FNNプライムオンライン|フジテレビ系FNN28局のニュース

株式会社フジテレビジョン

フジテレビ系FNN28局の最新ニュースを1日約50件お届けします。

  1. 3 HRS AGO

    ビル内で食品廃棄物を“熱”に再生 JR東日本がエネルギー地産地消の提案

    「ビル内で食品廃棄物を“熱”に再生 JR東日本がエネルギー地産地消の提案」 高輪ゲートウェイで、捨てられていた食品をエネルギーに変える「バイオガス」という取り組みが進んでいます。3月に街開きをした高輪ゲートウェイシティ。コンセプトは、100年先の心豊かな暮らしのための実験場。街全体での再生可能エネルギー活用を掲げる中、24日、報道陣にお披露目されたのが東日本エリア初のビルイン型バイオガス施設です。JR東日本 品川・大規模プロジェクト推進部門 野田幸久マネージャー:これだけの大規模な街づくりなので、食堂・レストランなどのお店もたくさん入ってくる。食品廃棄物も非常に多い。食品廃棄物を活用したエネルギーの再生という形で取り組むことにした。この施設を活用することにより、食品廃棄量を約7割減らせるだけでなく、生成されたガスを燃料とすることで高輪ゲートウェイシティ内にあるホテルの給湯における1割程度の熱を賄えるといいます。その仕組みは、ビルから出た食品廃棄物を収集車で集め、計量した上で粉砕。プラスチックなどを分別します。粉砕された食品廃棄物に水などを加え、酸素がない環境で発酵させることでバイオガスを生成。そのガスでお湯を作り、ホテルに供給します。環境にやさしい取り組みは他にも。水素由来の電源を使用した自動走行モビリティや、水素燃料電池トラックの活用。さらに、太陽光発電や風力発電なども行っています。将来的には、太陽光発電などで水素を街の中で製造することで、エネルギーの地産地消の実現を目指します。JR東日本 品川・大規模プロジェクト推進部門 野田幸久マネージャー:JR東日本グループとしては、2050年に向けたカーボンニュートラルを目指しているので、高輪ゲートウェイのまちづくりだけでなくて、今後開発していく他のまちづくりにおいても、同じカーボンニュートラルを念頭に置いた開発を進めていきたい。JR東日本は、街全体でさまざまな実証実験を行っていて、有効性が確認できたものについては全国や世界へ取り組みを拡大していきたいとしています。

    2 min
  2. 4 HRS AGO

    “自然由来のエコな塩”加工拠点公開 オーストラリアの世界自然遺産から運搬

    「“自然由来のエコな塩”加工拠点公開 オーストラリアの世界自然遺産から運搬」 太陽や風など自然の力を生かしながら、CO2の削減にも取り組むエコな塩づくりに迫りました。オーストラリア西部に位置する世界自然遺産「シャークベイ」。この広大な海と自然の力を活用した塩づくり、実は日本の企業が手掛けています。24日、茨城県の神栖市にある「シャークベイソルト」の加工拠点が報道陣に初めて公開されました。この塩の事業を50年以上手がけてきたのが、大手総合商社の三井物産です。三井物産 塩事業室長・岡村裕子さん:日本の塩の市場は800万トン程度の年間需要があり、シャークベイの2塩田の生産量は400万トンで約半分。国内需要の約2割程度、年間160万トンが日本に運ばれてくるというシャークベイソルト。最大の特徴は、環境負荷の低い製法です。原料となる世界遺産の海水は、潮の満ち引きによって陸地へ引き込み、そこから太陽や風の力を借りて乾燥させ濃縮。じっくりと結晶化させるまで3年ほどかかるといいます。二酸化炭素の排出量を国内の一般的な製法と比べてみても、石炭を使った塩づくりの約150分の1。輸送時の排出量を含めても、約15分の1にまで抑えられるといいます。長い年月により、手塩にかけてつくられる自然由来の“エコな塩”。味について、しょうゆの製造会社の担当者も「最初に甘みがきて、後味もすっきりしている」「口溶けがすごく優しくて、ほのかなやわらかい塩味のあとに甘みとうまみを感じる。おいしい塩」と太鼓判を押します。また、食べ物のイメージが強い塩ですが、日本での用途のほとんどが化学品や水道水の処理などに使われていて、食用は1割ほど。私たちの暮らしのあらゆる場面で活用されています。三井物産 塩事業室長・岡村裕子さん:(日本の)塩の自給率は11%程度。かなりの部分を海外からの輸入に頼っている。(国内生産では)生産能力の問題もあり、日本の需要をすべて賄うには足りない。その部分を高品質でエコな天日塩で補えればと考える。二酸化炭素排出量への意識が高まる現代。環境にやさしい塩の安定供給を目指します。

    3 min

About

フジテレビ系FNN28局の最新ニュースを1日約50件お届けします。

You Might Also Like