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「舞台で欠かせない存在」歌舞伎俳優・片岡亀蔵さん(64)が火事で死亡 茨城リサイクル工場火災はけが人なしも鎮火せず

「「舞台で欠かせない存在」歌舞伎俳優・片岡亀蔵さん(64)が火事で死亡 茨城リサイクル工場火災はけが人なしも鎮火せず」 23日夜、茨城県内で発生した工場火災は、24日午後5時50分現在も消火活動が続いていて、鎮火のめどが立っていないようです。そして、東京都内で起きた火事では、歌舞伎俳優の片岡亀蔵さん(64)が亡くなりました。2009年、「亀蔵でございます。僕は勘定したら13回出ておりました」と、味のある声であいさつしたのは歌舞伎俳優の四代目 片岡亀蔵さんです。24日未明、東京都内で起きた火事で亡くなったことが分かりました。64歳でした。火事は24日午前4時ごろ、東京・足立区にある3階建ての建物で起きました。火は1時間ほどで消し止められましたが、現場から60代の男性2人が搬送。警視庁などによりますと、2人はこの部屋の住人の男性と亀蔵さんだったということです。五代目 片岡市蔵さんの次男として誕生し、4年後には初舞台。1969年に四代目 片岡亀蔵を襲名し、さまざまな役を演じていました。突然の訃報に歌舞伎ファンは、「感動を与えるタイプの役者さんだと思います。舞台では欠かせない存在だと思います。(亀蔵さんは)どういうふうに演じるだろうかと。(この先)いつも見ながら感じると思います」「古典もとてもおできになるけど、新作とかでも、これどうするの?という(難しい)役もスッと亀蔵さんだったらみたいな感じで」と話します。亀蔵さんの声に思い入れがあるという歌舞伎ファン歴30年の女性は、「コロナのと時に歌舞伎座がしまってて、久しぶりに開いた時も、場内アナウンスというか、開幕の時の挨拶も亀蔵さんだった。もうあの姿も声も聞けないのはとても残念です」と話します。亀蔵さんは12月、京都・南座での公演にも出演予定でした。火事は、他の場所でも。茨城・坂東市にあるリサイクル工場で大規模な火災が発生。夜が明けても黒い煙と炎が上がっていて、発生から18時間以上が経った現在も鎮火していません。警察によりますと、出火当時従業員2人がいたもののけがはしてないということです。