残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

現場の課題に徹底的に寄り添うノベーション(1597回)

第四弾!ついに最後です。あわベビを展開するCross Medicineの中井代表の、あわベビにたどり着くまでの現場100回の寄り添いと、イノベーターへの熱い思いに感動しました!

イノベーターを目指す方、是非是非、聞いてみてくださいませ。

1、糖尿病の栄養管理支援からのスタート

- 最初は栄養支援をしていました。

- その後はVRをやって、次に転倒予防アプリを担当しました。

2、保育園での経験と着想

- 子育てをやるなら現場を見ないといけないと思い、保育園で勤務しました。

- そこで「経験豊富な人とそうでない人で子育てのやり方が違う」と気づきました。

- 経験のある人の知恵をAIにできれば、経験の少ない人をサポートできると考えました。

- 産後うつは経験の少ない人の方がリスクが2.5倍高いと分かっていて、予防につながると考えました。

3、赤ちゃんの声の解析挑戦

- 最初に泣き声を解析してみたら、精度は67%程度でした。

- 無理かなと思ったけれど、研究開発を続けるうちに精度を高める方法が分かってきました。

- 研究者の方々とディスカッションを重ねることで、「これは行ける」と手応えを得ました。

4、仲間との出会いとオープンイノベーション

- アメリカ留学時の友人や「赤ちゃん学会」で出会った先生方とつながりました。

- 学会の先生方が共感してくれて共同研究を進め、学会賞をいただくこともありました。

- 小児科の先生方のサポートもあり、どんどん人脈が広がりました。

- まさに「個人オープンイノベーション」をしている感覚です。

5、シリコンバレー留学とマインド形成

- 海外に行ったきっかけは「シリコンバレーに行きたい」という思いでした。

- 夏休みの期間、スタンフォード大学に留学しました。

- スタンフォードは広大で、研究者・起業家・投資家が混ざり合ってオープンに活動する環境でした。

- 「スタンフォードだからすごいのではなく、どこにいても日々どう生きるかが大事」と学びました。

- グローバルな課題意識を持ち、地方でも挑戦できると確信しました。

6、あわベビ立ち上げと課題意識

- 3度目のピボットで「あわベビ」にたどり着きました。

- アプリを熱心に使ってくれた人が、結局うつになってしまったことがあり、救い切れなかった悔しさがありました。

- 「わかる機能」だけでなく、お母さん同士のつながりや専門家相談、家庭訪問との連携など、より広い支援が必要だと痛感しました。

- 子育てを支えるプラットフォームをオープンイノベーションで作っていきたいと思っています。

7、イノベーターへのメッセージ

- 一番大事なのは「やればできる」という心。やらないとできない。

- 起業したいならやるしかない。ただし熱量・努力・戦略は必要。

- 社会実装の戦略を考えることが重要で、失敗も含めて学んでほしい。

- 仲間の存在が何より大事で、自分も多くの方々に支えられてきました。

8、拠点と今後の展望

- 本社は徳島大学の中にあり、東京にはCIC TOKYOに拠点を置いています。

- 毎月徳島にも戻っており、地域の自治体や企業の方ともつながっています。

- 地域から世界に羽ばたくベンチャーとして挑戦を続けていきます。

ということでした。保育園で働きながら現場の課題を理解して、そしてそこで何ができるかを、徹底的に考え抜いた結果としての、あわベビ誕生物語に、心底感動しました

やればできる!その気持ちを、ずっと持ち続けて、三度目のピボットをしながらも、ヘルスケアへの愛を貫こうとする、真のイノベータースピリッツを頂きました

気になった方は、是非是非、ご連絡くださいませ。引き続き、精一杯応援させていただきます!

そんな話をしています^ ^

参考:あわベビ ホームページ

⁦https://awababy.tech⁩