🌸5分でわかる日本語🌸Dive into Japanese in just 5 minutes

🌸436:「思わず」「つい」「うっかり」のちがい〈日本語聴解 Japanese Podcast〉

「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。

① いろいろな日本語をわかりやすく説明します

② JLPT N3くらいを勉強している人に役立ちます

③ 忙しい人にもぴったり!

【Kindle】https://jpnteachermiwa.my.canva.site/kindle

【台本/Script】

みなさんは、やろうと思っていなかったのに、してしまったことはありませんか?たとえば、「甘いものは食べない」と決めたのに、ケーキを食べてしまったり。今日は、そんなときに使う日本語、「思わず」「つい」「うっかり」のちがいについて、やさしい日本語でわかりやすくお話しします。

こんにちは。今日は9月9日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。

では、まず「思わず」から説明します。「思わず」は、感情が強く出て、自分の意志とは関係なく行動してしまうときに使います。たとえば、「大きな犬がこっちに走ってきて、思わずさけんでしまった」と言えば、「考える前に、気がついたら大きな声を出していた」という意味です。

次に、「つい」です。「つい」は、普段のくせや習慣で、よくないとわかっていても、やってしまうときに使います。たとえば、「甘いお菓子をつい食べてしまった」「ついスマホを見てしまう」というように使います。「やらないほうがいい」と思っていても、習慣で気がついたらやってしまっているときに使います。

そして、「うっかり」です。「うっかり」は、注意をしていなかったために、ミスや失敗をしたときに使います。たとえば、「うっかり財布を家に置いてきた」「うっかり魚を焼き過ぎてしまった」のように使います。

では、3つの言葉を比べてみましょう。「買ってしまった」という同じ行動で考えてみましょう。

まず、「思わず」です。たとえば、「かわいい猫のコップを見て、思わず買ってしまった」という文では、「とてもかわいいので、欲しくなって、感情を止められずに買ってしまった」という意味です。気持ちが強くて、行動しました。

次に、「つい」です。たとえば、「コンビニで、ついお菓子を買ってしまった」という文では、「コンビニでお菓子を買う習慣があって、この日買わないつもりだったけど、いつもと同じように、くせで買ってしまった」という意味になります。

最後に、「うっかり」です。たとえば、「ジュースを買うつもりだったのに、うっかり牛乳を買ってしまった」という文では、「まちがえて買ってしまった」という意味です。注意が足りなくて、ミスをしたということですね。

今日は、「思わず」「つい」「うっかり」のちがいについて説明しました。うっかり忘れないように、このポッドキャストを何度も聞いて、実際に使ってみてくださいね。

では、ここで問題です!

降りる予定の駅ではなく、ちがう駅で降りてしまいました。こんなとき、どの言葉がぴったりですか?

1. うっかり

2. 思わず

3. つい

もう一度、問題を言います。答えは「1. うっかり」です。

今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。毎週日曜日日本時間夜9時30分からYouTube Liveもしています。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね! 

【自己紹介】

こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!

【X】

https://x.com/JPNteacherMiwa

🌸100:100回目記念!みわの自己紹介〈日本語聴解Japanese Podcast〉

https://youtu.be/srnQt8sYc4E

#日本語 #聴解 #japanesepodcast