「5分でわかる日本語」は、日本語を勉強している人のためのPodcastです。
① いろいろな日本語をわかりやすく説明します
② JLPT N3くらいを勉強している人に役立ちます
③ 忙しい人にもぴったり!
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【台本/Script】
「色」と言えば、赤や青、黄色など、いろいろな色がありますね。でも、今日ご紹介するのは、いろいろな色ではなく、「色」という言葉を使った日本語の表現です。気持ちや考え方を表す「色」の言葉を、5つご紹介します。
こんにちは。今日は9月14日です。日本語の先生みわの「5分でわかる日本語」ポッドキャストへようこそ!このポッドキャストでは、JLPT N3くらいの日本語で、日本の文化や言葉について楽しく学んでいきます。
まずは「色眼鏡」です。これは、「本当のことを見ずに、自分の考えだけで相手を判断する」という意味です。たとえば、うわさを聞いて「あの人はこわい」という印象を持ってしまうと、本当はやさしい人でも、こわく感じます。これを「色眼鏡で見る」と言います。色眼鏡で見ると、その人のいいところが見えなくなってしまうこともありますね。
次に、「色をつける」です。これは、「少しサービスをする」という意味です。たとえば、お店で高い買い物をしたとき、店員さんがプレゼントをつけてくれたり、少し安くしてくれたりすることがあります。そんなとき、「お店が色をつけてくれた」と言います。
3つ目は「顔色を変える」です。「顔色」は、顔の色や様子のことです。「顔色を変える」は「びっくりしたり、怒ったりして、顔の様子が急に変わる」という意味です。たとえば、「その話を聞いたとたん、友だちは顔色を変えた」と言うと、びっくりしたり、何かを強く感じたことがわかります。
4つ目も「顔」を使った表現「顔色を伺う」です。「顔色を伺う」は、「相手の気持ちや機嫌を気にする」という意味です。たとえば、「同僚はいつも部長の顔色を伺っていて、大変そう」と言うと、「部長の気分がいいか悪いかを、いつも気にしている」ということになります。ちょっと疲れそうですね。
最後は「十人十色(といろ)」です。「10人いれば、10の色がある」ということから、「人にはそれぞれちがう考えや好みがある」という意味になります。たとえば、「田中さんは海が好き、鈴木さんは山が好き、佐藤さんは都会が好き。本当に十人十色だね」と言えます。みんなちがって、みんないい。そんな考え方が伝わる表現です。
今日は、「色」のつく日本語表現を5つご紹介しました。どの表現も、ただの「色」ではなく、人の気持ちや考え方を表すおもしろい言葉でしたね。知っている言葉でも、少しちがう使い方で、意味も大きく変わります。
では、ここで問題です!
お父さんにゲームを買ってほしくて、機嫌がいいかどうか、ずっと様子を見ています。こんなときに使える言葉はどれでしょうか?
1. 色をつける
2. 顔色を変える
3. 顔色を伺う
もう一度、問題を言います。答えは「3. 顔色を伺う」です。
今日のポッドキャストはここまでです。このポッドキャストは毎日お送りしています。聞き取りづらいと感じたら、速度を遅くして、簡単だと感じたら速度を速くして聞いてみてください。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください。そして、このポッドキャストの本がKindleから出ました。英語の訳と繁体字の訳がついている本です。さらに、YouTubeでメンバーシップも始めました。毎週日曜日日本時間夜9時30分からYouTube Liveもしています。興味のある方は、ぜひ確認してみてください。それではまた、明日もお会いしましょう。またね!
【自己紹介】
こんにちは!みわです。北海道に住んでいます。私はOnlineで日本語を教えている日本語の先生です。Xもしています。これからもこのPodcastを聞いてくれたら嬉しいです。質問やリクエストがあれば、コメントで教えてください!
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Informations
- Émission
- FréquenceTous les jours
- Publiée14 septembre 2025 à 10:30 UTC
- Durée5 min
- ClassificationTous publics