13本のエピソード

このシリーズは一般の方が少しでも自分の健康を知り、お医者さんの話をより正しく理解するためのもので、医師が行うインフォームドコンセントの患者側の勉強を目的としています。(更新中)

「健康と長寿」の根源を語‪る‬ 武田邦彦

    • 科学
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このシリーズは一般の方が少しでも自分の健康を知り、お医者さんの話をより正しく理解するためのもので、医師が行うインフォームドコンセントの患者側の勉強を目的としています。(更新中)

    13.なぜ、体は老化するのか?

    13.なぜ、体は老化するのか?

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    私が子どもの頃は「人間は歳を取ると老化する」と言われていた。何事も新しいことを言う人はやや得意げに話すもので、「人間はね、加齢で老化するのは仕方が無いんだよ。体力も頭も20歳がピークであとはダメになって行くだけなんだ」などと言ったものだ。



    そう言われるとガックリくる。なにしろ平均寿命が80歳を超えるのだから、人生というのは最初の20年だけが発展し、あとは衰退するだけというのだから夢がない。



    特に、「脳細胞は20歳から年々、脱落していって、再び回復することはない」と長く言われてきた。この間違った説明でどのぐらいの人が「歳のせいだ」と錯覚して、何も対策を打たずに、結果として間違いの犠牲になったかと思うと、学問も罪作りだ。



    最近の研究によると、このような学説の多くが間違というっていたことが判ってきた。頭脳や心についてはまた別の機会にするけれど、今回は「体は老化するか」ということについて最近の研究も含めて整理をしておきたい。



    簡単に言うと、「体はかなりの年齢まで老化しない」ということだ。そのうち、人体の筋肉や運動神経を極限まで使用する激しいスポーツでは、40歳ぐらいで衰えが来る。



    この現象を、「最大のパワーを100として」整理すると、普通の生活では100のうち、30ぐらいを使う。でもスポーツの一流選手は遺伝的に、また訓練によって少なくとも瞬間的には80ぐらいまでその能力を出すことができる。



    しかし年を重ねると、年齢にもよるけれどフルパワーが60ぐらいになるので、80から60へと落ちる。そこで引退する。それを見て「俺も歳だから」と普通の生活をしている人が錯覚する。でも、普通の生活をしている人はもともと30ぐらいしか使っていないので、60になっても何の変化もないはずなのだ。



    筋肉は継続的に鍛えればほぼ一定の状態を保つことができる。私の知り合いの武道家にお聞きしたら、むしろ歳と共に筋肉は向上しているという。それは自分で鍛錬できる筋肉が増えるからと説明された。



    骨の医療の研究会に出てみると、骨は日々、交換され新しいカルシウムの層を形成する。だから良質のカルシウム(吸収しやすいカルシウムで、食物から摂取する)を豊富にとり、適切に骨に負荷を与えれば、若々しい骨を維持することができる。



    もちろん内臓もそうで、お酒やタバコを飲みすぎたり、栄養のバランスを欠いたり、臓器の病気にならないように注意すれば適切に交換していくので老化を防ぐことができる。ただ一部の繊維組織などであまり交換されないとされているものもあるが、「更新されない」のか「更新する仕組みが発見されていない」のかは明確ではない。



    このような体のことを簡単にまとめると、
    1)過度な負荷をかけ続けると、代謝量がふえて若干、寿命が短くなる傾向が見られる、
    2)適度な負荷(運動)やストレッチなどの刺激、柔軟性などのケアーをすると、70歳ぐらいまではほとんど変化がない、
    3)体の老化の多くは、「高校の時より体を動かしていない」と言うことに尽きる。



    「歳だから」とあまり動かなかったり、かつては電車で席が空いても座らなかったし、若いときでも疲

    • 10分
    12.なぜ、人間は「太る」のか?

    12.なぜ、人間は「太る」のか?

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    先日、「肥満の医学」に関する論文を少し読んでいたら、とても面白いものがあった。単なる医学ではなく、なかなか興味深い物だったので、その一部を紹介したい。



    最初の論文は「人間は本来、太るはずはない」ということが書かれていた。動物はその動物に最適な体重にするために、おおくのシステムを持っていて、「これ以上、栄養を取る必要が無い」と言うことが判るようになっている。



    だから、特殊な病気になった動物や、人間が無理矢理、餌を与える動物などを別にしたら、「太った動物」というのはいない。確かに群れをなして何1000匹で草原を歩いているヌーでも、シマウマでもその体型はほとんど同じである。目の前にあふれるほどの草(食料)があるのに、痩せたり太ったりしていない!!



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    それに対して人間はBMI(肥満指数)で20以下のガリガリの人と、BMIが30以上の太った人がいる。いったい、これはどういう理由なのだろうか?と論文では問うている。研究の結果、人間も本来は太ることはできないが、頭脳が優先して必要も無い栄養を取ることがあるから太るという結論が書いてあった。



    そうなると、人間が太るという要因が二つあることがわかる。一つが「体重を制御する能力が病気で破壊された」という状態で、これは体の病気だ。もう一つは、体の異常は無いが、頭脳が壊れているという場合だ。



    多細胞動物が誕生して以来、は虫類まではDNA、つまり遺伝情報の方が優性だったが、哺乳動物になって僅かに頭脳情報が上回るようになり、さらに人類は脳が発達した哺乳動物よりさらに10倍程度の脳情報がある。だから、時に遺伝情報(生物としてのまともな情報)を脳情報が抑制することがあり、それが肥満の原因とされていた。



    私の今までの経験などに良く合う。たとえば、健康な時に脂っこい物が美味しいし、不調になると食べたくなくなる。朝はあまり食欲がないが、栄養を使い切った夕方は何でも美味しい。お醤油を掛けたいときには血圧が低く、末端の血流が不足している時だ。



    私の食欲制御はまともに行っているように見える。病気がちだった私も40歳ぐらいから今に至るまで、どんな生活をしても、何を食べても、たらふく食べても、食事を抜いても、いつでも62キロだったことを考えると、体は弱かったが、体重の制御装置は正常だったらしい。



    「肥満防止」とは「心に病を持たず、美味しい物を美味しい、食べたいときには食べる」ということで良いのだろう。



    もう一つは、「これ以上、栄養は取る必要は無い」ということをどこで感知しているかだ。一つは血中のグリコーゲンのようなもので、これは濃度を検出していると考えられている。その他にも人間の制御系だから、いろいろ工夫しているに相違ない。



    でも、一つ疑問がある。食べ物を口に入れるときにはまだ体はその食べ物の影響を受けていない。食べてから少なくとも10分ぐらいは胃に入った食べ物の種類などを検知して、食べるのを制限するのにかかるだろう。そうすると、常に食べ過ぎの危険があるのではないか?



    そう思っていたら、ある論文に「このぐらいで食べるのを止めよう」と感じるのは「血中の栄養」などではなく、

    • 8分
    11.「睡眠」とはなにか?

    11.「睡眠」とはなにか?

    かつて「不眠症」といったけれど、最近では少し広い意味で「睡眠障害」と言う。一言で言えば「眠れないこと」だ。私も長い間、不眠症に苦しみ、なにしろ「夜が明けてこなければ眠たくない」という厄介な状態だった。次の日は午後から眠くて仕方がない。



    でも、現代の大きな病気とも言われるほど睡眠に障害がある人がいるというのに、「睡眠とはなにか?」がまだ十分な解明されていないし、疑問点も多い。



    私が「睡眠」に本格的に疑問を持ったのは、20年ほど前だった。そろそろいい年になって来たし、それまで不眠症で悩んできたので、なぜ自分が元気なのかが理解できなかった。人よりかなり睡眠時間が短いのは確かで、睡眠薬やお酒をかなり飲んできたので、その障害もでて不思議ではなかった。それなのになぜ自分は元気なのだ?!



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    睡眠の研究を勉強してみると、多くの見解があったが、総じていえば、「睡眠時間は7時間、そのうち4時間半が体内疲労物質の処理、2時間半が頭の情報整理」という感じだった。データをさらに詳細にみると、一つの疑問が生じてきた。



    日中の活動で体に蓄積された「疲労物質」は、「意識を失っても、意識があっても同じペースで処理してくれる」ということであり、「意識を失うのは頭の整理だから2時間半でよい」と考えられることに気が付いた。



    つまり「睡眠」とは、「横になって基礎代謝に近い状態(安静)の状態を言うのか、それとも意識を失っている状態か」が分からないのだ。それでは実験してみようと思い、「横になる時間は7時間を確保」して、「そのうち、意識を失っている状態を2時間半以上取る」とした。そして「横になっているけれど、意識がある」と言うときにはできるだけ体の力を抜くこと、眠れないでイライラしたら体を動かしてしまうので、ラジオや録音を聴く(目は使わない)という方法を試みた。



    これは大成功し、「眠れない恐怖」から完全に解き放たれ、睡眠薬もお酒も不要となった。つまり、「横になる」というのは何時でもできるからだ。



    その後、さらに鍛錬をして、現在は、「7時間、横になっている」、「意識を失っている時間は必ず2時間半以上になる」、「意識があってイライラしたら、録音を聴くか、パソコンで面白い記事を見る」と言うことにしている。



    横になった後、「意識あり」→「意識なし」→「意識あり」を繰り返すので、自分としては「意識のある時しか覚えていない」という原理原則にそって「全く眠れなかった」と勘違いする。これを防ぐために時々、小さい音を出す仕組みを作り、その音を何回、覚えているかを調べたら、「一晩中、眠れなかった」という感じでも、「半分は意識を失っている」ことがわかった。



    ところでいまだに「7時間睡眠」=「4時間半の体の休養」と「2時間半以上の頭脳の整理」でよいのか、それとも=「7時間、意識を失っている状態」なのかは不明である。そして新方式(眠れないとイライラしたらパソコンを見る)が良いことかどうかも不明だ。やり始めてからまだ2年なので、決定的な不都合があるかもしれない。最近はパソコンではなくあまり面白くない本にしようかとも思っている。



    ところで、学問的な睡眠の定義は

    • 9分
    10.健康で長寿になるためには

    10.健康で長寿になるためには

    さて、血圧、コレステロール、ストレスと進み、健康と長寿に関係するもので残されたものは、感染症(肺炎、インフルエンザ)や糖尿、ガンなどだが、それは少し後にして、ここで中間まとめとして、いったい、人間の健康や寿命を決めるのは何であるかを少し深く考えてみたい。



    一つ一つのことは少しずつ詳しく考えていくことにして、まずは全体像を俯瞰してみる。まずは「運命的なもの」があり、個人としてはやや改善しにくいものだ。その一つに「人間の体の大きさ」、「人間の頭脳のビット数」などがあり、これは動物全体で強い相関関係が認められている。



    【運命的なもの】
    1) 体の大きさ
    2) 動く程度
    3) 頭脳の大きさ(ビット数)
    4) 運不運
    5) 遺伝気質・体質
    6) 病院が近くにあるか



    次に、人間の集団性にかかわる病気、寿命がある。このことはまだ医療分野ではほとんど研究が進んでいないので、多くの方がピンと来ないようだが、まずは「人間の健康は集団性に関係がある」ということを考えるきっかけになって欲しいを思っている。



    【集団性】
    6) どのような社会に属するか 
    7) 社会に貢献しているか
    8) 好かれているか(デディケーション)
    9) 異性がいるか
    10) 体を若くたもっているか
    11) 心を若くたもっているか



    動物ではすでに深く研究され、集団性の動物は集団に役立たなくなると、個体の健康に問題がなくても死ぬことが知られている。「子供を持つ、集団に役立つ」ことが歓迎され、それが(ここは推定だが)免疫系を活発にし、体の防衛のシステムが働くと考えられる。



    「好かれている」というのは「怒りっぽいと病気になる」というのと表裏一体で、体や心を若く保つことも集団として望ましい方向である。



    【個人の体の健康】
    12) 食事に注意しているか
    13) 軽い運動をしているか(辛い思い、重労働、エアコンのない生活)
    14) 被曝に注意しているか
    15) 一日7時間横になっているか(睡眠)
    16) 朝日に全身を当てているか



    集団性と健康に比べれば、個人の体を健康に保つ方法は繰り返し説明されている。現在の厚労省の政策や各医学会の議論も、人間の健康のうち、個人の体の健康だけに偏していると考えられる。



    【個人の心の健康】
    17) すっきりした部屋で生活しているか
    18) 適度に悪いことをしているか(お酒も含め)
    19) 怒りっぽいか穏やかか
    20) あきらめて、かつ張り切っているか
    21) お風呂にゆっくり入る(熱いか微温いかは善し悪し)



    そして最後に個人の心の健康を保つことが大切で、ごく最近、これも健康に大切なことだということが一般的になり、それが「ストレス解消」とそれに伴う「免疫系の活性」などが期待されている。



    いずれにしても、今回のまとめでは「これまで「こうしたら健康だ」という項目は人間の健康や寿命のごく一部にしか過ぎない」ということ、そして、私たちは「健康と寿命」ということから、人生全体を見渡してみたいと思う。



    そして最後に、人生の長さとは、(楽しい時間)の長さであり、眠っている時間も、つまらない時間も、健康だけを考えて我慢している時間も、人生の時間から引き算する必要があることに注意したいと思います。



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    • 8分
    9.ストレスのかわし方(2)対策編

    9.ストレスのかわし方(2)対策編

    「ストレス」という言葉がはじめて日本に登場してしばらくは、「ストレスとは何か」が主で、その頃、「どうしたらストレスが起きるのですか?」という質問がある時代だった。



    その後、しばらくしてテレビなどで「ストレスの減らし方」が解説された時期があった。最近は、さらに先に進んで、「ストレスは仕方がないから、その解消法」と言う段階に進んできたように思う。「そんな小出しにしないで、最初から正確に指導して」と言う人もおられますが、医療も最初から進歩しているのではないので、仕方がありません。ただ、医師は患者に心配させないようにやや断定的に言われますが、それは親切心なので、これも仕方がありません。



    ストレスの解消法も最初は「真面目なもの」が多かったが、さらに最近では「どうも我々は人間だ」と言うことに気が付き、より現実的な対策に変わりつつある。その一つが「お酒を飲んでいる人は、飲み続けたほうが寿命は長くなる」などである。



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    このグラフは長い間産業医をしていた立派なお医者さんが整理したもので、お酒が好きな人が無理にやめると、かえって短命になることを示しています。一般的に「お酒は体に悪い」、「酒は百薬の長」と言われ、医師はよくお酒を飲みます。このことから、「適度なお酒は、禁止するほどの害はない。お酒におぼれてアルコール中毒にならなければ良い」と言う程度が正確でしょう。



    ここでタバコも同じだと書きたいのですが、タバコのことを書くためには、私の体調の良い時でないと、反撃が厳しく、体力的に反撃に負けてしまうので、ここではお酒だけにしておきます。



    また、お酒などの他にも先回にご紹介した先生が教えていただいた「住まいの中のストレス要因」はなかなか興味あるものです。



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    「冷える住宅」、「臭う住宅」・・・アメリカは湿気が少ないので、北の部屋の方が賃料が高く、日本はカビが生えるから南が好まれます。
    「玄関の靴」、「廊下の段ボール」、「未整理なもの」・・・それを見るたびに無意識に頭の神経伝達物質を消費すると思われます。
    「不要なカレンダー」、「時計」、「置物」・・・それでなくてもゴチャゴチャした毎日の中で、さらにそれを複雑にするものです。



    私はと言えば、比較的簡単で、「今日も朝」で、「昨日は晴れ」ですから、その日暮らしで、ストレスもその日暮らしで忘れるようにしています。これもすぐにはできませんが、毎日訓練しているとそのうち、昨日のことを忘れるようになります。



    いずれにしても、健康を損ねるものには「集団性からもたらされる制限」、「自分で自分をあきらめる心」、「ストレスをため込む行為」などがあることがわかります。それでは果たして、「病原菌やウィルスに攻撃されず」、「交通事故などに遭わず」、「血圧、コレステロールなどを正常の範囲に収めて食事のバランスを取り、運動をし」、「ストレスをその日のうちに捨てる」と人間は病気にもならず、死にもしないのでしょうか?



    (平成26年5月10日)
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    • 9分
    8.ストレスのかわし方(1)精神論

    8.ストレスのかわし方(1)精神論

    ストレスが病気のもとになることは十分に知られています。といっても、私の若いころはストレスと言う言葉がなく、最初に聞いた時には何かさっぱりわからなかったことを思い出します。



    最近の研究の主流は、ストレスを避けるのも大切だが、それは仕方がないものとして受け止め、ストレスに耐性をつけようという方向に進んでいます。



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    先回、登場していただいた先生の話を再びしたいと思います。私の考えと少し違いますが、だからこそ、引用しながら整理すると立体的に考えることができると思います。



    ここでは、まず第一に「運動とリラックス」を進めておられますが、これは「私たちは動物だ」ということです。動物と言うのは読んで字のごとく「動くもの」ですから、動いて始めて私たちは動物になるというわけです。



    次に「体を冷やさない」とあります。この先生は漢方もご専門なので、人間の体は冷えてはいけないということを強調されます。現代流に言えば、血流を良くして、免疫力を上げるということで、湿布より温布、血圧に注意して熱いお風呂(湯治)などがこれに当たります。



    「早寝、早起き、十分な睡眠」も当然でもありますが、体の中の老廃物を取り、頭の再整理を行うことで、十分な睡眠と言うのは若い人は7時間、年配は6時間がもっとも健康と言われています。でも、このシリーズの終わりに整理したいと思っていますが、老化を防ぐためにはできるだけ若い人の生活を取り入れなければならないので、そういう意味では年配の人も日中、活発に動いて、睡眠も7時間取るというのが正しいでしょう。



    「朝起きたら太陽に顔を向ける」というのは、体内時計のリセットで、これも最近では定説になってきました。「町は西に発展する」と言いますが、毎朝、東に出勤する・・・朝、太陽に向かって歩く人が残るからと言われます。



    「ビタミンB1とタンパク質とミネラル」とあります。これはこのお医者さんのご推薦ですが、肉にはタンパクとビタミンB1が多く、多種類の食材にいろいろなミネラル(金属)が入っています。



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    次に6番目からですが、5番目までと違い、やや社会性のあるものが登場します。まずは「人と美味しい食事をする」ということで、人間が集団性であることからきています。「他人と美味しい食事」といいますと、まずは「誰かと付き合うこと」、そして「その人が自分に好意を持っている」ことが前提ですから、人のために何かをするということでもあります。



    「歌う、芸術に身を浸す」というのは人間が「知情体」で成り立っていて、スポーツ(体)、芸術(情)は知恵(知)とともに人間として大切だから、ストレス解消になるということです。この芸術や歌の中には、競馬やパチンコなども入ります。



    「鏡に映った自分に微笑みかける」というのはなかなか深淵ですが、まず「自分に自信を持つ」こと、それから「ニコヤカでいること」、そして「ああ、これが自分なのだな」と思うことがストレスの解消になるという意味です。つまり「自分は自分なのだ。これでよい」とほほ笑むわけです。



    「カイロス時空に遊ぶ」というのはさすがこのお医者さんが教養が高いので、このような表現をし

    • 11分

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