ニュースイッチ by 日刊工業新聞社 株式会社日刊工業新聞社
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ロボットの進化は食品工場・飲食店に切り札になるか
「ロボットの進化は食品工場・飲食店に切り札になるか」 食品産業や外食産業で深刻な人手不足が言われる中、解決策としての自動化ロボットの開発が進んでいる。コネクテッドロボティクス(東京都小金井市)とテックマジック(東京都江東区)は、それぞれ総菜盛り付けロボット、炒め調理ロボットを開発し、大手スーパーマーケットの総菜製造工場や大手中華料理チェーンに納入した。視触覚センサー技術を持つフィンガービジョン(同)も大手牛丼チェーンと食器洗浄ロボットの共同開発を進める。ロボットの進歩が課題解決の切り札になるかどうかが注目される。(編集委員・嶋田歩)
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市場縮小傾向の事務機器…業界再編の動き高まる、コニカミノルタと富士フイルムBIが連携へ
「市場縮小傾向の事務機器…業界再編の動き高まる、コニカミノルタと富士フイルムBIが連携へ」 事務機器(OA)業界の再編に向けた動きが高まっている。コニカミノルタと富士フイルムビジネスイノベーション(BI)が、複合機やプリンター分野で業務提携に向けた協議に乗り出した。コロナ禍で定着したリモートワークや在宅勤務、それに伴うペーパーレス化の加速などを背景にOA市場は縮小傾向にある。リコーと東芝テックも協業を進めており、OA各社の生き残りをかけた模索が続きそうだ。(新庄悠)
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三井物産・双日・兼松…商社がたんぱく質確保に走る理由
「三井物産・双日・兼松…商社がたんぱく質確保に走る理由」 商社が食品の供給事業を強化している。三井物産が高たんぱく質・低脂肪の鶏肉やエビの海外大手への出資を拡大しているほか、双日は植物由来の代替肉を共同開発する企業連合を発足した。兼松は環境負荷を低減しながら生産された豚肉の販売先に対し、二酸化炭素(CO2)排出削減量を提示する。世界的な人口増加に伴うたんぱく源の不足や気候変動への対応を推進し、持続可能な社会形成を後押しする。(編集委員・田中明夫)
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日産・ホンダ・トヨタ…夢の電池「全固体」開発にアクセル
「日産・ホンダ・トヨタ…夢の電池「全固体」開発にアクセル」 「全固体電池」への関心が高まっている。カーボンニュートラル(CN、温室効果ガス排出量実質ゼロ)を背景に電気自動車(EV)など車の電動化が進展。EVの課題を解決するカギとして世界規模で研究開発が進む。航続距離を延ばし、充電時間短縮やコスト削減が図れる―。〝夢の電池〟をめぐる動きが活発化してきた。
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前3月期は当期赤字最大「危機的な状況」…住友化学、医薬事業再編で“止血”
「前3月期は当期赤字最大「危機的な状況」…住友化学、医薬事業再編で“止血”」 住友化学は2025年3月期のV字回復に向けて構造改革に着手する。30日、経営課題となる医薬品や石油化学事業の改善策を示した。具体的には人員削減とともに研究開発リソースの集中や、生産体制の最適化など事業の合理化を急ぐ。新たな戦略として再生・細胞医薬新会社の立ち上げなどで次なる成長への弾みをつける。(山岸渉、渋谷拓海 総合1参照)
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金属スクラップ保管ヤード問題、自治体で規制条例相次ぐ
「金属スクラップ保管ヤード問題、自治体で規制条例相次ぐ」 千葉県やさいたま市など地方自治体が「金属スクラップヤード」問題の対策を強化している。金属やプラスチックなど雑品を収集し保管するヤードで、火災や騒音などの問題が発生し、地域住民の生活に悪影響が出ている。鉄や非鉄のスクラップを扱う問屋や専門業者らで構成する団体も違法なヤード業者に対し声を上げており、対策に期待が集まる。(編集委員・丸山美和)