🌸5分でわかる日本語🌸Dive into Japanese in just 5 minutes

🌸429:自分の気持ち?「主観的(しゅかんてき)」と「客観的(きゃっかんてき)」〈日本語聴解 Japanese Podcast〉

「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。

① いろいろな日本語をわかりやすく説明します

② JLPT N3くらいを勉強している人に役立ちます

③ 忙しい人にもぴったり!

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【台本/Script】

「うれしい」「楽しい」「きらい」など、自分の気持ちを伝える言葉がある一方で、「人気が出るだろう」など、自分の感情を入れずに伝える言い方もあります。今日は、「主観的(しゅかんてき)」と「客観的(きゃっかんてき)」という言葉をご紹介します。少し難しい言葉ですが、大人の会話によく出てきます。ぜひ最後まで聞いて下さい。

こんにちは。今日は9月2日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。

では、まず「主観的」についてです。「主観的」というのは、自分の気持ちや考え方を中心にすることです。たとえば、ケーキを食べているときに「おいしい」と思ったとします。それは自分の気持ちですね。でも、人によっては「甘すぎる」と思うかもしれませんし、「あまりおいしくない」と感じる人もいるでしょう。このように、感じ方が人によってちがいます。それぞれを「主観的」と言います。

一方、「客観的」は、自分の気持ちを入れずに、物ごとを冷静に見ることです。たとえば、「このケーキは、多くの人が食べたら、甘すぎると思うかもしれない」と言うとき、それは自分の気持ちではなく、多くの人の感じ方を予測しています。自分の気持ちから離れて、冷静に考えるのが、「客観的」です。

ここからさらに、例文で確認していきましょう。

たとえば、映画について話すとき、主観的だと、「この映画はおもしろい」と、自分の気持ちを言います。一方、客観的に言うと、「この映画は3時間あって、多くの人は長くて飽きてしまうかもしれない」と考えます。これは、自分の気持ちではなく、多くの人の感じ方を予想して話しています。たとえば「私はおもしろいと思うけど、客観的に考えると、人気は出ないかもしれない」と言うことができます。

このように、自分の感じ方で話すと主観的になり、自分の気持ちを入れずに冷静に考えて話すと客観的になります。たとえば、「怒った」「楽しかった」などの感情は主観的であり、ニュースのように事実を伝えるものは客観的です。

今日は「主観的」と「客観的」についてご紹介しました。会話の中では、「客観的には」と言うことが多いと思います。「客観的には」を使うと、もっと深い話ができると思いますよ。ぜひ使ってみてください。

では、ここで問題です!

「客観的に考える」とは、どんなことですか?

1. 自分の気持ちを大切にすること

2. 感情はいれず、冷静に考えること

3. 他の人の意見を聞いて、自分も同じ気持ちになること

もう一度、問題を言います。答えは「2. 感情はいれず、冷静に考えること」です。

今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。毎週日曜日日本時間夜9時30分からYouTube Liveもしています。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね! 

【自己紹介】

こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!

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🌸100:100回目記念!みわの自己紹介〈日本語聴解Japanese Podcast〉

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