漫画家ためになるラジオ

400年前も現代も、クリエイターの魂は変わらない! 熱海秘宝館で春画から感じた漫画的構造と表現 #260

社員旅行で訪れた熱海で立ち寄ったのは、かの有名な「熱海秘宝館」。昭和レトロな雰囲気の中で、ひときわ輝いていたのが、400年前の江戸時代のクリエイターたちの創作魂を今に伝えてくれる「春画」でした。

驚かされたのは、その多様さと漫画的な構造。誇張された描写、感情豊かな表情、セリフや擬音の使用etc… 一枚一枚には明確なコンセプトがしっかりと込められています。

描かれた性癖やテーマも、現代のクリエイティブと驚くほど通じるものばかり。葛飾北斎をはじめ、多くの有名浮世絵師も手がけてきたジャンルであり、人間の表現の本質と普遍性を実感できます。

というわけで今回は、漫画家視点で春画から感じた創作の歴史と熱量について、ゆるゆるとお話させていただく回となっています!