越境する感性 Noboru Konno’s “Cross Border Talk”

ECOSYXLAB

知の生態系は政治やビジネスの国境を越え、 言葉の壁を越え、既成の枠を越えていく。世界には、そんないくつもの境界を軽々と越え、その感性で境界を溶かして活躍する人たちがいる。 ナレッジ・エコロジスト 紺野登と、越境する感性の持ち主たちとの“Cross Border Talk”。 毎回、素晴らしい方との 楽しい対話 から、イノベーションの種をみちびきだします。ありきたりのストーリーを越える何かが、21世紀のハッピーエンディングを生み出 す でしょう。 produced by ECOSYX LAB|企画構成:青の時 田中順子|制作協力:ソングエクス・ジャズ 宮野川真

  1. 26/05/2021

    #016「農業×ANY=HAPPY」で越境!(後編):ゲストは 加藤百合子 さん

    前回につづき、持続可能な社会を目指して農業から革命を起こす起業家、エムスクエア・ラボ創業者&代表取締役の 加藤百合子 さん をお迎えします。イノベーターを育成する究極の方程式を編み出した加藤さん。農業を学びの場として、子どもも大人も、企業人も生活者もともに成長するプログラムを展開中。 ●好奇心をもって、いたずらっ子のように ●スズキ㈱の社外取締役をつとめる、役員で女性は私一人、まさに宇宙人的存在 ●大企業にとってベンチャーは、絶好の学びの場 ●人と事業の成長方程式:成長=(素直さ×論理的思考力×情報)^表現力 ●この方程式でイノベーターは育てられる ●素直さは大事、でも服従してはだめ ●越境人はみなそれぞれの根っこを持っている ●起業のきっかけは、命をつなげていく母としての思いから ●農業をベースに次世代の起業家育成を目指すジュニアプログラム ●子どもたちはめちゃくちゃ優秀、子どもと共に大人も成長する ●自分たちがつくった既存のルールに縛られ苦しむ男性たち ●女性はむしろ動きやすい時代 ●対話でルールは軽やかに変わっていくのではないか ●日本を自滅から救うには? ●最近の合言葉「無理なく楽しく美味しく!」~スマートコミュニティってそういうことなんじゃないか ゲスト:加藤百合子 さん 株式会社エムスクエア・ラボ 創業者&代表取締役社長 https://www.m2-labo.jp/ 千葉県生まれ。慶應義塾女子高校を経て、東京大学農学部を卒業後、英国Cranfield University, Precision Farmingの分野で修士号を取得。2000年にはNASAのプロジェクトに参画し、翌年帰国。キヤノン(株)、産業用機械の開発企業に勤務、R&Dリーダーを務めた。2009年にエムスクエア・ラボを創業。持続可能な社会を目指し、地域や社員と一緒にブレることなく進んでいきたい。専門分野は、地域事業開発、農業ロボット、数値解析。2012年青果流通を変える「ベジプロバイダー事業」で日本政策投資銀行第1回女性新ビジネスプランコンペティション大賞受賞。 ホスト:紺野登 多摩大学大学院(経営情報学研究科)教授。エコシスラボ代表、慶應義塾大学大学院SDM研究科特別招聘教授、博士(学術)。一般社団法人Japan Innovation Network(JIN) Chairperson、一般社団法人Future Center Alliance Japan(FCAJ)代表理事。デザイン経営、知識創造経営、目的工学、イノベーション経営などのコンセプトを広める。著書に『構想力の方法論』(日経BP、2018)、『イノベーターになる』(日本経済新聞出版社、2018)、『イノベーション全書』(東洋経済新報社、2020)他、野中郁次郎氏との共著に『知識創造経営のプリンシプル』(東洋経済新報社、2012) など多数。 ※2021年3月14日(日)@株式会社エムスクエア・ラボ(静岡県牧之原市)

    31min
  2. 16/05/2021

    #015「農業×ANY=HAPPY」で越境!(前編):ゲストは 加藤百合子 さん

    いま、世界各地から引く手あまたの「やさいバス」。その開発者で、「農業×ANY=HAPPY」の企業理念のもと、農業に革命を起こしているエムスクエア・ラボ創業者&代表取締役の 加藤百合子 さんをお迎えします。農業の課題解決は、人類の未来を救うというお話。 ●食糧難がやってくる! 本で読み恐怖にふるえた子ども時代 ●環境問題に対して自らアクションを起こしたかった ●東大農学部卒業後、イギリスの大学院では農業用ロボットの研究開発 ●アメリカで面白そうなプロジェクトがあるよ、と誘われ渡米 ●NASAの植物工場プロジェクトに参画という貴重な体験 ●帰国してキヤノン入社、結婚とともに静岡に移住し産業機械づくりをリード ●転機は2人目出産のとき。食糧問題への関心が再燃 ●工業の世界から、「やっぱり農業だ」と転身! ●流通がまったくうまくいっていない、みんなが不幸の現場に呆然 ●農作物生産者と購買者を直接マッチング、「ベジプロバイダー」のスタート ●IT活用など程遠い状況、まずは人海戦術ではじめる ●スマホで受発注+地域で共同配送=「やさいバス」誕生 ●共感と信頼の輪を広げ、ともに越境する ●越境への力は、「課題の芯」を示すことから ●いま、やさいバスは日本全国でモテモテ ●コロナ禍で地域のつながりの価値が再発見されている ●海外のコンペで優勝、世界への視座と勇気を得る ●ケニア(アフリカ)の草原、インドの街路をやさいバスが走る日も近い ●農業への挑戦は、人類の持続可能性への挑戦 ●課題を見つけたら衝動的にやり始めちゃう、これが越境の極意 ゲスト:加藤百合子 さん 株式会社エムスクエア・ラボ 創業者&代表取締役社長 https://www.m2-labo.jp/ 千葉県生まれ。慶應義塾女子高校を経て、東京大学農学部を卒業後、英国Cranfield University, Precision Farmingの分野で修士号を取得。2000年にはNASAのプロジェクトに参画し、翌年帰国。キヤノン(株)、産業用機械の開発企業に勤務、R&Dリーダーを務めた。2009年にエムスクエア・ラボを創業。持続可能な社会を目指し、地域や社員と一緒にブレることなく進んでいきたい。専門分野は、地域事業開発、農業ロボット、数値解析。2012年青果流通を変える「ベジプロバイダー事業」で日本政策投資銀行第1回女性新ビジネスプランコンペティション大賞受賞。 ホスト:紺野登 多摩大学大学院(経営情報学研究科)教授。エコシスラボ代表、慶應義塾大学大学院SDM研究科特別招聘教授、博士(学術)。一般社団法人Japan Innovation Network(JIN) Chairperson、一般社団法人Future Center Alliance Japan(FCAJ)代表理事。デザイン経営、知識創造経営、目的工学、イノベーション経営などのコンセプトを広める。著書に『構想力の方法論』(日経BP、2018)、『イノベーターになる』(日本経済新聞出版社、2018)、『イノベーション全書』(東洋経済新報社、2020)他、野中郁次郎氏との共著に『知識創造経営のプリンシプル』(東洋経済新報社、2012) など多数。 ※2021年3月14日(日)@株式会社エムスクエア・ラボ(静岡県牧之原市)

    33min
  3. 23/04/2021

    #014スピードフラットは越境を加速させる(後編):ゲストは 藤原大 さん

    前回につづき、デザイナー/クリエイティブディレクターの 藤原大 さんをお迎えします。自然や都市の「色」を採るカラーハンティングの奥義、そして「フラット」と「スピード」を融合させた未来のものづくりのコンセプト、スピードフラット。越境し続ける眼差しの先には何が見えているのでしょうか。 ▼カラーハンティング ~ 色の現象学 ●「色の狩人」とは? ●水彩絵の具で、自然の色と同じ色をつくる ●色覚は人それぞれ、見えている色は人によって違う ●外に出て意識的に色を見る、それは現代人が最もやっていないことの一つ ●江の島は芸術の神(弁天)が住まう島 ●江の島の自然の色を身にまとい、街中を走る電車 ●カラーハンティングが社会、企業、市民、ユーザーをつなぐ ●デザインは今、人々のライフスキルのなかにすでに入りこんでいる ●デザインへの態度はこの100年で大きく変化した、その変化を検証する道しるべとして ●地球全体でやらなければならないことがハッキリしてきた ●単なるものづくり、単なる効率化では通用しない ●フィジカルとサイバーの融合で変わる生活様式、実験から実践へ ●トゥーンベリさんのようなスーパーデザイナーの出現に期待する ▼スピードフラット ~ ものづくりを未来化する ●平らな布、面倒くさい繊維から、産業革命が起きた ●21世紀の今、世界は革命であふれている ●遠からず、フラットな布は立体になっていく、その瞬間に出会えれば幸せ ●世界がフラット化するだけでは足りない、スピードが必要 ●移動しながらものを作る、ということを人類はやってきていない ●いっぽう、情報は移動とともに作られる ●では空間は? 移動しながら空間を作ることはできない ●しかし宇宙への移動では、その途中でものが作られる ●移動(旅)しながら生産する、そこはブルーオーシャン ●今、世界中で大きな谷がどんどん埋まり、越境と協創は加速している ▼未来への視座 ●未来は毎日の延長のなかにある ●コロナ禍で地球全体が団結 ●世界中が力を合わせて共通課題に向かっていくけば、未来が近づいてくる ●プラネットチームの一人としてデザインを続けていく ゲスト: 藤原 大 さん DAIFUJIWARA DESIGN INC. 代表。湘南に事務所を構える。中央美術学院国画系山水画科(北京)留学後、多摩美術大学デザイン学科卒業。2008年(株)DAI FUJIWARA を設立。コーポレイト(一般企業、法人団体)、アカデミック(教育分野)、リージョナル(地域活動)の3つのエリアをフィールドに捉え、現代社会に向ける多岐にわたる創作活動は世界から高い評価を得ている。独自の視点を生かし、Google、資生堂、日立製作所などの企業のオープンイノベーションにおける牽引役としても活動し、国内外での講演やプロジェクトなど数多く実施。その他、東京大学生産技術研究所研究員。多摩美術大学教授、金沢美術工芸大学大学院客員教授等を務める。 ホスト: 紺野登 多摩大学大学院(経営情報学研究科)教授。エコシスラボ代表、慶應義塾大学大学院SDM研究科特別招聘教授、博士(学術)。一般社団法人Japan Innovation Network(JIN) Chairperson、一般社団法人Future Center Alliance Japan(FCAJ)代表理事。デザイン経営、知識創造経営、目的工学、イノベーション経営などのコンセプトを広める。著書に『構想力の方法論』(日経BP、2018)、『イノベーターになる』(日本経済新聞出版社、2018)、『イノベーション全書』(東洋経済新報社、2020)他、野中郁次郎氏との共著に『知識創造経営のプリンシプル』(東洋経済新報社、2012) など多数。 ※2021年2月7日 収録

    42min
  4. 15/04/2021

    #013スピードフラットは越境を加速させる(前編):ゲストは 藤原大 さん

    国境やサイバーとフィジカルの谷間を平らな空間に変え、流れを加速する「スピード・フラット」を提唱し世界で活躍するデザイナー/クリエイティブディレクター、藤原大 さんをお迎えします。地球、地域、都市、社会、企業、教育、人々の暮らし…...多様なフィールドで、デザイン+アートをエンジンに既存の境界を越える創造にチャレンジし続ける、その原動力はどこにあるのでしょうか。前編は、科学(サイエンス)と社会、旅と日常、大草原と大都市、それらを果断に融合して美しいものを生み出していくお話。 ▼自分の立ち位置は「デザイン+アート」 ●スカイボートハウスへ、ようこそ! ●デザインが人々の生活の新しいエンジンとして公知されていく ●アートを視座に持ち、デザインをする ▼美とサイエンスと日常をつなぐ ●資生堂「LlNK OF LlFE プロジェク卜」について<https://www.youtube.com/watch?v=4H0p_jp_VGo> ●美を日常の中に落とし込んでいく企業へのあこがれ ●安心・安全を守る基礎研究員の悩みとは? ●自分たち(サイエンティスト)とお客さんの距離をどうしたら縮められるか? ●サイエンスと社会をつなげる〝お見合いおじさん〟 ▼日本から地球へ ●無印良品の旅のブランド「MUJI to GO」について<https://www.youtube.com/watch?v=nLQDWrci72M&t=44s> ●「日常のなかにある旅」 ●観光立国推進基本法が2009年から施行、国を挙げての日本プロモーション ●「旅」という成長産業にどのようにデザインを入れていくか? ●キーワードとしての「旅」の持つ威力を形にする ●人が動くことで、物質面、精神面、記号面が混然一体となって躍動が起こる ●火星への旅も視野に、夢を描けるエリア ●旅をすることで自分自身のポリシーもできあがっていった ▼越境展覧会 ●香港での個展〈https://www.hkdi.edu.hk/en/hkdi_gallery/gallery.php?product_id=183〉 ●この時期に展覧会をする意味は大きい ●新作「草原のセーター、都会のセーター」とは? ●モンゴルの大草原で、動物から抜け落ちた毛を集めて、毛糸を紡いでセーターを編む ●大都会の街中で、ゴミやほこりを拾い集めて、糸を紡いでセーターを編む ●自然のなかでは循環物なのに都会ではゴミと言われる、なぜだろう? ●社会のボトムにあるもの(=ゴミ)から美しいものへの昇華 ●都会のセーターは情報のかたまり ●素材を採集するところから情報が付加され、プロセスから意味が生まれる ●2021年7月に茅ケ崎美術館にて展示 ▼ミクロにグローバルを見る ●自分はものをつくる人間である ●情報だけではお腹はいっぱいにならない ●ものが大量にあっても心はさびしい、そこに隙間が見えてくる ●分断された谷間を埋めて平らにするとそこに情報が流れてスピードが上がる ●人間にしか見えない新しい大陸をつくろうとしている ゲスト: 藤原 大 さん DAIFUJIWARA DESIGN INC. 代表。湘南に事務所を構える。中央美術学院国画系山水画科(北京)留学後、多摩美術大学デザイン学科卒業。2008年(株)DAI FUJIWARA を設立。コーポレイト(一般企業、法人団体)、アカデミック(教育分野)、リージョナル(地域活動)の3つのエリアをフィールドに捉え、現代社会に向ける多岐にわたる創作活動は世界から高い評価を得ている。独自の視点を生かし、Google、資生堂、日立

    48min
  5. 20/03/2021

    #012自分を越える力は未来からやってくる(後編):ゲストは 中山こずゑ さん

    前回につづき、経営者として領域横断的に活躍されている、中山こずゑさんにお話を聞きます。 古い価値観を脱ぎ捨て、社会と人間、自然と人間の対話を、もっと自由に豊かなものへと促進し、世の中に眠っている才能をつなげてビジネスにしていく。その秘策に迫ります。 日本文化への造詣も深く、後世への文化の継承も使命の一つというお話。 ●重厚長大の会社に入社したら、女性だけ制服、なぜ? ●「おっさん文化=既成の価値観」にアンチテーゼを投げる ●従業員から尊敬されなければ経営者ではない ●階層に関係なく対話できるアメーバ型組織をどうつくるか ●規制改革は上から目線であるかぎり成就しない ●大好きな言葉は「アカウンタビリティ」 ●「おそれるな」とすべての人に言いたい ●自分を低く見すぎてしまう女性たち ●日本では男性の育て方に問題あり ●女性は放っておかれる、その余地をうまく使えばいい ●自信をもって臨め、敵は自信のなさに攻め込んでくる ●日本文化を継承することの大切さ ●かつての経営者は文化人でもあった ●歌舞伎の新規性、最先端へのチャレンジ精神に学ぶ ●自然との対話を日々の生活のなかで ●社会的対話を促進するために新しい会社を立ち上げた ●情報をタダだと思っている日本人 ●開かれた未来をつくる対話と多様性 ゲスト: 中山 こずゑ さん 慶應大学大学院社会学研究科修士課程修了後、日産自動車(株)入社、グローバルブランドコーディネーションビューロー副本部長。その後、横浜市に入庁、2012年から横浜市文化観光局長。2018年(株)横浜国際平和会議場C E O就任。一般社団法人Future Center Alliance Japan理事、多摩大学大学院社会人M B Aコース客員教授。2019年より(株)帝国ホテル社外監査役、2020年T D K(株)およびいすゞ自動車(株)社外取締役。専門は、マネージメント、マーケティング、ブランディング、統計学、比較文化論、観光MICE論など。 ホスト: 紺野 登 多摩大学大学院(経営情報学研究科)教授。エコシスラボ代表、慶應義塾大学大学院SDM研究科特別招聘教授、博士(学術)。一般社団法人Japan Innovation Network(JIN) Chairperson、一般社団法人Future Center Alliance Japan(FCAJ)代表理事。デザイン経営、知識創造経営、目的工学、イノベーション経営などのコンセプトを広める。著書に『構想力の方法論』(日経BP、2018)、『イノベーターになる』(日本経済新聞出版社、2018)、『イノベーション全書』(東洋経済新報社、2020)他、野中郁次郎氏との共著に『知識創造経営のプリンシプル』(東洋経済新報社、2012) など多数。 ※2020年11月5日(金)収録

    36min
  6. 05/03/2021

    #011自分を越える力は未来からやってくる(前編):ゲストは 中山こずゑ さん

    民と官、グローバルとローカルを越境する経営者、中山こずゑ さんをお招きします。 好奇心と、トリックスターのように周囲をアッと驚かせる突破力で、人をひきつけ、場をつくり、化学反応を起こして新しいことを生み出す。そのしなやかなリーダーシップはどこから来るのでしょうか。 ●車のブランディングから都市のブランディングへ ●社会学修士を取ったけれど、就職難。拾ってくれたのが日産自動車だった ●「面白そうだな」がキーワード ●フロニモス(賢者)リーダーシップが紡いだ縁 ●『失敗の本質』で野中郁次郎先生のファンになった ●憧れの経営者、小林陽太郎さん ●自分としては越境している感覚はあまりない ●60歳で嫌いなことは全部やめた、今やっていることはすべて好きなこと、だからすべてに全力投球 ●次世代の育成と地方の活性化、これが自分の2大柱 ●未来の世代が幸せに暮らせる日本であってほしい ●場をつくること、その本質がわからないと箱モノを建てて終わってしまう ●リーダーシップに必要なのは「ビジョン」「アカウンタビリティ」「デリゲーション」 ●社外役員として器量の広い企業で自由に発言する ●学生時代から「異常値」「アノマリー」と言われていた? ●他の人が自分のポテンシャルに気づかせてくれる、そこに越境のチャンスがある ●風水の話。竜生九子の贔屓(ひいき)は、背負うものが大きいほど力を発揮する ●武家の娘だった祖母から聞かされて育った「武士は食わねど高楊枝」「常に学べ」 ゲスト: 中山 こずゑ さん 慶應大学大学院社会学研究科修士課程修了後、日産自動車(株)入社、グローバルブランドコーディネーションビューロー副本部長。その後、横浜市に入庁、2012年から横浜市文化観光局長。2018年(株)横浜国際平和会議場C E O就任。一般社団法人Future Center Alliance Japan理事、多摩大学大学院社会人M B Aコース客員教授。2019年より(株)帝国ホテル社外監査役、2020年T D K(株)およびいすゞ自動車(株)社外取締役。専門は、マネージメント、マーケティング、ブランディング、統計学、比較文化論、観光MICE論など。 ホスト: 紺野 登 多摩大学大学院(経営情報学研究科)教授。エコシスラボ代表、慶應義塾大学大学院SDM研究科特別招聘教授、博士(学術)。一般社団法人Japan Innovation Network(JIN) Chairperson、一般社団法人Future Center Alliance Japan(FCAJ)代表理事。デザイン経営、知識創造経営、目的工学、イノベーション経営などのコンセプトを広める。著書に『構想力の方法論』(日経BP、2018)、『イノベーターになる』(日本経済新聞出版社、2018)、『イノベーション全書』(東洋経済新報社、2020)他、野中郁次郎氏との共著に『知識創造経営のプリンシプル』(東洋経済新報社、2012) など多数。 ※2020年11月5日(金)収録

    29min
  7. 13/02/2021

    #010世代のカベを超えるデザインを(後編):ゲストは 大本綾 さん

    前回につづき、株式会社レア共同代表の大本綾さんをお迎えします。デンマークの「カオスパイロット」日本人初留学を経て、デザイン教育で起業した大本さん。デザインの力で世界を変えていく、そのために科学技術、文化伝統、あらゆるものとデザイン思考をつなげる活動を展開されています。国籍も、性別も、世代も超えて、1人の人間として際立つものをもって響き合う人たちと共働、共創していく先に、よい未来は開かれていくというお話。 ・デザインスタートアップとは? ・起業することと、社会を変えること、どうつながっていくのか? ・自分と他者のために、小さくても確かな幸せをつくる ・同じミッションを持つ人たちと、社会の実験場をつくる ・自分たちの専門性を際立たせる デザイン教育 ・性別や国籍にとらわれず、1人の人間としてどう考え行動するかが大事 ・科学技術×デザインのブラックボックスに挑む ・教育は自らつくるもの、与えるものや得るものではない ・個人、チーム、組織、地域、それぞれに合う学びの形が必ずある ・デンマークの「ヒュッゲ」から学ぶ日常のなかの「ほっこり」感 ・日本の「わび・さび」はサステナビリティである ・内に秘めた良き文化や伝統を、もっと言語化していこう ・禅とデザイン思考はどこかでつながっている ・茶道のなかのクリエイティビティを探る ・共通善=ビッグアーチのもとに「際立つ個」が集うことから未来が開く ゲスト: 大本 綾 さん 1985年生まれ。高校、大学でカナダとアメリカに2年留学。大学卒業後、WPPグループの広告会社であるグレイワールドワイドで、大手消費材メーカーのブランド戦略、コミュニケーション開発に携わる。その後、デンマークのビジネスデザインスクール、KAOSPILOTに初の日本人留学生として受け入れられ、2015年6月に卒業。留学中は起業家精神とクリエイティブ・リーダーシップを中心に学び、デンマーク、イギリス、南アフリカ、日本において社会や組織開発のプロジェクトに携わる。帰国後、「人の想い」から始まるプロジェクトを北欧社会をヒントに、引き出し・支援し・実践する、共創型アクションデザインファーム、株式会社レアを設立。ダイヤモンド・書籍オンラインの連載記事『幸福大国デンマークのデザイン思考』の著者。ベルリン日独センター主催 「第15回日独ヤングリーダーズフォーラム」日本側代表メンバーに選出。 Facebook<http://facebook.com/ayaomoto7> Twitter<https://twitter.com/AyA_LVPC> ホスト: 紺野 登 多摩大学大学院(経営情報学研究科)教授。エコシスラボ代表、慶應義塾大学大学院SDM研究科特別招聘教授、博士(学術)。一般社団法人Japan Innovation Network(JIN) Chairperson、一般社団法人Future Center Alliance Japan(FCAJ)代表理事。デザイン経営、知識創造経営、目的工学、イノベーション経営などのコンセプトを広める。著書に『構想力の方法論』(日経BP、2018)、『イノベーターになる』(日本経済新聞出版社、2018)、『イノベーション全書』(東洋経済新報社、2020)他、野中郁次郎氏との共著に『知識創造経営のプリンシプル』(東洋経済新報社、2012) など多数。 ※2020年11月26日(金)収録

    31min
  8. 07/01/2021

    #009世代のカベを越えるデザインを(前編):ゲストは 大本綾 さん

    いま世界で最も刺激的なビジネスデザインスクール、デンマークの「カオスパイロット」日本人初留学生、大本綾さんをお迎えします。よりよい未来を創るデザインを、世界中とつながりながら学び教え合う場を日本で展開中。人間中心をさらに越えた地球規模のデザイン思考とは? クリエイティブリーダーシップはいかに鍛えられるか?お聞きします。 ●デザイン思考がつなぐ縁 ●デンマークの教育哲学からのインスピレーション ●クリエイティビティは才能なのか? 訓練できる能力なのか? ●ミレニアル世代が見ている世界 ●自分のやりたいことが決まれば世界中とつながれる ●デンマークのビジネスデザインスクール「カオスパイロット」について ●見ず知らずの国・都市でビジネスを起ち上げる体験 ●学んだのは不確実性のなかでの心の整え方 ●従来のビジネススクールのやり方では新たな仕事を創ることはできない ●デザイン思考をはじめて知った「世界を変えるデザイン展」の衝撃 ●自分の望む世界の描き方 ●デザイン思考は手法ではない、哲学であり価値観である ●デザイン国家デンマークの魅力 ●産総研のデザインスクールの挑戦 ●デザイン教育と人格形成 ●最高の学びの経験を創る仕事 ゲスト: 大本 綾 さん 1985年生まれ。高校、大学でカナダとアメリカに2年留学。大学卒業後、WPPグループの広告会社であるグレイワールドワイドで、大手消費材メーカーのブランド戦略、コミュニケーション開発に携わる。その後、デンマークのビジネスデザインスクール、KAOSPILOTに初の日本人留学生として受け入れられ、2015年6月に卒業。留学中は起業家精神とクリエイティブ・リーダーシップを中心に学び、デンマーク、イギリス、南アフリカ、日本において社会や組織開発のプロジェクトに携わる。帰国後、「人の想い」から始まるプロジェクトを北欧社会をヒントに、引き出し・支援し・実践する、共創型アクションデザインファーム、株式会社レアを設立。ダイヤモンド・書籍オンラインの連載記事『幸福大国デンマークのデザイン思考』の著者。ベルリン日独センター主催 「第15回日独ヤングリーダーズフォーラム」日本側代表メンバーに選出。 Facebook<http://facebook.com/ayaomoto7> Twitter<https://twitter.com/AyA_LVPC> ホスト: 紺野 登 多摩大学大学院(経営情報学研究科)教授。エコシスラボ代表、慶應義塾大学大学院SDM研究科特別招聘教授、博士(学術)。一般社団法人Japan Innovation Network(JIN) Chairperson、一般社団法人Future Center Alliance Japan(FCAJ)代表理事。デザイン経営、知識創造経営、目的工学、イノベーション経営などのコンセプトを広める。著書に『構想力の方法論』(日経BP、2018)、『イノベーターになる』(日本経済新聞出版社、2018)、『イノベーション全書』(東洋経済新報社、2020)他、野中郁次郎氏との共著に『知識創造経営のプリンシプル』(東洋経済新報社、2012) など多数。 ※2020年11月26日(金)収録

    40min

Sobre

知の生態系は政治やビジネスの国境を越え、 言葉の壁を越え、既成の枠を越えていく。世界には、そんないくつもの境界を軽々と越え、その感性で境界を溶かして活躍する人たちがいる。 ナレッジ・エコロジスト 紺野登と、越境する感性の持ち主たちとの“Cross Border Talk”。 毎回、素晴らしい方との 楽しい対話 から、イノベーションの種をみちびきだします。ありきたりのストーリーを越える何かが、21世紀のハッピーエンディングを生み出 す でしょう。 produced by ECOSYX LAB|企画構成:青の時 田中順子|制作協力:ソングエクス・ジャズ 宮野川真