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【5分で聴く♪文春新書】中野京子著『希望の名画』

混雑した美術館よりも、コンパクトな新書で世界の名画をゆっくり味わいましょう。『名画の謎』シリーズで人気の中野京子さんが今回キーワードとしたのは、「希望」。世界各地に混乱と戦争が起き、私たちの心も不安に苛まれる中、名画のなかに希望を見出していこう、というのが『希望の名画』の通奏低音です。

紹介される名画は30点。作品の背景にある歴史や人間ドラマを読み解けば、狂気の画家や悲劇の王妃の生涯にも、希望にあふれた佳き日が浮かび上がってきます。紹介される作品は必ずしも「希望」に満ちたものだけではないのですが、中野さんの名文は「希望」と結び付けてしまうのです。名画と名文のマリアージュはこんなにも面白いものかと唸らされます。セレクションに込めた狙いを、中野さんが明かします。

(聞き手:池内真由・文春新書編集部)