#33【前編】メディアに憑依する。なぜパブリシティ活動で広報力は磨かれるのか? 嶋浩一郎さんインタビュー

東京広報大学

世の中の新しい「あたりまえ」をつくる。広報という仕事は社会に対してどんな影響力をもっているのか-?

社会の変化とともに私たちの価値観は常に変化しています。固定概念にとらわれず、新しい価値観を形成する。広報はその一役を担っています。

今回のゲストは、話題の新刊『あたりまえのつくり方』の著者であり、博報堂ケトルの嶋浩一郎さん。これまで「本屋大賞」など数々の社会的ムーブメントを生み出して嶋さんに、広報PRという仕事の可能性やご自身のキャリアについて伺いました。

・嶋浩一郎さんの自己紹介:博報堂時代の経験、博報堂ケトル設立の経緯、下北沢の本屋B&Bの経営

・パブリシティ活動の極意:各メディアの特性や世界観を知り、メディアに"憑依"して提案することの重要性

・広報と広告の違い:広告は違いを、広報は共通点を見つけること

・PRパーソンの本来の役割:複数のステークホルダーとの合意形成を通じて「あたりまえ」をつくること

・これから求められる視点:「市場の中の私」だけでなく「社会の中の私」を意識し、社会との接点を広げる

【今回のゲスト】

嶋浩一郎(しま・こういちろう)さん

博報堂ケトル ファウンダー 1968年東京都生まれ。1993年博報堂入社。コーポレート・コミュニケーション局で企業のPR活動に携わる。01年朝日新聞社に出向。スターバックスコーヒーなどで販売された若者向け新聞「SEVEN」編集ディレクター。02年から04年に博報堂刊『広告』編集長を務める。2004年「本屋大賞」立ち上げに参画。現在NPO本屋大賞実行委員会理事。06年既存の手法にとらわれないコミュニケーションを実施する「博報堂ケトル」を設立。カルチャー誌『ケトル』の編集長、エリアニュースサイト「赤坂経済新聞」編集長などメディアコンテンツ制作にも積極的に関わる。2012年東京下北沢に内沼晋太郎との共同事業として本屋B&Bを開業。編著書に『CHILDLENS』(リトルモア)、『嶋浩一郎のアイデアのつくり方』(ディスカヴァー21)、『企画力』(翔泳社)、『このツイートは覚えておかなくちゃ。』(講談社)、『人が動く ものが売れる編集術 ブランド「メディア」のつくり方』(誠文堂新光社)がある。

博報堂ケトル:https://www.kettle.co.jp/

X:https://twitter.com/shimakoichiro

★嶋浩一郎さんの新著『あたりまえのつくり方』https://amzn.asia/d/1831SnK

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