みんなのまちづくりトーク

JSURP (認定NPO法人日本都市計画家協会)
みんなのまちづくりトーク

わたしたち「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」は、都市計画とまちづくりに関わる活動を行っている団体です。 現在380名超の会員がおり、その多くは研究や実践の場として全国各地域の「都市計画」や「まちづくり」に関与しています。その分野は「環境」「エネルギー」「基盤整備」「都市開発」「観光振興」「福祉」「教育」「市民活動支援」など様々です。 一方、社会環境が大きく変化している昨今、地域課題を解決するためには、様々な観点や経験を持つ方々や、多様な分野の企業が持つアイデアや技術が不可欠です。そこでわたしたちJSURPは、『みんなのまちづくりトーク』と題したPodcast番組を通して、より多くのみなさんと交流を育み、その輪を広げて、お互いに楽しみながらも、地域課題解決に繋がる知恵と工夫を見出したいと考えています。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 #NPO #まちづくり #ファシリテーション #都市開発 #エリマネ

  1. 7月13日

    #69 みんまちトーク『シリーズ;いっぽちゃんの5分で一歩_1冊目;迂回する経済』

    #69 みんまちトーク『シリーズ;いっぽちゃんの5分で一歩_1冊目;迂回する経済』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠⁠   Newシリーズ『いっぽちゃんの5分で一歩」。このシリーズは、シティラボ東京のコミュニティデレクターであり、当会Jsurpのなかでも指折りの読書家である平井一歩(ひらいかずほ)理事に、“お勧めの一冊”を聞くショート番組です。コンセプトは「5分聞くだけでもう一歩、見識を高めるきっかけを得るかも・・」。どうぞお楽しみ下さい。但し収録は原則として“飲みながら”行うスタイルです。居酒屋の賑やかさがお聞き苦しいとは存じますが、何卒お許しを。   ▼話していたことのリンク 『〈迂回する経済〉の都市論』吉江 俊 (著) https://amzn.asia/d/e6ipaDn 『シティラボ東京』 https://citylabtokyo.jp/   ▼出演者 平井 一歩(ひらい かずほ);Jsurp理事、アーバニスト専務理事・シティラボ東京コミュニティーディレクター             ▼パーソナリティ 原 拓也(はら たくや):Jsurp理事 安藤 裕之(あんどう ひろゆき):Jsurp理事 井上 雅子(いのうえ まさこ):Jsurp理事 ほか   ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼番組概要 今月の紹介書籍:「迂回する経済」(著:吉江 俊、学芸出版社) 都市計画・まちづくり分野における経済モデルの再考をテーマに、従来のリニア(直進型)経済とサーキュラー(循環型)経済の課題、そして新たな視点として「パブリックライフ(遊び)」の重要性を提起。 1. 経済モデルの比較と課題 リニアエコノミー(直進型経済):資源を取って、作って、使って、捨てる一方向型。合理的だが持続性に課題。サーキュラーエコノミー(循環型経済):資源循環を重視し、エレン・マッカーサー財団や大統領も言及するなど世界的にも推進されているが、実践面での困難や合理性の過剰が指摘される。両モデルの限界:どちらも「合理性」に偏りすぎており、都市の豊かさや公共空間の価値が十分に評価されていない。2. 「遊び」=パブリックライフの価値 吉江氏は「遊び」の要素を「パブリックライフ」と表現。都市計画において、最大容積率や床面積の追求ではなく、豊かな公共空間や人が集う場の創出が、人が滞在し、消費を促し、結果として中長期的な事業価値や評判(レピュテーション)向上につながる。「遊び」や「無駄」とされてきた要素が、実は経済的にも持続可能性や収益性をもたらす可能性があるという新たな視点。これは、従来の経済に負けて挫折してきた過去の経験とは異なる、新しい世界観を提示する。3. 実践・事例と今後の展開 サーキュラーエコノミーは短期的な導入ではなく、中長期的な視点での事業成立が重要。2025年9月6日に、シティラボ東京にて『変換と迂回から始まる』をテーマに基調講演を実施予定であり、サステナブルシティサミット5の開催も現在進行形で計画中。また併せて3月に「ボーダレス・ジャパン」(50以上のソーシャルビジネスを立ち上げている法人)との連携を開始し、6月にイベントを実施する計画。 ■□■戦略的示唆・リーダー向けインサイト■□■ 都市開発・まちづくりにおいては、従来の経済合理性だけでなく、公共空間や「遊び」の要素を戦略的に組み込むことが、中長期的な価値創出やレピュテーション向上に直結する。サーキュラーエコノミーの導入は短期的な成果を求めず、持続可能なビジネスモデルとして設計する必要がある。ソーシャルビジネスや異分野との連携による新たな価値創出の実験が、今後の都市計画の競争力強化に寄与する可能性がある。(以上)

    6分
  2. 5月24日

    #68 みんまちトーク『伴 宣久さんと語る、地域と行政が共に育てるまちづくり(4)』

    #68 みんまちトーク『伴宣久さんと語る、地域と行政が共に育てるまちづくり(4)』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第68回は、前回に引き続き、元台東区都市づくり部長、伴 宜久(ばん のぶひさ)さんをお迎えした全4回番組の最終回です。今回は伴さんが「谷中のまちづくり」についてお伺いします。伴さんのご趣味である「旧車」のお話しもチラリ・・。どうぞお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク 『〔実践〕自治体まちづくり学』上山肇 (著), 伴宣久 (著), 田村知洋 (著), 内藤結子 (著), 笹沼史明 (著) https://amzn.asia/d/7zuplyi 『東京の 自治体まちづくりⅠ —東京スカイツリー・自治体連携のまちづくり 他 (自治体まちづくり学シリーズ)』 上山肇 (著), 河上俊郎 (著), 伴宣久 (著) https://amzn.asia/d/8GDEEzd   ▼出演者 伴 宣久(ばん のぶひさ)一財日本建築設備・昇降機センター定期報告部長、東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部建築学科卒、東京都立大学(旧首都大学東京)都市環境科学研究科博士課程後期卒。民間企業に就職後、東京特別区(台東区)営繕課長、まちづくり推進課長、都市計画課長、都市づくり部長、用地施設活用担当部長を経て現職。一級建築士、建築基準適合判定資格者、工学博士。著書:自治体まちづくり学(編著。公人の友社、2024年) 論文:「敷地整除型区画整理事業を活用した歩行者空間の創出と大街区化による商業・業務機能の強化」(アーバンインフラテクノロジー推進会議、2012年)、「東京都心4区における都市再生特別地とその他都市計画制度の外部効果の比較」(日本建築学会計画系論文集82巻72号、1211-1219頁、2017年)、「東京都心部における不動産価格に着目した都市更新と都心居住に関する都市計画制度の効果の研究」(博士論文、2018年)              ▼パーソナリティ 内山 征(うちやま ただし):Jsurp理事 安藤 裕之(あんどう ひろゆき):Jsurp理事   ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼番組概要 「谷中を守る都市計画の知恵 ― 路地とカフェと歴史を未来へ」 出演 第1章 都市計画道路をどう扱うか――谷中という舞台 東京都台東区・谷中。ここには、南北・東西に交差する都市計画道路が存在していた。伴氏が携わったのは、そのうち東西に走る道路の計画廃止と、その後の町の未来を守る地区計画づくりであった。 「道路をなくすだけでは、町が無秩序に変わってしまう。だからこそ、都市計画道路の廃止と同時に地区計画を定めたんです」(伴氏) 芸大卒業生が地域に入り調査協力を行う中で、町の細分化した住民層・土地利用の実態を丁寧に把握しながら計画を進行。現地の声を大切にした合意形成が、計画の核心を支えた。 第2章 「まちの記憶」をいかに継承するか 谷中のととい通り沿いには、古い建物が多く残されていた。茅場コーヒー、質屋跡、調査官通り沿いの朝倉彫塑館…。こうした建物は、まちの魅力そのものである。 しかし、都市計画道路を通す場合、それらの建物が失われる可能性があった。登録文化財の旧質屋については、所有者が土地売却を希望した際、台東区が取得に動いた。 「まちの価値は、建物の“古さ”だけじゃない。人が使い続けてこその“記憶”なんです」(伴氏) その後、同建物は民間提案を経て、新たな利活用へ向けて動き出している。 第3章 まち並み誘導の難しさと挑戦 都市計画法の規制を外したことで、町並み誘導型の地区計画を策定。特に、狭小地が多いエリアでは、壁面線やセットバックなどの工夫で建築可能な延べ床面積を確保しようとした。 ところが、都市計画審議会では「それでは景観が壊れる」との指摘も。 「職員がレーザー測量で門の奥行きまで調査したほど、徹底的にやった。でも最終的には方針転換が必要でした」(伴氏) 都市計画の手法と、町の個性を守る知恵のせめぎあい。そのバランス感覚が問われた瞬間だった。 第4章 協定という“もう一つの都市計画” 都市計画道路の見直し時に危惧されるのが、規制解除による混乱や訴訟だ。しかし、谷中ではそのリスクが比較的低かった。その鍵は「建築協定」にあった。 芸大卒業生を中心としたまちづくり協議会が、都市計画道路予定地にあらかじめ建築協定を締結していたため、法的規制を外しても秩序が維持されたのである。 第5章 景観、文化、防火…木造建築の未来を考える 谷中の古い建物を保全・再利用するには、防火規制との折り合いも避けられない。準防火地域で木造建築の再建は難しいが、耐火性能を高めた木造建築の技術も登場している。 また、赤坂の旧家から出た建材を谷中に移築するというアイデアも浮上。 「やろうと思えば、伝統的な建物を現代に蘇らせることも可能なんです」(伴氏) 第6章 「歩いて楽しい町」にこそ価値がある 谷中には、ショコラティエ、リノベ系の店、かき氷の名店、古自転車店など、小さくても個性ある店が路地に散らばっている。車好きの伴氏曰く、「街並みに似合う車が、街を引き立てる」のだと。 「自分のクラシックカーも、谷中に持って行くと絵になるんですよ(笑)」 散歩しながら歴史を感じられる町、それこそがまちづくりの到達点なのかもしれない。 第7章 まち歩きから、未来の都市像へ 番組の最後には、こんな一幕も。 「今度は『みんなのまちあるきトーク』にして、一緒に谷中を歩きましょう!」 伴氏はこれまでも大学や海外ゲストに谷中を案内してきた。歩くことで見えてくる町の価値。補助金制度を含めた都市の保全制度を改めて問い直す声もあがる。 終わりに 谷中という一つの町を通して見えたのは、「都市計画」と「まちの記憶」が交差する接点でした。都市開発の名の下に何を壊し、何を残すか。伴氏の言葉と実践が、多くの視聴者にとってヒントとなるはずです。

    17分
  3. 5月17日

    #67 みんまちトーク『伴 宣久さんと語る、地域と行政が共に育てるまちづくり(3)』

    #67 みんまちトーク『伴宣久さんと語る、地域と行政が共に育てるまちづくり(3)』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第67回は、前回に引き続き、元台東区都市づくり部長、伴 宜久(ばん のぶひさ)さんをお迎えした全4回番組の第3回です。今回は伴さんが取り組まれた「上野駅公園口の整備」についてお伺いします。どうぞお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク 『〔実践〕自治体まちづくり学』上山肇 (著), 伴宣久 (著), 田村知洋 (著), 内藤結子 (著), 笹沼史明 (著) https://amzn.asia/d/7zuplyi 『東京の 自治体まちづくりⅠ —東京スカイツリー・自治体連携のまちづくり 他 (自治体まちづくり学シリーズ)』 上山肇 (著), 河上俊郎 (著), 伴宣久 (著) https://amzn.asia/d/8GDEEzd   ▼出演者 伴 宣久(ばん のぶひさ)一財日本建築設備・昇降機センター定期報告部長、東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部建築学科卒、東京都立大学(旧首都大学東京)都市環境科学研究科博士課程後期卒。民間企業に就職後、東京特別区(台東区)営繕課長、まちづくり推進課長、都市計画課長、都市づくり部長、用地施設活用担当部長を経て現職。一級建築士、建築基準適合判定資格者、工学博士。著書:自治体まちづくり学(編著。公人の友社、2024年) 論文:「敷地整除型区画整理事業を活用した歩行者空間の創出と大街区化による商業・業務機能の強化」(アーバンインフラテクノロジー推進会議、2012年)、「東京都心4区における都市再生特別地とその他都市計画制度の外部効果の比較」(日本建築学会計画系論文集82巻72号、1211-1219頁、2017年)、「東京都心部における不動産価格に着目した都市更新と都心居住に関する都市計画制度の効果の研究」(博士論文、2018年)              ▼パーソナリティ 内山 征(うちやま ただし):Jsurp理事 安藤 裕之(あんどう ひろゆき):Jsurp理事   ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼番組概要 特集:上野駅公園口の整備 裏話 〜歴史と想いが交差する「まちの玄関口」〜 【第1章】忘れられた計画――“幻の超高層ホテル”から始まった 昭和58年。上野駅前には、著名建築家・磯崎新氏の手による「超高層ホテル」の構想があった。しかし、地元住民の反対とJRの方針転換により、計画は頓挫。ともすれば埋もれていたこの地が再び脚光を浴びるのは、東京都による「上野公園グランドデザイン」がきっかけだった。 「当時はまちづくり推進課長として、“どう地元の理解を得るか”に心を砕きました」と、元台東区都市づくり部長・伴氏は語る。 【第2章】構想から苦難の選定へ――「2重ロータリー案」の舞台裏 上野駅公園口の整備には、アンダーパス案、オーバーブリッジ案、ロータリー案と複数の候補が並んだ。しかし、新幹線の高圧設備移設に30億円、景観破壊の懸念などの課題が噴出。 「最終的に選ばれたのは“2重ロータリー”。地元の意向や技術的現実を踏まえた、妥協と挑戦の産物でした」 【第3章】世界遺産が背中を押した――“西洋美術館登録”の波及効果 2016年、西洋美術館の世界遺産登録。この出来事が、JRと東京都、台東区の連携を後押しした。 「JRが“協力姿勢”を見せた瞬間、動き出したのです」と伴氏。「ユネスコの要請する“バッファゾーン”の形成と調整も大きな転換点でした」 【第4章】完成後の変化――文化と回遊の「起点」へ 完成した公園口は、「歩きやすさ」と「景観」を兼ね備えた玄関口に。高齢者や足の不自由な方にも配慮された動線が確保され、文化施設へのアクセスは飛躍的に向上。 「駅前の印象が一変し、公園全体の雰囲気が格段に良くなった」「文化施設からアメ横・谷中への回遊性も意識され始めた」 【第5章】さらなる展望――「連携」と「魅力」の掛け算へ 現在も、アメ横や上野の森美術館、丸井などが連携し、イベントの展示物を地域全体で共有する取り組みが進む。 「商業施設と文化施設、行政の“横連携”が次なる鍵」と伴氏。「エリアを越えた“歩きたくなる街”への挑戦は、今も続いています」 編集後記 上野駅公園口の整備は、単なる都市改造ではなく、“文化・交通・景観・市民感情”が絡み合う、まちづくりの縮図である。数十年越しの構想と、その実現に向けた地道な調整は、まちづくりの本質を私たちに教えてくれる。 「まちをつくるとは、人の記憶と暮らしを未来につなぐこと」この対談の一言が、それを雄弁に物語っていた。(おわり)

    17分
  4. 4月27日

    #66 みんまちトーク『伴 宣久さんと語る、地域と行政が共に育てるまちづくり(2)』

    #66 みんまちトーク『伴宣久さんと語る、地域と行政が共に育てるまちづくり(2)』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第66回は、前回に引き続き、元台東区都市づくり部長、伴 宜久(ばん のぶひさ)さんをお迎えした全4回番組の第2回です。今回は伴さんが現在も取り組んでいらっしゃる「まちづくり塾」についてお伺いします。どうぞお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク 『〔実践〕自治体まちづくり学』 上山肇 (著), 伴宣久 (著), 田村知洋 (著), 内藤結子 (著), 笹沼史明 (著) https://amzn.asia/d/7zuplyi 『東京の 自治体まちづくりⅠ —東京スカイツリー・自治体連携のまちづくり 他 (自治体まちづくり学シリーズ)』 上山肇 (著), 河上俊郎 (著), 伴宣久 (著) https://amzn.asia/d/8GDEEzd   ▼出演者 伴 宣久(ばん のぶひさ)一財日本建築設備・昇降機センター定期報告部長、東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部建築学科卒、東京都立大学(旧首都大学東京)都市環境科学研究科博士課程後期卒。民間企業に就職後、東京特別区(台東区)営繕課長、まちづくり推進課長、都市計画課長、都市づくり部長、用地施設活用担当部長を経て現職。一級建築士、建築基準適合判定資格者、工学博士。著書:自治体まちづくり学(編著。公人の友社、2024年) 論文:「敷地整除型区画整理事業を活用した歩行者空間の創出と大街区化による商業・業務機能の強化」(アーバンインフラテクノロジー推進会議、2012年)、「東京都心4区における都市再生特別地とその他都市計画制度の外部効果の比較」(日本建築学会計画系論文集82巻72号、1211-1219頁、2017年)、「東京都心部における不動産価格に着目した都市更新と都心居住に関する都市計画制度の効果の研究」(博士論文、2018年)              ▼パーソナリティ 内山 征(うちやま ただし):Jsurp理事 安藤 裕之(あんどう ひろゆき):Jsurp理事   ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp   ▼番組概要 【第一章】 まちづくり塾の誕生と広がり――現場発の学び合い 安藤氏が切り出した今回のテーマは、伴氏が立ち上げた「まちづくり塾」。 伴氏は、平成19年、台東区のまちづくり推進課長時代に、23区の管理職有志による勉強会に参加したことがきっかけと語ります。足立区、渋谷区、江戸川区など、先行事例を持つ自治体から学び、ネットワークを築きました。 その後、台東区役所退職を機に、自らの経験を「武勇伝」ではなく、「未来につなぐ知恵」として伝える場を設けようと、仲間とともに新たな「まちづくり塾」を設立。墨田区の水間町、中野区の再開発地区、浜松町の開発エリアなど、現場見学と意見交換を重ね、参加者は30人から50人超へと増加。法政大学との連携によるシンポジウムも成功を収めました。 【第二章】 23区から全国へ──まちづくり塾の未来 内山氏が指摘する通り、23区の職員には意識の高い人材が多く、地域による違いを越えて、職員間でのネットワークづくりが進んでいると伴氏は振り返ります。 特別区に限らず、今後は地方都市とも積極的に交流し、全国的な広がりを目指していきたいと抱負を語りました。 安藤氏も、「神奈川県にもぜひ来ていただきたい」と期待を寄せ、自治体職員のローテーション制が勉強会継続の難しさを生む中、伴氏の活動が突破口になるのではないかと期待を膨らませました。 【第三章】 上下を超えたネットワーク形成──勉強会運営の工夫 まちづくり塾では、役職の垣根を超え、若手からベテランまでがフラットに意見交換できる雰囲気づくりを大切にしていると伴氏は語ります。懇親会でも「役職順」ではなく「混ぜて座る」を徹底。 参加者同士の化学反応が起きることを意図的に設計しているとのこと。 また、テーマもハード(施設整備)だけでなく、福祉や多文化共生、観光政策などソフト面にも重点を置き、毎回参加者アンケートに基づいて次回テーマを設定。伴氏の絶妙なバランス感覚が塾を支えていることが、内山氏からも讃えられました。 【第四章】 まちづくりは「ハード×ソフト」で──台東区の実践事例 後半では、台東区のまちづくり事例に話が及びます。 防災、商業観光、伝統工芸など、ソフト政策を重視した都市計画マスタープラン作成の裏話も披露されました。 伴氏は、かつての職人街から不動産業へと変貌した台東区の変遷を解説し、ハードだけでなく、ソフトの掘り起こしと育成の重要性を強調しました。 さらに、廃校跡を活用した「台東デザイナーズビレッジ」などの成功事例や、観光資源として再評価される「かっぱ橋道具街」の変化にも言及。 伝統を守りながらも、新たな価値創造に挑む台東区の姿が浮かび上がりました。 【エンディング】 これからのまちづくりに求められるもの 内山氏は、「台東区は、古き良きものを守りつつ、しなやかに更新し続ける街」と評し、ハード整備だけではない、ソフト戦略の重要性を改めて指摘。 伴氏もまた、「経済原理だけに流されず、地域資源を生かし続ける」ことの必要性を訴え、次回への期待を膨らませながら番組は締めくくられました。

    19分
  5. 4月13日

    #65 みんまちトーク『伴宣久さんと語る、地域と行政が共に育てるまちづくり(1)』

    #65 みんまちトーク『伴宣久さんと語る、地域と行政が共に育てるまちづくり(1)』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第65回は、元台東区都市づくり部長、伴 宜久(ばん のぶひさ)さんをお迎えした全4回番組の初回です。第1回は、伴さんが区役所時代に取り組んだまちづくり活動、そのなかでのJsurp(日本都市計画家協会)との出逢いなどについてお伺いします。どうぞお楽しみ下さい。 ▼話していたことのリンク 『〔実践〕自治体まちづくり学』上山肇 (著), 伴宣久 (著), 田村知洋 (著), 内藤結子 (著), 笹沼史明 (著) https://amzn.asia/d/7zuplyi 『東京の 自治体まちづくりⅠ —東京スカイツリー・自治体連携のまちづくり 他 (自治体まちづくり学シリーズ)』 上山肇 (著), 河上俊郎 (著), 伴宣久 (著) https://amzn.asia/d/8GDEEzd ・令和6年度まちづくりカレッジ(台東区主催) https://www.city.taito.lg.jp/kenchiku/koumin/college/0158203820140602.html ・まちづくり検定(一般社団法人まちづくり推進機構主催) http://machi-kentei.jp/ ▼出演者 伴 宣久(ばん のぶひさ)一財日本建築設備・昇降機センター定期報告部長、東京都市大学(旧武蔵工業大学)工学部建築学科卒、東京都立大学(旧首都大学東京)都市環境科学研究科博士課程後期卒。民間企業に就職後、東京特別区(台東区)営繕課長、まちづくり推進課長、都市計画課長、都市づくり部長、用地施設活用担当部長を経て現職。一級建築士、建築基準適合判定資格者、工学博士。著書:自治体まちづくり学(編著。公人の友社、2024年) 論文:「敷地整除型区画整理事業を活用した歩行者空間の創出と大街区化による商業・業務機能の強化」(アーバンインフラテクノロジー推進会議、2012年)、「東京都心4区における都市再生特別地とその他都市計画制度の外部効果の比較」(日本建築学会計画系論文集82巻72号、1211-1219頁、2017年)、「東京都心部における不動産価格に着目した都市更新と都心居住に関する都市計画制度の効果の研究」(博士論文、2018年)              ▼パーソナリティ 内山 征(うちやま ただし):Jsurp理事 安藤 裕之(あんどう ひろゆき):Jsurp理事 ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp ▼キーワード 【チャプター1】自己紹介とまちづくりとの出会い 内山:本日の「みんなのまちづくりトーク」は、JSURP理事の内山が聞き手を務めます。ゲストには、台東区役所OBであり、現在は「日本建築設備・昇降機センター」勤務、さらに法政大学地域研究センターの客員研究員など、ご本人曰く「だいたい1.8足」のわらじを履かれている伴宣久さんをお迎えしました。一緒にお話を伺うのは、同じく元行政職員のプランナー、安藤理事です。 伴:皆さんこんにちは。伴と申します。元々は台東区役所で長年勤務し、公共施設の建設などを担当していました。平成19年に初めて“まちづくり”という分野に異動となり、全くの素人からのスタートでした。今日はよろしくお願いいたします。 安藤:よろしくお願いします。 【チャプター2】JSURPとの出会い──「まち塾」の再構築 内山:JSURPとの関わりは? 伴:台東区役所採用時は建築設備系職員で、20年以上公共施設の建設を担当していました。平成19年にまちづくり推進課長になり、初めてまちづくりの仕事に就きましたが、右も左も分からない状態で…。そのときに地域の方からJSURPメンバーを紹介していただきました。当時、隣の都市計画課が区民向けに「下町塾」という講座を長年開催していましたが、ほぼ座学だけで一方通行の講義だけ。60代以上の参加者中心で反応もいまひとつだったんです。都市計画課長から「何かアイデアはないか」と相談されJSURPに声をかけました。「現場を知る実務者がいる」と聞き、野口さんや原さんに講師をお願いし、ワークショップを導入することになったんです。 内山:聞くだけの講座から体験型の学びへと。 伴:その通りです。講義の後に実際に街に出てターゲットと定めたエリアを歩き、ワークショップ形式で意見をまとめ、地域の方々にプレゼンするという流れを作りました。建築系の大学や鉄道事業者等にも声をかけたことで参加者も多様になり講座が非常に盛り上がりました。 【チャプター3】卒業生の自走──NPO法人の誕生とその後 伴:やがて下町塾の卒業生の中から自主的に団体を立ち上げる動きが生まれました。当初は交流会でしたが、次第に本格的になり、NPO法人を設立。今では区から委託を受けて市民向け講座の運営を担うまでに発展しました。 内山:都市計画課の“困りごと”を、伴さんがネットワークと発想で解決されたのですね。 伴:好奇心が旺盛なので、「自分がわからないことは、誰かと一緒に学べばいい」というスタンスでした。 内山:営繕課が長かったとのことですが根っから「まちづくり」の素養があったのでは? 伴:都市計画のトの字も知らず、当時は町の人と話すことも苦手でした。 【チャプター4】まちづくり検定という挑戦 内山:その後の展開でのJsurpとの関係は? 伴:実際に調査も請け負って頂きましたし、暫くして「まちづくり検定」のお話しを頂きました。当時、「下町塾」の卒業時には卒業式のようなものはあったのですが、何かもっと達成感のあるものを…と思っていたところにお話しを頂き、是非にと、取り入れました。ただ、予算が無かったので、一応「下町塾」のなかでまちづくり検定の紹介はして、オプションとして実施して頂きました。 内山:安藤さん、まちづくり検定、ご存じでしたか。 安藤:いえ、知りませんでした。(笑) 伴:下町塾の講座が終わったあと、まちづくり検定の講義を数回やっていただき、最後、検定試験を行い、一定の得点を超えると合格。私は最後の方で受けたのですが、周囲から「100点取って当然」と言われてプレッシャーでした(笑)。 安藤:何点が合格ラインだったんですか? 伴:70点です。合格証があることで、単なる“修了”ではない実感が得られるようになりました。受験者の中には、これを機に自分のまちへの理解や愛着が深まった人も多かったと思います。 【チャプター5】「要望型」から「自立型」へ──協議会の変化 内山:まちづくり協議会の活動も、変わってきましたか? 伴:以前は「行政に要望する場」という雰囲気でしたが、今は「自分たちで何をやるか」を考える場になってきました。なかには東京大学のまちづくり大学院に進学された方もいて、本当に色んな方がいらっしゃって、地域の活動を牽引するようになっています。 内山:時代背景もあるかもしれませんが、まちづくり協議会という名のもとの「要望型」が多かったのが、伴さんたちがいろいろ勉強されて、さらにまちづくり検定や講座の積み重ねがあって、本当の地域主体の活動へとつながったわけですね。素晴らしいですね。 安藤:下町塾が出来てから20年くらいですか? 伴:もう30年経っていますね。当初は都市づくり部の外郭団体に公社があり、そこの事業として、まちづくりを仕掛けたい地域の人材育成の観点ではじまったが、公社が解散して、都市計画課の仕事になった経緯がある。 【チャプター6】まちづくりの原点とこれから 内山:そもそも伴さんの学生時代には「まちづくり」という意識はあったのですか? 伴:全くなかったです。私が学んだ大学は意匠系中心で、建築家を目指すのが主流でした。私は「落ちこぼれ」で建築設備を専攻しました(笑)。今もその知識が本業ですが、まちづくりに関しては全くゼロからのスタートでした。 内山:でも、今の台東区のまちづくりは、伴さんが築いたレールが基礎にあるのでは? 伴:いえ、最初のレールを敷いたのは「大江さん」という先輩です。私はそのレールに乗って、少しずつ自分なりの形を築いていった感じです

    16分
  6. 3月30日

    #64 みんまちトーク韓国収録編3『文化芸術専門家がまちづくりに関わる意味とは。そしてまちづくりとは何か。』

    #64 みんまちトーク韓国収録編3『文化芸術専門家がまちづくりに関わる意味とは。そしてまちづくりとは何か。』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第64回は、韓国収録編の最終回。まちには人がいないと意味がない、空間ではなく意味のある場所があること、それによって人が幸せになることが大事だというキムさん。ではまちの文化芸術の意味とは何でしょう。そもそも全てのまちには固有の文化芸術があり、それがどんどんなくなってきているとキムさんは言います。そんな社会の変化がある中で、文化芸術の専門家が関わる現代的な意味とは、とりわけ演劇の専門家が関わる意味について文化芸術教育との関係も含め、深い話を聞いていきます。そして今後の展開についてキムさんの頭にある構想とは?「物語を生きる地域、物語を生きる人」とは? どうぞお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク キムさんが作成した文甲島の動画(韓国語) https://youtu.be/rtuvi6-6mcU?si=WVYe2d3PFdz7ukLR   ▼出演者 金宗炫(キム・チュンヒョン)氏 社会的協同組合「人生劇場」理事長。仁荷大学校(イナだいがっこう、英称: Inha University)文化芸術教育院講師。1987年に演劇界に入門して以来、現在まで主に場所と人の話に関心を持ち、公演と文化芸術教育活動を行っている。島に関しては、島芸術学校、島演劇祭などを作ることを構想中。自身が10年間まちづくり活動を行った文甲島についてその活動経緯をまとめた「文甲島に入る」を2023年に上梓。 ▼パーソナリティ 高鍋 剛(たかなべ つよし):Jsurp理事・副会長 ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp

    19分
  7. 3月23日

    #63 みんまちトーク韓国収録編2『演劇人が島でまちづくりを実践。祭りを通じて住民が地域を発見していくプロセスへ。。』

    #63 みんまちトーク韓国収録編2『演劇人が島でまちづくりを実践。祭りを通じて住民が地域を発見していくプロセスへ。。』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第63回は、前回に続き、韓国収録編の第二回。文甲島に拠点をつくり島に住み始めたキムさん。住民達と対話するにつれ、祭りをやってみたいという話になり、キムさんは祭りのプロデュースをすべく、裏方として活動します。祭りを通じて住民が感じたことは何だったのか、地域が自ら祭りをやることの意味は何か。そしてまちづくりと文化の関係、まちと人との関係とは何かに迫ります。どうぞお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク キムさんが作成した文甲島の動画(韓国語) https://youtu.be/rtuvi6-6mcU?si=WVYe2d3PFdz7ukLR   ▼出演者 金宗炫(キム・チュンヒョン)氏 社会的協同組合「人生劇場」理事長。仁荷大学校(イナだいがっこう、英称: Inha University)文化芸術教育院講師。1987年に演劇界に入門して以来、現在まで主に場所と人の話に関心を持ち、公演と文化芸術教育活動を行っている。島に関しては、島芸術学校、島演劇祭などを作ることを構想中。自身が10年間まちづくり活動を行った文甲島についてその活動経緯をまとめた「文甲島に入る」を2023年に上梓。 ▼パーソナリティ 高鍋 剛(たかなべ つよし):Jsurp理事・副会長 ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp

    21分
  8. 3月22日

    #62 みんまちトーク韓国収録編1『仁川の演劇人がまちづくりにハマったわけ。そして島のまちづくりの始まり』

    #62 みんまちトーク韓国収録編1『仁川の演劇人がまちづくりにハマったわけ。そして島のまちづくりの始まり』 この番組は「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称⁠⁠⁠JSURP⁠⁠⁠(じぇいさーぷ)」がお届けするポッドキャスト『みんなのまちづくりトーク』です。毎回多彩なゲストと共に、いま話題のまちづくり事例、新しい制度、活動のhow-toなどを紹介していきます。 ★☆★「この番組、いいね♪」とお感じになった方は是非、当協会(JSURP)へのご寄付を御願いします!あなたのご寄付がわたしたちNPO法人のエネルギー源になります!⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://jsurp.jp/nyuukai/⁠⁠⁠⁠⁠   第62回は、初の海外収録編。Jsurp理事の高鍋剛と原拓也が2024年秋に韓国仁川を訪問し、韓国の演劇人キム・チュンヒョン氏に話を聞きました。キムさんは演劇を通じた文化教育を行う傍ら、あることがきっかけである島のまちづくりに関わることになりました。第1回は、キムさんがなぜまちづくりに興味を持ったのか、文化芸術の専門家がまちづくりに関わる意味とは何か、そして「文甲島」という仁川の海に浮かぶ人口100人の小さな島、文甲島に通って住民達との交流を深めていくまでの話をお聞きしました。なお、キムさんとJsurp理事;高鍋は2015年に東京で開催された全国まちづくり会議の「日韓まちづくりフォーラム」で出会い、9年ぶり仁川で再会しました。二人の楽しげなトークをどうぞお楽しみ下さい。   ▼話していたことのリンク キムさんが作成した文甲島の動画(韓国語) https://youtu.be/rtuvi6-6mcU?si=WVYe2d3PFdz7ukLR   ▼出演者 金宗炫(キム・チュンヒョン)氏 社会的協同組合「人生劇場」理事長。仁荷大学校(イナだいがっこう、英称: Inha University)文化芸術教育院講師。1987年に演劇界に入門して以来、現在まで主に場所と人の話に関心を持ち、公演と文化芸術教育活動を行っている。島に関しては、島芸術学校、島演劇祭などを作ることを構想中。自身が10年間まちづくり活動を行った文甲島についてその活動経緯をまとめた「文甲島に入る」を2023年に上梓。 ▼パーソナリティ 高鍋 剛(たかなべ つよし):Jsurp理事・副会長 ◇フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp

    20分

評価とレビュー

5
5段階評価中
6件の評価

番組について

わたしたち「認定NPO法人日本都市計画家協会;通称JSURP(じぇいさーぷ)」は、都市計画とまちづくりに関わる活動を行っている団体です。 現在380名超の会員がおり、その多くは研究や実践の場として全国各地域の「都市計画」や「まちづくり」に関与しています。その分野は「環境」「エネルギー」「基盤整備」「都市開発」「観光振興」「福祉」「教育」「市民活動支援」など様々です。 一方、社会環境が大きく変化している昨今、地域課題を解決するためには、様々な観点や経験を持つ方々や、多様な分野の企業が持つアイデアや技術が不可欠です。そこでわたしたちJSURPは、『みんなのまちづくりトーク』と題したPodcast番組を通して、より多くのみなさんと交流を育み、その輪を広げて、お互いに楽しみながらも、地域課題解決に繋がる知恵と工夫を見出したいと考えています。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 #NPO #まちづくり #ファシリテーション #都市開発 #エリマネ

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