日本一たのしい哲学ラジオ 日本一たのしい哲学ラジオ
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元弁護士で株式会社COTENの歴史調査チームにも参画している「しながわ」と、NHK紅白歌合戦にも出場したAqua Timezのドラム担当「タッシー」が、なぜか哲学について楽しくわちゃわちゃ学んでいく番組です。(YouTubeとPodcastで配信しています)
「大事そうなのはわかるけど、とにかく難しそう」なイメージのある哲学を色々な角度から紹介しつつ、素人なりに「ここはおもしろい!」と思ったポイントについて二人で語り合っていきます。
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【中世哲学9】「近代」は中世後半に既に始まっていた!オリヴィとドゥンス・スコトゥスは、なぜ中世の常識を覆す「逆転の狼煙」を上げられたのか #45
中世哲学シリーズの第9話です。
トマス・アクィナスにおけるスコラ哲学の絶頂期が終わり、中世哲学は終盤へと突入します。その時代の変わり目に活躍したのが、ドゥンス・スコトゥスとヨハニス・オリヴィの二人でした。
彼らは「個人の重視」と「商業の正当化」というそれぞれの領域でそれまでの中世の常識を覆し、近代哲学の萌芽となる思想を打ち立てました。
実はこの二人がいなければ、近代の人権も資本主義もなかったかも?緻密に議論を積み重ねたドゥンス・スコトゥスが「バカ」と呼ばれた理由も必見です!(笑)
【目次】
0:00 イントロ:スコラ哲学の絶頂期から衰退期へ
3:19 話が難しすぎて「バカ」と呼ばれた哲学者
6:56 中世の古い世界観を逆転させる狼煙を上げた男、ドゥンス・スコトゥス
16:46 普遍論争、再び!普遍よりも個物を重視する哲学の始まり
23:59 アウグスティヌスの権威に反旗を翻し、お金儲けを正当化したヨハニス・オリヴィ
34:29 オリヴィとマックス・ウェーバー『プロ倫』の関係
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【主な参考文献】
◎おすすめ参考文献
『中世の覚醒』 (ちくま学芸文庫) リチャード・E.ルーベンスタイン
https://amzn.asia/d/0O8T4kk
『神を哲学した中世―ヨーロッパ精神の源流―』 八木雄二
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『トマス・アクィナス――理性と神秘』 (岩波新書) 山本 芳久
https://amzn.asia/d/3YvxnI4
『中世ヨーロッパ』 ウィンストン・ブラック
https://amzn.asia/d/f8vPEC7
◎その他の主要な参考文献
『中世思想史』 クラウス・リーゼンフーバー
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『西洋古代・中世哲学史』 クラウス・リーゼンフーバー
https://amzn.asia/d/duERpzQ
『普遍論争』 山内志朗
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『天使はなぜ堕落するのか―中世哲学の興亡』 八木 雄二
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『哲学がわかる 中世哲学』 ジョン・マレンボン
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『哲学の歴史〈第3巻〉神との対話―中世』
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『トマス・アクィナス』 (講談社学術文庫) 稲垣 良典
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『アリストテレス』 (講談社学術文庫) 今道 友信
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『人と思想 39 アウグスティヌス』 宮谷 宣史
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【おたよりお待ちしています!】
ご意見や誤りの指摘、二人への質問や要望は、コメント欄か下記「おたより箱」からいただけますと幸いです。
▼おたより箱
https://forms.gle/Rv7YPGDb9LobiTMd8
※哲学の専門家でも研究者でもない二人ですので、誤解や知識不足によって間違ったことを言ってしまうこともあると思います。その際は優しくご指摘いただけるとうれしいです。
【プロフィール】
■タッシー
高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、リベラルアー -
【中世哲学8】ついに登場、スコラ哲学の完成者トマス・アクィナス!「哲学は神学の端女」の本当の意味に迫る・・・ #44
中世哲学シリーズの第8話です。紆余曲折を経てきたスコラ哲学ですが、いよいよそれを「完成させた」といわれるトマス・アクィナスが登場します。
信仰と理性の関係を扱ってきたスコラ哲学ですが、両者の緊張関係について、トマスはどういう答えを出したのでしょうか?そしてなぜ、彼の回答が「スコラ哲学の完成形」と呼ばれるのでしょうか?ぜひお聴きください!
【目次】
0:00 イントロ
3:14 トマスの師匠は「勉強大好きおじさん」アルベルトゥス・マグヌス
14:30 トマス・アクィナスが「天使博士」と呼ばれた理由
19:36 理性も信仰もフルアクセルで進んでいくトマスの思想
24:15 キリスト教信仰はほぼ全てロジックで説明できる!説明できないのは3つだけ?
37:44 「哲学は神学の端女(はしため)である」の本当の意味
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【主な参考文献】
◎おすすめ参考文献
『中世の覚醒』 (ちくま学芸文庫) リチャード・E.ルーベンスタイン
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※哲学の専門家でも研究者でもない二人ですので、誤解や知識不足によって間違ったことを言ってしまうこともあると思います。その際は優しくご指摘いただけるとうれしいです。
【プロフィール】
■タッシー
高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、リベラルアーツにも少しずつ興味が出始めてきた哲学初心者。
■しながわ
東京都昭島市出身。「哲学を勉強したいな〜」と思い、京都大学総合人間学部に進学。しかし大学で学ぶ哲学にはなかなか興味が持てず、法学部に転部。司法試験に合格し、大手法律事務所で -
【中世哲学7】哲学とキリスト教がついに正面衝突!中世ヨーロッパ世界とスコラ哲学者を震撼させたアリストテレス哲学の「禁断の教え」とは? #43
中世哲学シリーズの第7話です。
イスラム世界を経由して、ついにアリストテレス哲学が中世ヨーロッパ世界に逆輸入される瞬間がやってきました。
キリスト教の人たちはアリストテレス哲学のどこに衝撃を受け、そしてなぜ、アリストテレスの教えとキリスト教の教えは「正面衝突」しなければならなかったのか?
盛期スコラ哲学につながる大きな時代の転換点を、ぜひお楽しみください!
【目次】
0:00 イントロ
2:57 その時歴史が動いた!イスラム世界を征服したら、世界最先端の「知」に出会った話
10:38 聖徳太子が「地球温暖化の解決策」も「ブラックホールの謎」も知っていた?!
16:19 アリストテレスが築いた「百科全書」的な知の全体像
24:15 アリストテレス哲学が入ってきた時のヨーロッパ世界の反応
28:12 キリスト教世界で「世界は永遠かどうか」が大問題となった驚きの理由
38:09 「理性を使えば真理がわかる!」は人間の傲慢?
42:26 保守?急進?それとも…。アリストテレス哲学に対する「3つの態度」
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■タッシー
高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、リベラ -
ヨーロッパから追放されたアリストテレス哲学は、イスラム世界で花開く!「とにかく明るい安村」さんと中世アラビア哲学の意外な関係【中世哲学6】#42
中世哲学シリーズの第6話です。
前回までは西ヨーロッパを中心に話をしてきましたが、今回は東ヨーロッパとイスラム世界についてです。
異民族の侵入に見舞われなかった東ヨーロッパではキリスト教の支配力が強くな、ギリシア哲学の研究者たちは迫害を受けます。
彼らは安心して研究ができる地をイスラム世界に求め、そこでイスラム教とギリシア哲学が出会い、アリストテレスの哲学を軸とした壮大な哲学体系が発展していきます。
【目次】
0:00 イントロ
5:54 アリストテレス哲学はどうやってイスラム世界に取り込まれたのか?
15:26 「とにかく明るい安村」さんとアリストテレス哲学の意外な関係
18:07 キンディーとファラービー:「アリストテレスLOVE!」なイスラム神学者
25:09 イブン・シーナー(アヴィセンナ)が説明した「哲学者」と「預言者」の違い
31:57 イスラム世界でアリストテレス哲学が突如姿を消した理由
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■タッシー
高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。
バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、リベラルアーツにも少しずつ興味が出始めてきた哲学初心者。
■しながわ
東京都昭島市出身。「哲学を勉強したいな〜」と -
【中世哲学5】中世哲学の難問「普遍論争」をやさしく解説しようとしたら「手作りクッキー」に行き着いた!中世最大の恋愛スキャンダルを巻き起こしたアベラールの哲学 #41
中世哲学シリーズの第5話です。
今回の主役はアベラールが巻き起こした「普遍論争」!
たのてつで紹介するかどうかを迷うほど難しい議論をわかりやすく解説しようとしたら、なぜか「手作りクッキー」が登場することになりました。果たしてしながわの「クッキーの喩え」は成功するのか?!学生との禁断の恋に落ちてしまったアベラールの数奇な人生とともに、必見です!
【目次】
0:00 花形教師、アベラール!
4:07 中世最大のスキャンダル?!教師と生徒の禁断の「恋」
12:46 個人としての生き方を大切にしたアベラール
14:54 中世最大の論争「普遍論争」とは?
26:19 「手作りクッキー」で考える実在論と唯名論
32:07 キリスト教を根本から否定しかねない唯名論の危険性
38:18 アベラール旋風を巻き起こした「第三の説」
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『神を哲学した中世―ヨーロッパ精神の源流―』 八木雄二
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■タッシー
高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、リベラルアーツにも少しずつ興味が出始めてきた哲学初心者。
■しながわ
東京都昭島市出身。「哲学を勉強したいな〜」と思い、京都大学総合人間学部に進学。しかし大学で学ぶ哲学にはなかなか興味が持 -
【中世哲学4】「神の存在」は理性とロジックで証明できる?!「スコラ哲学の父」アンセルムスが踏み出した偉大で危険な第一歩 #40
中世哲学シリーズの第4話です。今回からいよいよ、中世哲学の有名な哲学者たちが登場します。
トップバッターは、修道院出身のカンタベリーのアンセルムス。ヨーロッパ全体が豊かになり、都市の大学に若者の人気が集まる風潮に危機感を覚えた彼は、一つの決心をします。それは「キリスト教信仰を理性の力で論理的に説明する」という挑戦で、これが「スコラ哲学」のはじまりと言われることもあります。
しかし、果たして信仰を論理的に説明することなどできるのでしょうか?中世哲学の壮大な物語の幕開けです!
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【目次】
0:00 スコラ哲学とはなにか
9:04 「信仰をロジックで証明する」という禁断の一歩を踏み出したアンセルムスの挑戦
20:18 理性を駆使すれば「神が存在すること」も証明できる?
23:54 アンセルムスの「神の存在証明」に頭を抱えるタッシー
30:03 プラトン「美のイデア」のロジックは中世でも活きてくる
34:47 ついに登場!中世哲学を理解する鍵となる「普遍論争」
【主な参考文献】
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『中世の覚醒』 (ちくま学芸文庫) リチャード・E.ルーベンスタイン
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高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、リベラルアーツにも少しずつ興味が出始め
カスタマーレビュー
この番組に出会えてよかった!!
何が良いって、お二人が楽しそうに
話してることが惹きつけられる
1番の魅力です!自分の1日の何気ない時間が
楽しくなっています!
素敵な番組本当にありがとうございます♪
面白い
哲学勉強中の社会人学生です。
面白がりながら哲学について知ることができます。本を読むよりも、すんなり理解できる。時代背景(歴史)とのつながりも詳しく解説してくれるので、なぜそのような思想が生まれたのか理解できます。ずっと続けてください。ドラゴンボールの話が出てきましたが、私もピッコロさんくらいまでしかわからないので笑いました。これからも楽しみにしています。
めちゃくちゃ面白い
哲学について興味を持ち始め、聞き始めました。
毎回ゆるく楽しく雑談形式で学べるので、まったく飽きません笑