日本一たのしい哲学ラジオ 日本一たのしい哲学ラジオ
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元弁護士で株式会社COTENの歴史調査チームにも参画している「しながわ」と、NHK紅白歌合戦にも出場したAqua Timezのドラム担当「タッシー」が、なぜか哲学について楽しくわちゃわちゃ学んでいく番組です。(YouTubeとPodcastで配信しています)
「大事そうなのはわかるけど、とにかく難しそう」なイメージのある哲学を色々な角度から紹介しつつ、素人なりに「ここはおもしろい!」と思ったポイントについて二人で語り合っていきます。
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【雑談回】アウグスティヌス編のコメント・おたよりを読んでいたら、タッシーが小川のほとりで遊びだし、中世哲学シリーズの「布石」も打てた話 #48
アウグスティヌス編終わりの感想と、いただいていたコメント・おたよりをお読みする雑談回です!
本当は中世哲学シリーズが始まる前に本エピソードを公開する予定でしたが、だいぶ遅くなってしまいました、、、すみません!!
普遍論争の話など、中世哲学シリーズの「前置き」「布石」的な内容もあるので、本エピソードをチェックした後に改めて中世哲学シリーズもお聴きいただけると、味わい深いと思います。
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【おたよりお待ちしています!】
ご意見や誤りの指摘、二人への質問や要望は、コメント欄か下記「おたより箱」からいただけますと幸いです。
▼おたより箱
https://forms.gle/Rv7YPGDb9LobiTMd8
※哲学の専門家でも研究者でもない二人ですので、誤解や知識不足によって間違ったことを言ってしまうこともあると思います。その際は優しくご指摘いただけるとうれしいです。
【プロフィール】
■タッシー
高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、リベラルアーツにも少しずつ興味が出始めてきた哲学初心者。
■しながわ
東京都昭島市出身。「哲学を勉強したいな〜」と思い、京都大学総合人間学部に進学。しかし大学で学ぶ哲学にはなかなか興味が持てず、法学部に転部。司法試験に合格し、大手法律事務所で弁護士として働く。『日本一やさしい法律の教科書』など、法律の入門書を3冊出版。現在は(株)LiBでキャリアに関わる仕事をしつつ、(株)COTENの歴史調査チームで歴史や思想の調査にも従事。ビジネスパーソンや経営者向けのコーチとしても活動中。
【BGM提供】
・フリーBGM・音楽素材MusMus様 https://musmus.main.jp/
【字幕作成】
・Vrew様 https://vrew.voyagerx.com/ja/ -
【中世哲学11】中世哲学1000年の歴史を10分で総ざらい!「理性と信仰の物語」の先に見えたのは、「人権思想のルーツは普遍論争にある」という仮説だった #47
中世哲学シリーズの最終話です。まずは第10話までに学んできたことを一挙に復習します。
スコラ哲学の誕生〜完成〜終焉の一連の流れを見ていくことで、タッシー、しながわ、それぞれに独自の感想が生まれたので、それをディスカッションしていきます。
現代の我々からすると「近代以前の間違った思想」と片付けられがちなスコラ哲学や普遍論争も、実はよく考察すると、現代を生きる人間と大きく関わってくることがわかります中世哲学シリーズの総まとめとして、最後の考察は必見です!
【目次】
0:00 中世哲学シリーズ全10話を一気に振り返る!
10:29 中世哲学を学び、人類の好奇心に驚くタッシーの感想
16:56 結婚と離婚を繰り返した「理性さん」と「信仰さん」
20:39 近代の人権思想は実在論と唯名論のハイブリット?!
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【主な参考文献】
◎おすすめ参考文献
『中世の覚醒』 (ちくま学芸文庫) リチャード・E.ルーベンスタイン
https://amzn.asia/d/0O8T4kk
『神を哲学した中世―ヨーロッパ精神の源流―』 八木雄二
https://amzn.asia/d/efzslMt
『トマス・アクィナス――理性と神秘』 (岩波新書) 山本 芳久
https://amzn.asia/d/3YvxnI4
『中世ヨーロッパ』 ウィンストン・ブラック
https://amzn.asia/d/f8vPEC7
◎その他の主要な参考文献
『中世思想史』 クラウス・リーゼンフーバー
https://amzn.asia/d/b3XURGM
『西洋古代・中世哲学史』 クラウス・リーゼンフーバー
https://amzn.asia/d/duERpzQ
『普遍論争』 山内志朗
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『天使はなぜ堕落するのか―中世哲学の興亡』 八木 雄二
https://amzn.asia/d/1gb8nQM
『哲学がわかる 中世哲学』 ジョン・マレンボン
https://amzn.asia/d/3WJEev8
『哲学の歴史〈第3巻〉神との対話―中世』
https://amzn.asia/d/fsNXwJC
『トマス・アクィナス』 (講談社学術文庫) 稲垣 良典
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『アリストテレス』 (講談社学術文庫) 今道 友信
https://amzn.asia/d/5mmXHiL
『人と思想 39 アウグスティヌス』 宮谷 宣史
https://amzn.asia/d/fI6WoZu
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■タッシー
高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。
バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、リベラルアーツにも少しずつ興味が出始めてきた哲学初心者。
■しながわ
東京都昭島市出身。「哲学を勉強したいな〜」と思い、京都大学総合人間学部に進学。
しかし大学で学ぶ哲学にはなかなか興味 -
【中世哲学10】スコラ哲学、ついに終焉!「オッカムの剃刀」で中世の鎖を断ち切り、近代を開いた「悪魔的存在」の思想に迫る #46
中世哲学シリーズの第10話です。
中世哲学の主役として隆盛を誇ったスコラ哲学も、ついにウィリアム・オッカムという神学者によって息の根を止められることになります。
「オッカムの剃刀という言葉でも有名な彼の思想は、どのようにしてスコラ哲学に終止符を打ったのか。キリスト教を信仰していたオッカムがなぜ、それまでの神学を否定するような学説を唱える事になったのか?
そして、ある意味で近代の先取りともいえる「二重真理説」とはどんなものなのか?長かった中世哲学の幕切れとその後の物語をお楽しみください!(中世哲学シリーズはもう一回だけ続きます!)
【目次】
0:00 本当の「中世暗黒時代」に生まれたオッカム
6:56 中世の常識を覆し、近代・現代の常識を作った「オッカムの剃刀」
18:15 キリスト教も科学もどちらも信じることはできる?二重真理説の意味
23:48 スコラ哲学を根底から覆し理性を解き放ったオッカムは「悪魔的存在」?
35:57 しながわには「鳴り止まない拍手」が聞こえている・・・
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【主な参考文献】
◎おすすめ参考文献
『中世の覚醒』 (ちくま学芸文庫) リチャード・E.ルーベンスタイン
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『神を哲学した中世―ヨーロッパ精神の源流―』 八木雄二
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◎その他の主要な参考文献
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※哲学の専門家でも研究者でもない二人ですので、誤解や知識不足によって間違ったことを言ってしまうこともあると思います。その際は優しくご指摘いただけるとうれしいです。
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■タッシー
高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、 -
【中世哲学9】「近代」は中世後半に既に始まっていた!オリヴィとドゥンス・スコトゥスは、なぜ中世の常識を覆す「逆転の狼煙」を上げられたのか #45
中世哲学シリーズの第9話です。
トマス・アクィナスにおけるスコラ哲学の絶頂期が終わり、中世哲学は終盤へと突入します。その時代の変わり目に活躍したのが、ドゥンス・スコトゥスとヨハニス・オリヴィの二人でした。
彼らは「個人の重視」と「商業の正当化」というそれぞれの領域でそれまでの中世の常識を覆し、近代哲学の萌芽となる思想を打ち立てました。
実はこの二人がいなければ、近代の人権も資本主義もなかったかも?緻密に議論を積み重ねたドゥンス・スコトゥスが「バカ」と呼ばれた理由も必見です!(笑)
【目次】
0:00 イントロ:スコラ哲学の絶頂期から衰退期へ
3:19 話が難しすぎて「バカ」と呼ばれた哲学者
6:56 中世の古い世界観を逆転させる狼煙を上げた男、ドゥンス・スコトゥス
16:46 普遍論争、再び!普遍よりも個物を重視する哲学の始まり
23:59 アウグスティヌスの権威に反旗を翻し、お金儲けを正当化したヨハニス・オリヴィ
34:29 オリヴィとマックス・ウェーバー『プロ倫』の関係
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高知県高知市出身。2006年~2018年までAqua Timezのドラマーとして活動。バンド解散のタイミングで、1度きりの人生なんだから全く違った形で社会に関わってみたいとの思いから、友人の紹介で(株)LiBに入社し、40歳で初めて会社員となり、しながわと出会う。年齢関係なく、アンラーニング・リスキリングは十分可能であることを証明するため日々奮闘中で、リベラルアー -
【中世哲学8】ついに登場、スコラ哲学の完成者トマス・アクィナス!「哲学は神学の端女」の本当の意味に迫る・・・ #44
中世哲学シリーズの第8話です。紆余曲折を経てきたスコラ哲学ですが、いよいよそれを「完成させた」といわれるトマス・アクィナスが登場します。
信仰と理性の関係を扱ってきたスコラ哲学ですが、両者の緊張関係について、トマスはどういう答えを出したのでしょうか?そしてなぜ、彼の回答が「スコラ哲学の完成形」と呼ばれるのでしょうか?ぜひお聴きください!
【目次】
0:00 イントロ
3:14 トマスの師匠は「勉強大好きおじさん」アルベルトゥス・マグヌス
14:30 トマス・アクィナスが「天使博士」と呼ばれた理由
19:36 理性も信仰もフルアクセルで進んでいくトマスの思想
24:15 キリスト教信仰はほぼ全てロジックで説明できる!説明できないのは3つだけ?
37:44 「哲学は神学の端女(はしため)である」の本当の意味
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『トマス・アクィナス――理性と神秘』 (岩波新書) 山本 芳久
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【中世哲学7】哲学とキリスト教がついに正面衝突!中世ヨーロッパ世界とスコラ哲学者を震撼させたアリストテレス哲学の「禁断の教え」とは? #43
中世哲学シリーズの第7話です。
イスラム世界を経由して、ついにアリストテレス哲学が中世ヨーロッパ世界に逆輸入される瞬間がやってきました。
キリスト教の人たちはアリストテレス哲学のどこに衝撃を受け、そしてなぜ、アリストテレスの教えとキリスト教の教えは「正面衝突」しなければならなかったのか?
盛期スコラ哲学につながる大きな時代の転換点を、ぜひお楽しみください!
【目次】
0:00 イントロ
2:57 その時歴史が動いた!イスラム世界を征服したら、世界最先端の「知」に出会った話
10:38 聖徳太子が「地球温暖化の解決策」も「ブラックホールの謎」も知っていた?!
16:19 アリストテレスが築いた「百科全書」的な知の全体像
24:15 アリストテレス哲学が入ってきた時のヨーロッパ世界の反応
28:12 キリスト教世界で「世界は永遠かどうか」が大問題となった驚きの理由
38:09 「理性を使えば真理がわかる!」は人間の傲慢?
42:26 保守?急進?それとも…。アリストテレス哲学に対する「3つの態度」
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