「東急田園都市線で衝突・脱線なぜ起きた?専門家「回送列車は強制ブレーキでかなり手前に停止…運転士側では解除できない」 」 神奈川・川崎市の東急田園都市線・梶が谷駅付近で列車同士が衝突し片方が脱線した事故で、国の運輸安全委員会の調査官による調査が続いています。衝突脱線事故の影響が続いていることについて、鉄道ジャーナリストの梅原淳さんと詳しくお伝えしていきます。青井実キャスター:今回、けが人の方はいらっしゃらなかったですが、一歩間違えればかなりの大事故になったという話ですね。鉄道ジャーナリスト・梅原淳さん:衝突した各駅停車の電車は、もともと梶が谷駅に停車しようとしていましたからスピードは下げていたんですが、これが例えば梶が谷駅を通過する電車ですと、もう少しスピードが出ていた可能性がありますから、被害が大きくなっていたかもしれません。青井実キャスター:当時の状況詳しく見ていきます。まず現場は複数の線路が交わるポイントでした。中央林間方面に向かっていた回送列車が止まっていたところ、渋谷行きの普通列車が衝突してきたということなんです。回送列車の車両がこのあと脱輪、脱線したということですけども、なぜ事故が起きてしまったと思われますか。鉄道ジャーナリスト・梅原淳さん:この回送列車は、もともとこの線路というのは行き止まりになっている、いわゆる留置線。一時的に車両を止めておく線路なので、そこに向かってゆっくり走っていたんですが、行き止まりに衝突しないように当然スピードを保安装置がチェックしていて、残りの距離とスピードを測って、そのスピードが上回っていると自動的にブレーキが強制的にかかる。青井実キャスター:オーバーラン防止のシステムが作動したことになるわけですか。鉄道ジャーナリスト・梅原淳さん:そうなんです。それで、強制的にかかるブレーキがかかってしまって、そのブレーキというのは非常に強い、最も強いブレーキをかけますから、どんな時でも止まれるように。ということで本来、停止する位置決められてますが、それよりかなり前に止まってしまった。
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- FrequencyUpdated Daily
- PublishedOctober 6, 2025 at 7:26 a.m. UTC
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