北海道の魚たちの由来をたどる 北海道大学
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- 科学
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表層には暖流が,その下には寒流が流れる北日本の海にくらす生き物たちのルーツは極東ロシアやアラスカなどにあります。そのため,関東以南には生息しない寒い海に適応した仲間たちが主役です。今,地球規模で進行している急速な温暖化は,北日本に生息する生物に対し,生息温度の変化や南方からの生物の侵入により,その子孫の維持が困難になる可能性があります。暖流に乗ってやってくる南の魚(クロマグロとセトヌメリ)と,北海道に定着している(アイナメ属魚類)を教材に,講義とシュノーケリングによる採集や観察を体験し,海の生物研究の大切さを楽しみながら感じてもらいたいと考えています。 (一般公開 ひらめき☆ときめきサイエンス 北海道大学函館キャンパス,臼尻水産実験所 2009年8月8-9日 宗原 弘幸 主催:北海道大学,独立行政法人日本学術振興会 )