社長参謀|名古屋

社長参謀|名古屋

元・苦情係の社長参謀、企画力が強み。創業2001年、事業開発で企業を強くする会社を経営。毎日200件のクレーム対応で培った顧客目線を武器に、経営者の右腕、現場の伴走者として事業開発と組織変革を支援。お客様の痛みを知るからこそ、血の通った戦略で貴社の挑戦を支援します。趣味はウルトラマラソン&トレイルラン。 社長参謀|代表取締役 小島章裕 会社概要|witem.co.jp 事業創造|iiidea.jp

  1. 1日前

    新規事業の「アイデアマン」が育たず、社長依存から抜け出せない

    ウィッテムのエリーです。 時刻は夜10時を回りました。 アイデアの破壊力で今を変える、経営者のための情報番組、「深夜の創造しい会」が始まりました。 今夜も、会社の未来をおもう、素敵な経営者のあなたと一緒に、創造しい時間を過ごしていきたいと思います。 さて、社長。 あなたは今、新規事業のタネ探しに、一人で頭を悩ませてはいませんか? 「何か面白いことないかな」 そう社員に声をかけてみても、なかなか手は挙がらない。 結局、自分が先頭に立って動かないと何も始まらない。 そんな、孤独な新規事業開発に、もしかしたら、もう限界を感じているのではないでしょうか。 今夜は、そんなあなたのための、あるシンプルな解決策をご紹介します。 これは、「社長参謀」の小島からのアドバイスです。 小島はこう言います。 社長、社員への声のかけ方を、少しだけ変えてみませんか?と。 「アイデアを出せ」と言うのをやめて、代わりにこう伝えてみるのです。 「お客様の"不満"を、一人一つずつ集めてきてほしい」と。 そして、具体的な方法として、週に一度、たった15分で良いので、「お客様の不満共有ミーティング」を開くことを提案しています。 このミーティングには、大切なルールが2つだけあります。 一つ目は、どんなに些細な不満が出ても、決して否定しないこと。 二つ目は、その場では、解決策を考えないこと。 ただ、お客様の不満を共有する。 たったこれだけです。 これを続けていくと、不思議なことが起こります。 今まで社内に内向きがちだった社員の視点が、自然とお客様の方へと向いていくのです。 そして、社内には、新規事業の貴重なタネである「お客様の本当の課題」が、どんどん集まり始めます。 そう、アイデアはゼロからは生まれません。 お客様の悩みや不満という、豊かな土壌があって初めて、力強く芽吹くものなのですね。 小島は、社長の仕事についても、こう語っています。 社長の仕事は、自らアイデアを出すことではありません。 社員が一生懸命集めてきてくれた、お客様の不満という"宝の山"の中から、会社の未来に繋がる原石を見つけ出すこと。それこそが、社長の最も重要な役割なのです。 ミーティングの進め方が分からない、という場合は、場数を踏んだプロに任せるというのも一つの手かもしれませんね。 さあ、いかがでしたでしょうか。 「アイデア探し」から「不満集め」へ。 この小さな視点の転換が、あなたの会社に新しい風を吹き込むきっかけになるかもしれません。 それでは、今夜の「深夜の創造しい会」はここまで。 また、この時間にお会いしましょう。 お相手は、ウィッテムのエリーでした。 #孤独な社長 #思考の壁打ち #社長参謀 #社長 #起業家 #会社経営 #マネジメント

    3分
  2. 第3回 〜本を読んで体力がつく話 実践編〜「筋肉質な組織」へ変革する処方箋

    2日前

    第3回 〜本を読んで体力がつく話 実践編〜「筋肉質な組織」へ変革する処方箋

    皆さん、おはようございます。 朝の6時です。「夜明けの戦略会議」、本日が三部作の最終回となります。 パーソナリティーの、社長参謀の小島です。 第一回では、組織を蝕む「知識メタボ」という病について。 そして昨日、第二回では、その原因が、実践する力、つまり「体」の欠如にある、 というお話をしてきました。 では、どうすればいいのか。 どうすれば、私たちの会社を、評論家集団から、 実践し、結果を出す、「アスリート組織」へと変えることができるのか。 今日は、そのための、具体的な処方箋についてお話しします。 もう、社員一人ひとりの「頑張れ」という根性論に期待する時代は、終わりました。 経営者である私たちがすべきこと。 それは、鍛錬を「仕組み」として、組織にインストールすることです。 そのための仕組みは、大きく分けて二つあります。 一つ目は、 全社員を「世の中の変化を捉える、360度のセンサー」として機能させる仕組みです。 もはや、経営幹部や企画部だけで、市場の変化を全て捉えるのは不可能です。 現場の最前線にいる、社員一人ひとりこそが、 最も解像度の高い情報を持っています。 例えば、ある社員が夢中になっている「推し活」。 その熱狂の中に、次世代のファンマーケティングのヒントが隠されているかもしれない。 子育てに奮闘する社員の、日常の「困った…」の中に、 次のヒットサービスの鉱脈が、眠っているかもしれないのです。 こうした、現場の生々しい情報を、会社として吸い上げる仕組み。 これが必要です。 そして、二つ目の仕組み。 それは、吸い上げた情報を「事業という形に、日々鍛え上げる、エンジンルーム」です。 集まった情報の原石を、選りすぐりの専門部隊が、 日々、試作品を作り、市場に問い、失敗し、そして、改善する。 この、高速で実践を繰り返す場所こそが、 昨日お話しした「連想力」を鍛える、唯一無二のトレーニングジムになります。 この場所では、失敗は、決して責められるものではありません。 挑戦したことこそが、称賛される。 そんな文化を創り上げることこそ、私たち経営者の、最も重要な仕事です。 …さて、最後に、最も大切なことをお伝えしなければなりません。 それは、鍛錬は、孤独では続かない、ということです。 なぜ、一流のアスリートや、優れた経営者たちが、 パーソナルコーチを雇うのでしょうか。 それは、自分一人の意志の力には、限界があると知っているからです。 客観的な視点と、的確なアドバイス。 そして、時には厳しい言葉で、自分を奮い立たせてくれる「伴走者」の存在が、 目標達成への、一番の近道だと、理解しているからです。 外部のプロフェッショナルの力を借りること。 それは、コストではありません。 会社の未来を創るための時間を買う、最も合理的で、賢明な「戦略的投資」です。 この三日間でお伝えしたかったこと。 それは、経営者の本当の仕事とは、社員に「走れ」と檄を飛ばすことではない。 社員たちが、自ら走り出し、そして、走り続けられるための、 最高のトレーニング環境と、最高のコーチを、用意することだ、ということです。 人に頼ることは、弱さではありません。 会社の未来への時間を買う、賢明な経営判断です。 さあ、あなたの会社を、 評論家集団から、アスリート組織へと、変革する時です。 三日間にわたり、お聴きいただき、本当にありがとうございました。 あなたの会社の夜明けを、心から応援しております。 「夜明けの戦略会議」、お相手は、社長参謀の小島でした。 #筋肉質な組織  #仕組み化  #社長の仕事#夜明けの戦略会議 #本を読んで体力がつく話 #経営 #組織変革 #リーダーシップ #人材育成

    4分
  3. 第2回 〜本を読んで体力がつく話 本編〜なぜ熱意と知識だけでは勝てないのか?

    5日前

    第2回 〜本を読んで体力がつく話 本編〜なぜ熱意と知識だけでは勝てないのか?

    皆さん、おはようございます。 朝6時になりました。「夜明けの戦略会議」、社長参謀の小島です。 昨日は、インプットばかりで行動が伴わない、 「知識メタボ」という、組織の見えざる病について、お話しさせていただきました。 さて、本日はその第二回。 では、なぜ、私たちの組織は、知識メタボに陥ってしまうのか。 その根本的な原因を、解き明かしていきたいと思います。 昔から、成長の秘訣は、「心・技・体」この三つのバランスにある、と言われています。 「やりたい」という熱意、これが「心」。 「やり方」という知識やノウハウ、これが「技」。 多くの企業が、この「心」と「技」を育てるために、 マインドセット研修を行ったり、最新のビジネス書を勧めたりしています。 もちろん、それ自体は、とても大切なことです。 しかし…それだけでは、今の時代、勝つことはできません。 なぜなら、三つ目の要素が、決定的に欠けているからです。 それが、「体」。 つまり、「実践躬行力」です。 事業を、現実の、泥臭いマーケットの中で動かし、 競合との厳しい戦いに打ち勝ち、 そして、予期せぬトラブルを乗り越えるための、強靭な肉体。 これこそが、「体」なのです。 少し、具体的に考えてみましょう。 会社の生命線とも言える「企画力」を例にお話しします。 私は、企画力とは、「かけ算」である、と考えています。 「切り口の数」、かける、「連想力」。 この方程式です。 本やセミナーで得られる「切り口」というのは、知識、つまり「技」の部分です。 それは、いわば、ミシュランガイドに載っている、最高のレシピブックのようなものです。 しかし、考えてみてください。 レシピブックをただ眺めているだけで、お客様を感動させる一皿が作れるでしょうか。 答えは、ノー、ですよね。 お客様を本当に感動させる料理というのは、 その日の気温によって、ほんの少し変える、火の加減。 お客様の体調を、そっと見て、調整する、塩加減。 会話の流れを読んで、すっとお出しする、最高のタイミング。 これらは全て、レシピブックには載っていません。 厨房で、何度も何度も失敗し、時には火傷をしながら、 試行錯誤を繰り返す… そんな地道な「鍛錬」からしか、生まれない力なのです。 これこそが、「連想力」であり、実践する「体」なのです。 知識だけで作られた、美しい事業計画書。 しかし、いざ始めてみると、最初のクレームで、心が折れてしまう。 お客様からの、予想外の反応に、どうしていいか分からなくなる。 …皆さんも、そんな経験、ありませんか? 鍛え抜かれた事業は、強靭です。 無数の失敗という経験が、「隠し味」となり、 苦しい場面でも、「ああ、あの時のあれが使えるな」と、 次の一手を「連想」できるのです。 これこそが、他社には決して真似のできない、本物の競争優位ではないでしょうか。 本日の結論は、明快です。 熱意である「心」と、知識である「技」は、 「体」、つまり、強靭な実践躬行力という器があって初めて、 圧倒的なパフォーマンスへと、姿を変えるのです。 さて、明日は、いよいよ最終回です。 この「知識メタボ」を克服し、実践できる「筋肉質な組織」へと変革するための、 具体的な処方箋について、お話しします。 「夜明けの戦略会議」、お相手は、社長参謀の小島でした。 それでは、今日も良い一日を。 #実践躬行力 #心技体 #企画力 #夜明けの戦略会議 #本を読んで体力がつく話 #経営 #組織変革 #リーダーシップ #人材育成

    4分
  4. 第1回 〜本を読んで体力がつく話 序章〜あなたの会社は大丈夫?「知識メタボ」という見えざる病

    6日前

    第1回 〜本を読んで体力がつく話 序章〜あなたの会社は大丈夫?「知識メタボ」という見えざる病

    皆さん、おはようございます。 時刻は、朝の6時を回りました。 思考が最もクリアになるこの時間に、会社の未来を共に考える。 「夜明けの戦略会議」、パーソナリティーは、社長参謀の小島です。 本日も、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、早速ですが、リスナーである経営者の皆さんに、一つ、質問です。 もし、「読むだけで体力がつく本」があったとしたら… あなたは、信じますか? リビングで、コーヒーでも飲みながら、ゆったりとページをめくるだけで、 フルマラソンを完走できる肉体が手に入る…。 「そんな馬鹿な話はないよ」 きっと、そう思われたことでしょう。 しかし、不思議なことに、ビジネスの世界では、 この「ありえない話」が、静かに、しかし、確実に広がっています。 「〇〇力がつく」と謳われた、たくさんの書籍。 高額な研修セミナーや、最新のビジネス理論を解説した動画…。 私たち経営者は、社員の成長を心から願い、 良かれと思って、たくさんの「学ぶ機会」を与え続けます。 社員もまた、「変わりたい」「会社に貢献したい」という 素晴らしい熱意を持って、それらを一生懸命、インプットします。 ですが…その膨大な知識は、 本当に「事業を動かす力」に、変換されているでしょうか。 いつの間にか、会議では、誰もが流暢なカタカナ用語を操る、立派な評論家になる。 しかし、いざ、「では、具体的にどう動くのか」という話になると、誰もが押し黙ってしまう…。 情報やノウハウを、たくさん食べ過ぎた結果、 頭ばかりが大きくなって、行動が伴わなくなる。 私は、この見えざる組織の病を、 「知識メタボリックシンドローム」と呼んでいます。 その症状は、とても深刻です。 有り余る知識が、かえって決断を鈍らせる。 過去の成功事例というデータに縛られ、まだ誰もやったことのない挑戦に、臆病になる。 そして、貴重な時間と、投下した研修コストは、 「やった気」という、形のない満足感だけを残して、静かに消えていくのです。 最も恐ろしいのは、 挑戦のない組織に蔓延する、「停滞という名の、緩やかな死」です。 これは、社員個人の、意識の問題ではありません。 「知っていること」を、いつの間にか評価するようになってしまった… 私たち経営者自身の、問題でもあるのかもしれません。 今日の最後に、もう一度、問いかけさせてください。 あなたの会社は、日々行動し、結果を出す「アスリート集団」ですか? それとも…知識だけが豊富な「頭でっかちな評論家集団」に、なってはいないでしょうか。 さて、本日はここまでとさせていただきます。 明日は、なぜ、このような状態に陥ってしまうのか。 その根本原因である「心・技・体」のバランスについて、 さらに深く、掘り下げていきます。 「夜明けの戦略会議」、お相手は、社長参謀の小島でした。 それでは、今日も素晴らしい一日をお過ごしください。 #知識メタボ #インプットとアウトプット #評論家集団 #夜明けの戦略会議 #本を読んで体力がつく話 #経営 #組織変革 #リーダーシップ #人材育成

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  5. 創業25周年に向けて。「企画参謀」から「社長参謀」へ、私たちが呼称を改める理由

    8月26日

    創業25周年に向けて。「企画参謀」から「社長参謀」へ、私たちが呼称を改める理由

    平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、ウィッテムは、来たるべき創業25周年という大きな節目を前に、ウィッテムの存在意義を改めて問い直し、呼称を「企画参謀」から「社長参謀」へと改める決断をいたしました。 創業当時、ウィッテムは新規事業開発のプロフェッショナルとして、お客様の未来を切り拓くための「企画」を立案・実行する存在、すなわち「企画参謀」を名乗ってまいりました。それはウィッテムの原点であり、誇りでもあります。 しかし、24年という歳月の中で、100社を超える経営者の皆様と、まさに二人三脚で事業の壁に立ち向かう中で気づきました。 ウィッテムが向き合ってきたのは、個別の「企画書」や「プロジェクト」だけではなかった、と。 事業の成功も、困難な局面での決断も、そのすべての責任を一身に背負う経営者の孤独と重圧。社員には見せられない葛藤。ウィッテムはその一番近くで、共に悩み、共に考え、共に道を切り拓くパートナーでありたい。いつしかウィッテムの役割は、「企画」という領域を大きく超え、社長のビジョン実現そのものを支える存在へと深化していました。 「この新規事業、本当に今やるべきか?」 「幹部にも相談できない、次の大きな一手はどう打つべきか?」 こうした経営の根幹に関わるご相談をいただくたびに、ウィッテムは「企画の専門家」である前に、社長にとっての「唯一無二の右腕」でなければならないと痛感してまいりました。 ウィッテムの実態は、創業当時から既に「社長参謀」であったのかもしれません。 創業25周年。 この節目に、ウィッテムの提供価値と決意を、より実態に即した言葉で皆様にお約束したい。 その想いから、ウィッテムは自らを「社長参謀」と名乗ることにいたしました。 これからもウィッテムは、日本で最も社長の心に寄り添い、安心して背中を預けていただける「社長参謀」として、皆様のビジョン実現に貢献してまいります。 今後とも、変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 株式会社ウィッテム代表取締役社長 小島章裕 #社長参謀 #ウィッテム

    3分
  6. 夜明けの戦略会議【第三部】大企業が陥る「挑戦できない病」

    8月25日

    夜明けの戦略会議【第三部】大企業が陥る「挑戦できない病」

    第三部のポイント 大企業を蝕む「挑戦できない病」 高すぎるプライドが、挑戦を殺す 社内でウケる企画は、市場でウケない おはようございます。時刻は朝の6時を回りました。 ビジネスの夜明けを告げる「夜明けの戦略会議」。 パーソナリティーの小島です。 さて、三部作でお届けしてきた「商売で起死回生はするな」というテーマも、本日が最終回です。 第一部では「起死回生という幻想」、 第二部では「成功企業が持つ、挑戦の仕組み」についてお話ししました。 キーワードは「小さな失敗を繰り返せる環境」でしたね。 最終回の本日は、「大企業が陥る、挑戦できない病」というテーマでお話しします。 優秀な人材が集まり、資金も豊富な大企業。 それなのに、なぜかイノベーションがなかなか起きない。 不思議に思ったことはありませんか。 その原因の一つは、組織が大きくなるほど、増えていく「社内手続き」です。 一つのアイデアを形にするために、幾つもの部署の承認が必要になり、 稟議書を回している間に、市場のタイミングを逃してしまう。 もう一つの、より根深い問題は、人の「プライド」です。 肩書きが大きくなるほど、失敗を恐れるようになります。 「あの部長が始めた事業が失敗した」と後ろ指を指されたくない。 そのプライドが、挑戦へのブレーキとなってしまうのです。 そして、最も皮肉なのが「社内プレゼン」です。 頭のいい人たちが、完璧な資料を作り、役員たちの前で見事なプレゼンをする。 社内で賞賛され、役員たちのお墨付きをもらって、鳴り物入りでスタートした新規事業。 しかし、その多くが上手くいきません。 なぜか。 それは、社内の論理と、市場の論理が全く違うからです。 社内の役員を説得するために作られたロジックは、 必ずしも、お金を払ってくれるお客様の心には響かない。 むしろ、「役員のお墨付き」という安心感が、市場の厳しい反応から目を背けさせてしまうことさえあるのです。 起死回生の一発逆転に頼らず、 社内の評価を気にしすぎず、 お客様の反応を素直に受け止め、 小さな失敗を繰り返しながら、何度でも挑戦する。 この文化をどうやって作っていくか。 まずは、あなた自身のマインドセットから変えてみませんか。 そして、あなたのチームから、会社を潰さない程度の、小さな挑戦を始めてみませんか。 その一歩が、会社の未来を変えるかもしれません。  最後に一つご提案です。  企業の論理から脱する策は、クレームです。あなたの会社に届くクレームや問い合わせを泥臭く分析し、事業の起点にしてください。 上司が何言おうが「お客様はこう言っています!」とプランの正当性を訴えることができます。 三日間にわたり、お付き合いいただき、ありがとうございました。 「夜明けの戦略会議」、お相手は元苦情係の小島でした。 #社長参謀 #夜明けの戦略会議 #挑戦できない病 #大企業あるある #社内プレゼンあるある #イノベーションのジレンマ #組織改革

    3分
  7. 夜明けの戦略会議【第二部】成功の裏にある「挑戦の仕組み」

    8月24日

    夜明けの戦略会議【第二部】成功の裏にある「挑戦の仕組み」

    第二部のポイント 成功者の「運が良かった」の正体 完璧な計画より、まず市場に出す 必要なのは「100回失敗できる仕組み」 おはようございます。時刻は朝の6時を回りました。 ビジネスの夜明けを告げる「夜明けの戦略会議」。 パーソナリティーの小島です。 前回の放送では、「商売における起死回生という考え方の危険性」についてお話ししました。 メディアが報じるV字回復のストーリーは、数ある挑戦の中の、たった一つの成功を切り取ったものに過ぎない、という話でしたね。 さて、本日はその続きです。 テーマは「成功の裏にある、挑戦の仕組み」について。 よく、成功した経営者がインタビューで「本当に運が良かっただけですよ」と謙遜しているのを聞きます。 あれは、単なる謙遜なのでしょうか。 私は、半分は本心だと考えています。 なぜなら、彼らは一つの事業に全てを賭けていたわけではないからです。 常に複数の挑戦を、同時並行で走らせている。 だから、世の中の風向きや顧客の反応といった、様々な要因が複雑に絡み合って、 結果的に一つの事業が大きく花開いた時、 「どの施策が本当に効いたのか、正確には分からない」というのが本音なんです。 だから、「運が良かった」と表現するのです。 本当に新規事業を成功させる企業は、このことをよく理解しています。 彼らは、完璧な計画を立てて、満を持して事業をスタートさせる、という発想を持っていません。 まず、世の中の流れを読み、不完全な状態でも、とりあえず市場に製品やサービスを投入してみる。 そして、お客様のリアルな反応を見るんです。 そこから得たフィードバックを元に、改良を重ねて、事業を磨き上げていく。 この「場数」こそが、企業の経験値として蓄積されていきます。 つまり、彼らには「100回失敗できる環境」があるのです。 もちろん、一回の失敗で会社が傾くような、大きな失敗はしません。 会社が潰れない程度の、計算された小さな失敗を、恐れずに繰り返している。 この、失敗を許容し、学びへと変える仕組みこそが、成功の源泉なんです。 あなたの会社には、この「挑戦の仕組み」がありますか? 大きな成功だけを求め、小さな失敗を許さない文化になっていませんか? さて、次回は最終回。 ではなぜ、頭のいい人たちが集まる大企業ほど、この仕組みが作れず、 新規事業に失敗してしまうのか。 その構造的な問題に、切り込んでいきたいと思います。 それでは、本日も良い一日を。 「夜明けの戦略会議」、お相手は社長参謀の小島でした。 #社長参謀 #夜明けの戦略会議 #100回失敗できる仕組み #失敗力 #まず市場に出す #スタートアップ魂 #挑戦をやめない

    3分

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番組について

元・苦情係の社長参謀、企画力が強み。創業2001年、事業開発で企業を強くする会社を経営。毎日200件のクレーム対応で培った顧客目線を武器に、経営者の右腕、現場の伴走者として事業開発と組織変革を支援。お客様の痛みを知るからこそ、血の通った戦略で貴社の挑戦を支援します。趣味はウルトラマラソン&トレイルラン。 社長参謀|代表取締役 小島章裕 会社概要|witem.co.jp 事業創造|iiidea.jp