめて学ぶゲーム理論』(新世社, 2014年) など。 ホスト:島岡 未来子 研究戦略センター教授。専門は研究戦略・評価、非営利組織経営、協働ガバナンス、起業家精神教育。2013年早稲田大学公共経営研究科博士課程修了、公共経営博士。文部科学省EDGEプログラム、EDGE-NEXTプログラムの採択を受け早稲田大学で実施する「WASEDA-EDGE 人材育成プログラム」の運営に携わり、2019年より事務局長。2021年9月から、早稲田大学研究戦略センター教授。2022年2月から、アントレプレナーシップセクション副所長 兼任。

    29 min
  7. Vol.5 国際関係論(2/2)/【異なる価値観と共存する作法】アジアから目指す国際平和への学術貢献 / 多湖淳教授

    07/18/2024

    Vol.5 国際関係論(2/2)/【異なる価値観と共存する作法】アジアから目指す国際平和への学術貢献 / 多湖淳教授

    前回に引き続き、早稲田大学政治経済学術院の多湖淳教授をゲストに、「国際政治を科学する。理論とデータで導く国際平和への処方箋」をテーマにお届けします。 後編のエピソードでは、多湖先生が「国際関係論」という学問領域に興味を持つきっかけとなった中学時代のエピソードから、オスロ国際平和研究所で日本人として国際研究機関に関わるまでの経緯、さらには、海外での研究経験から課題意識を持つようになった欧米が学問の中心となっている「国際関係論」を、アジア・太平洋の視点から発信していくことの重要性について触れてもらいました。 「歴史も価値観も違う他者と自分を認め合い、一つの地球で不満を蓄積させず共存する方法はあるのか?」 「国際関係論」研究の最前線の立場から国際社会における対立を防ぐ他者との関係構築について考えるエピソードをお届けします。 書き起こしは、 https://www.waseda.jp/top/other/102848 からご覧ください。 ゲスト:多湖 淳 1976年生まれ。1999年東京大学教養学部卒業。2004年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。2007年東京大学より博士(学術)取得。令和元年度日本学術振興会賞受賞。神戸大学大学院法学研究科教授、オスロ平和研究所グローバルフェローなどを経て、現在、早稲田大学政治経済学術院教授。専門は国際関係論。著書:『武力行使の政治学──単独と多角をめぐる国際政治とアメリカ国内政治』(千倉書房 2010年)、『戦争とは何か──国際政治学の挑戦』(中公新書 2020年)、『政治学の第一歩 新版』(有斐閣 2020年 共著)など。 ホスト:城谷 和代 研究戦略センター准教授。専門は研究推進、地球科学・環境科学。 2006年 早稲田大学教育学部理学科地球科学専修卒業、2011年 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了 博士(理学)、2011年 産業技術総合研究所地質調査総合センター研究員、2015年 神戸大学学術研究推進機構学術研究推進室(URA)特命講師、2023年4 月から現職。

    20 min
  8. Vol.5 国際関係論(1/2)/【争いを避けるプロセスの探求】オープンサイエンスで目指す世界平和を導く理論 / 多湖淳教授

    07/11/2024

    Vol.5 国際関係論(1/2)/【争いを避けるプロセスの探求】オープンサイエンスで目指す世界平和を導く理論 / 多湖淳教授

    今回と次回は国際関係論の分野にフォーカスし、早稲田大学政治経済学術院の多湖淳教授をゲストに「国際政治を科学する。理論とデータで導く国際平和への処方箋」をテーマにお届けします。 最新の国際関係論の研究データは、世界中の研究者が自由にアクセスして検証できるようになっており、AI技術の活用で「来月、紛争が起こる確率」なども、天気予報のように予測が可能になりました。 再び起きる性格の強い紛争を学問の対象とし、違う立場の国や人々の間の協力関係を維持するための理論の確立を目指して。 2024年3月に刊行された著書『国際関係論』に注目しながら、国際関係論の最新の研究事情についてお話しを伺います。 書き起こしは、 https://www.waseda.jp/top/other/102664 からご覧ください。 ゲスト:多湖 淳 1976年生まれ。1999年東京大学教養学部卒業。2004年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。2007年東京大学より博士(学術)取得。令和元年度日本学術振興会賞受賞。神戸大学大学院法学研究科教授、オスロ平和研究所グローバルフェローなどを経て、現在、早稲田大学政治経済学術院教授。専門は国際関係論。著書:『武力行使の政治学──単独と多角をめぐる国際政治とアメリカ国内政治』(千倉書房 2010年)、『戦争とは何か──国際政治学の挑戦』(中公新書 2020年)、『政治学の第一歩 新版』(有斐閣 2020年 共著)など。 ホスト:城谷 和代 研究戦略センター准教授。専門は研究推進、地球科学・環境科学。 2006年早稲田大学教育学部理学科地球科学専修卒業、2011年東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了博士(理学)、2011年産業技術総合研究所地質調査総合センター研究員、2015年神戸大学学術研究推進機構学術研究推進室(URA)特命講師、2023年4 月から現職。

    25 min

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この番組は、早稲田大学の研究者たちが日々の研究活動を通じて得た深い世界や、社会を理解する視点を広く伝えることを目的としています。 人文科学系、社会科学系の領域を中心に、「知の扉」の手前から扉の向こうへの一歩前進を後押しする、「入門一歩前」を探求します。 学びへの意欲を持続させる社会人、大学院進学を検討する学生、第一線で活躍する研究者など知への好奇心に溢れた方々に向けて、異分野のアプローチから得られる「ひらめき」「セレンディピティ」を通じて、学問や世の中への関心を深めるきっかけを提供します。

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