ep41-5「台湾生まれ 日本語育ち」(温又柔さん)/他者理解の線引き問題/「銀の匙」に答えがある?

アワノトモキの「読書の時間」

こんにちは、ホシノです。

今回も『台湾生まれ 日本語育ち』を入り口にしつつ、とは言え本の内容に直接的に触れるでもなく、「他者理解」などについてアワノさんとじっくり話してみました。

途中でふと出した「ノーと言われたら、その理由を問え」という交渉学の心得。言葉にするとシンプルですが、実践するのはすごくすごくめちゃくちゃむずかしいし大変。相手の本音はなかなか見えないし、そもそも話を聞くための信頼関係ができてるかどうかもわからない。それでも、理解しようとする努力はやっぱり大事なんじゃないか——そんな話をしました。

途中、『銀の匙』やリチャード・ローティの話も出てきて、「我々ってどこまで?」とか「理解ってどこまでできるの?」みたいな問いにも触れています。

19歳の頃に考えていた「大人とは?」なんて話も、ちょっと恥ずかしいですが出てきます。

今回もわりとゆったり、でも大事なテーマでお送りしています。

永井玲衣さんの『世界の適切な保存』と、温又柔さんの『台湾生まれ日本語育ち』をテーマにお話する41シリーズも今回で一旦一区切り。次回はまた新しい本を扱ってお話していきたいと思います。ぜひまた聞いてくださいね!

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