残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

kotaro zamma

イノベーションで世界をよりよく変えていこう、という闘う人々を応援するチャネルです。スタートアップや大企業、音楽家やアーティストなど、様々なイノベーターのビジョン、考え方、パッションを是非是非、全身で感じてください!

  1. 鳥の種の豊かさが幸福度を高めるノベーション(1633回)

    3 HR AGO

    鳥の種の豊かさが幸福度を高めるノベーション(1633回)

    慶應義塾大学環境情報学部教授の安宅和人さんからの言葉に目から鱗が落ちる思いでした 曰く "森や自然空間は、人間の幸福に驚くべき影響を与えることが明らかになっている。それを端的に示すのが、家計収入をも上回る重要な要素の存在だ。それは、その土地で鳴く鳥の種の多様性と自然へのアクセスである。 研究によれば、その土地にいる鳥の種の豊かさは、収入の増加よりもはるかに大きな幸福度の向上をもたらすことが示されている" "多様な鳥が生息できる環境とは、すなわち多様な植生があり、健全な生態系が保たれている証でもある。人々は、そうした豊かな自然との日々の関わりの中で、深い安らぎと充実感を得ているのだ。" ここから私は思いました 1、人の幸福感 2、人類を超える仲間 3、人類を超える大義 1、人の幸福感 精神科医の樺沢紫苑さんから、人の幸福の3要素というのは、健康(セレトニン)、仲間(オキシトシン)、成功・富(ドーパミン)というお話を頂き感動したのですが 健康は体質などで害する可能性もある、成功や富もも必ずしも勝ち取れるとは限らない、と考えると、仲間が、もっとも誰もが能動的に受け取ることができる、要素なのかなと思っています 今回のお話は、実は、収入(富)よりも、鳥の種の多様性が、実は幸福感には大切なことと伺って目から鱗が落ちる思いでした 私は札幌の手稲という山と海に挟まれた土地で、冬は学ランでナイタースキー、夏は原生林で牛や馬、そして虫をとっては図鑑で調べるみたいな事をしていたので 周りは自然そのものでしたし、それが当たり前の生活をしていました。大人になってから、都会に憧れて東京にきてしまいましたが、刺激とストレスがたくさんあるけど、幸福感はどうなんだろうなあと考えてしまいました 2、人類を超える仲間 鳥の種の多様性というのは、考えてみると、先ほどの人の幸福感の3要素の仲間を、人類から地球レベルに拡大解釈すると当てはまるのかもなあと思いました 特に私は犬好きなのですが、犬と接している時は、心が間違いなく癒されているし、幸せな気持ちが充満するような気がするので、オキシトシンが出まくっている気がします その延長線上で、動物は猫も鳥も大好きですし、馬や牛も小さい頃は身近にいて、たくさんの動物たちに囲まれているということが自分にとっては幸せな環境だなあと思います 手塚治虫さんのブッダという漫画が大好きで、全巻今でも持っているのですが、小さいことのブッダは、森の動物たちと話ができて、とても仲良しだったところが本当に好きで、いつか動物たちとお話ができるようになりたいとも思ってました 3、人類を超える大義 仲間という事を考えると、もう一つ、私がいつもお話ししている、イノベーターリップルモデルがあります 情熱の源から抑えられないパッションが生まれ、自分だけでできない事を、仲間と共に分担、共同して行い、そしてみんなが喜んでもらえる大義へ向かう、というのが基本構造ですが その中の仲間というのも、人類だけとは限らなくていいと、言われている気がしました。仲間の役割としては、分業もありますが、自分自身を支えてくれる役割も時には必要になります その意味では、例えば犬や猫、さらには癒してくれる空間としての自然、それ自体が仲間と捉えてもいいし、これからは、そのように捉えて そしてその人類を超えた仲間で、人類を超えた大義を創っていく。これからのイノベーターリップルモデルには、そんな考えも必要だなと思いました 実は我々の仲間は人類を超えて存在しており、彼らを巻き込んだ、仲間との対話や、そして、人類を超えた大いなる大義が必要となる 一言で言えば 鳥の種の豊かさが幸福度を高めるノベーション そんな話をしています^ ^ 参考:本: 「風の谷」という希望 残すに値する未来をつくる 電子版 発行日 2025年7月30日   著者 安宅和人  発行所 英治出版株式会社 動画で観たい方はこちら https://youtu.be/77oyvVuH4ws

    10 min
  2. 無用の用ノベーション(1632回)

    1 DAY AGO

    無用の用ノベーション(1632回)

    多孔性金属錯体という、様々な分野に適用可能な発明をされたノーベル平和賞の京都大学理事の北川進さんの言葉に震えました 曰く "穴と考えると無用なんです ところがその穴に原子、分子を入れ込んでためたり、いろいろ変えたりしていく そう考えると役に立ちますよね この無用の用というのは、非常に大きな、われわれの原則になってます" ここから私は思いました 1、無用のバイアス 2、熟成期間 3、本質的な価値 1、無用のバイアス 大企業に埋もれている技術やソリューションを、改めてビジネスアクセラレーションするプログラムなどがあるように 見方を変えたり、改めてのタイミングだったり、新たなビジネスモデルや技術と掛け合わせることによって、実は非常に価値のあるものということも、あるのかもしれないなと思いました それは、その時点では思いつかなかったけれども、または、技術レベルや時代のニーズが顕在化してなかったなど、さまざまな理由でお蔵入りになっている、そんなことを新たな観点で見直してみる機会を与える そのためには、無用と思われていたもの、技術やビジネスアイディアを蓄積しておいて、取り出せるようにしておくことで、それまで無用と思われてたバイアスを壊し、いつか日の目を見させるということもとても重要ではないかとも思いました 2、熟成期間 ジェームスヤングさんの「アイディアの作り方」にもある通り、生まれたアイディアが素晴らしい子供ではないことに気づき、それを忍耐強く手を加えて行く、そうやって少しずつ手を加えて熟成する期間を意識することが大切かとも思いました 企業におけるR&D部門の方針として、もっと事業に貢献すべきという短期的な利益を求めることと、もっとコアコンピタンスになる基礎技術を磨く、という二つの方向性が行ったり来たりする、ということがあるかと思いますが 一見無用な発見が実は将来すごい花を咲かせることになるということがあるとすれば、研究者のパッションをもとに、今は無用と思われているものを、熟成させていくことも、本当に大切だなあと思いました 3、本質的な価値 フッサールの本質観取(ほんしつかんしゅ)のお話を以前させて頂きましたが、そこにあるものの本質的な価値は何なのかを改めて見つめてみるということが、とても重要だなと思いました そのためには、そこにあるものを、何に使えるかよりも先に、そこにあるモノ(ソリューション、技術、ビジネスなど)の本質的な価値は何なのかを、具体例をみんなで話し合いながら、具体と抽象を往復運動させながら、見ていくことも、とても大切な気がしました 本当に大切なものは目に見えない、みたいな美しい表現もありますが、実は見えていないことの中に、大切な真実、または、自分たちだけが気づいている真実もあるのかもしれない そんな事を思わせて頂きました 一言で言うと 無用の用ノベーション そんな話をしています^ ^ 参考:NHKニュースウォッチ9 2025/10/9 https://www.web.nhk/tv/an/nw9/pl/series-tep-V94JP16WGN

    17 min
  3. たった1人でも可能性を信じてくれるノベーション(1631回)

    2 DAYS AGO

    たった1人でも可能性を信じてくれるノベーション(1631回)

    ルワンダで絵画教室を行なって、その子供の絵を買い取って販売までしている、アーティストの鈴木掌さんの言葉に考えさせられました 曰く "今でも、1人2人ずつ、新規参加者が入ってたりするんですけど 一発目は正直子供らしい絵で、まあ子供らしい絵なんですよ 買い取ってあげた次のワークショップの時に、格段に成長している これってすごい自信というか、自己肯定感というか 自分は、鈴木掌に、絵を買ってもらったんだみたいな その自信てすごいエネルギーになってアウトプットされるんですよね" "人生の中でたった1人でも自分の可能性や才能を100%認めてくれる人がいるだけで、その人って成功できる確率が何10%と跳ね上がると思うんですよ だから、そういうきっかけになってくれれば、まず正解かなっていう" ここから私は思いました 1、信じることから始める 2、信じてくれるから信じられる 3、仲間からパッションの火が燃える 1、信じることから始める マネージャーや親の立場的なことになった時に、どうやって育ってもらおう、どうやったら自立までしてもらえるのか、みたいなところは悩むポイントかと思います。 その時の一つの答えを頂いた気がしました。まずは、自分が信じることから始めることが、第一歩なのかもしれないなあと思いました。 私の両親は、オイタをした時には、めちゃくちゃ怒られましたが、普段はとても自由にさせて頂いた気がします。何を始めるのにも、基本は応援スタンスで、なにかあったら助けてくれる、そんな感じでした 学校の先生も、自分は、席にじっと座ってることができない子供だったので、先生の席の横にみんなの方を見ながら授業を受けることにはなりましたが、基本的には笑いながら全面的に受け入れてくれてる感じがしてました きっと両親も先生も、お前を信じてるよ、と言うメッセージを出してくれていて、そして、自分も知らず知らずにそのメッセージを受け取っていたのかもしれないと思いました 2、信じてくれるから信じられる WBCの栗山監督が、黒板に"できるやつはやるな"と言うメッセージを書いて、逆できないなら自分で判断してやれよ、という選手を信じてる、自主性に任せるというメッセージを出していたことを思い出します 栗山監督が信じてくれたからこそ、ムネが打ち、大谷さんも大活躍をした、さらには大谷さんは、二刀流で世界一の選手になった、そんなことを考えると 誰かが信じてくれたから、自分を信じることができた、そんな鈴木さんのメッセージともとても付合するなあと思いました 私の大好きな本のアンダースさんの、"超一流になるには才能か努力か"と言う本で、超一流になるためには、最高の先生、コンフォートゾーンを抜け出す、そして自分に自信を持つ、と言うのがあります 特に最後の、自分に自信を持つ、というのは、とても難しいなあと思うのですが、鈴木さんからのメッセージにヒントがあるなと思いました 誰かが信じてくれるからこそ、自分に自信を持つことができる。そしてその自信を得た人は、恩送りじゃないですけど、誰かを信じてあげる、そのループが回ることで、みんながイキイキと活躍できる、そんな世界を思い浮かべてしまいました 3、仲間からパッションの火が燃える イノベーターリップルモデルからすると、まずは、自らにパッションが生まれ、そして1人ではできないことに仲間が集い、そしてみんなが喜んでくれる大義を実現する、それがイノベーターによくあるモデルとお話ししてますが 実は、パッションに火をつけるのは、自分1人では難しいこともあって、そんな時には、栗山監督のように、ムネや大谷さんに火をつけてくれる、そんな仲間がいるからパッションに火が灯ると言う、順番もあるのかもしれないなと思いました ウォーターフローのように、パッション、仲間、大義の順番ではなく、時には、仲間から始まる、時には大義から始まる、そんなことも、リップルモデルにはあるなあと教えて頂いた気がしました ということで、一言で言えば たった1人でも可能性を信じてくれるノベーション そんな話をしています^ ^ 参考:NHK キャッチ!世界のトップニュース ルワンダの子どもに“生きる自信”を アーティスト・鈴木掌 初回放送日:2025年9月24 https://www.nhk.jp/p/catchsekai/ts/KQ2GPZPJWM/episode/te/Z641G38XQR/

    15 min
  4. ババヤガノベーション(1630回)

    3 DAYS AGO

    ババヤガノベーション(1630回)

    2025年に英訳版"The Night of Baba Yaga"により英国推理作家協会賞(ダガー賞)の翻訳部門を日本人として初めて受賞した王谷晶さんの"ババヤガの夜"にめちゃくちゃイノベーションを感じました 小説丸から "暴力の才能に秀でた新道依子と、不自由な生活を強いられている暴力団組長の娘・内樹尚子。性格も境遇も全く異なる女性二人の連帯を描き、読者の共感を呼んだ話題作" ここから私はイノベーティブなポイントを思いました 1、掛け合わせの妙  2、考えさせられる謎  3、不器用な仲間の絆 1、掛け合わせの妙  シュンペーターさん曰く、新たなイノベーションは、既存のアイディアの掛け合わせとのことですが、それがより離れていれば離れてるほど、意表をつくイノベーションが生まれると思います "ババヤガの夜"の場合は、優しい女性と暴力という、ある意味対極的とも言えるほど離れた要素を、1人の新道依子という女性に、掛け合わせて同居させたところに、まずはイノベーションの面白さを頂きました その強さは、圧倒的な強さで、暴力団員の何人もが一瞬で蹴散らされてしまうほどであり、かつ優しさは犬を人質に取られたら何もできなくなるほどの優しさを持っているという、まさに、ギャップ萌え満載の素敵な主人公で、そこからもう目が釘付けにされました 2、考えさせられる謎 英国の英国推理作家協会賞(ダガー賞)を取られたということ自体、衝撃なのですが、読んでいくうちに、考えさせられる謎がたくさん生まれてくるところも、目を離せなくなる一つの要素だったと思います 主人公の新藤依子は、女性にして、圧倒的な強さを持ってるのは、一体何者なのか?また、暴力団長の一見、超お嬢様の内樹尚子とは、どんな人物なのか?などのキャラの立っている登場人物の正体への興味 そして、最もトリッキーなのは、時代と人物がよくわからなくなる混乱を生み出す仕掛けづくり、しかしそれは最後にはスッキリさせる伏線の回収が、次から次へとページを捲りたくなる原動力になってました また、最後には、とても考えさせられる、または、どう考えたらいいのかが、人によっては別れる作りになっていて、読み終わった後に、誰かと意見交換をしたくなる、そんな余白がある作りが余韻をずっと引きずらさせる仕掛けづくりにもなってるなあと思いました 3、不器用な仲間の絆 1番私の心に残ったのは、圧倒的な力を持ってしまった女性である新道依子や、暴力団組長のお嬢様として生を受けた内樹尚子、そして、暴力団員の中でも生い立ちが実は複雑な団員など 各々どうしようもない中で、それでも懸命に生きてきた、全く別の境遇の人物が、いつしか仲間として心が通じ合って絆が生まれる、そんな物語がめちゃくちゃ感動ポイントでした イノベーターリップルモデルにおける、パッションから、仲間を作り支え合って、大義を実現していく。そのモデル自身も、仲間が自分と世界を繋ぐ大切な役割になっているので、この仲間との出会い、セレンディピティが、とても大切なメッセージとして込められているような気がして、爽やかで素敵な気持ちをいただきました ということで、めちゃくちゃ一気読みしたこの物語は、タイトルの、ババヤガ(鬼婆)にこめられた、一見馴染めないけど、実はとても深い思想を持つ、そんな存在の素敵な物語に感じました 一言で言うと ババヤガノベーション そんなことを思いました 参考:本: ババヤガの夜  発行日 2023年4月30日  著者 王谷晶  発行所 株式会社河出書房新社 参考:小説丸 著者の窓 第4回 ◈ 王谷 晶 『ババヤガの夜』 https://shosetsu-maru.com/interviews/their-window/4

    18 min
  5. 成長産業といったものは存在しないノベーション(1629回)

    4 DAYS AGO

    成長産業といったものは存在しないノベーション(1629回)

    セオドア・レビットさんの「マーケティング近視眼」より、新しい方向性を見つけるやり方について、大切なことを教えて頂きました 曰く "成長産業ではなく成長機会" "成長産業といったものは存在しない。(中略)あるのは、成長機会を創出し、それを活かすように組織を編成し運営する企業のみである。 成長のエスカレーターに乗って安泰だと思い込んでいる産業は、必ず衰退する。 すでに消滅したか、その途上にある成長産業の歴史を調べると、急拡大の後に思いがけない衰退が訪れるという自己欺瞞の繰り返しである。" ここから私は思いました 1、市場調査の罠 2、自らの大義(ミッション) 3、ずっけーサービス 1、市場調査の罠 会社の方向性を決める際に、よく市場調査をして、これからの成長産業を見極めるだったり、起業をしていく際にも同じようにこれからの成長産業を調べるなど行われると思います それ自体は良いと思うのですが、それを調べて、じゃあそこにベットするか、という形になってしまうのが、とても勿体無いと感じていました セオドアさんのとおり、短期的な収益を狙うのであれば、それもいっときはあるかもしれませんが、中長期的なビジネスとして継続していきたいのであれば、それは一つの情報に過ぎないと思います 2、自らの大義(ミッション) それよりももっと重要なのは、自らだったり、自らの企業において、どんな価値を作る会社としていこうとしているかを、再定義することが重要だと思います それは、成長産業を見ることではなくて、自分たちがこれからどんな価値を社会に提供することで、つまり自らの大義やミッションを何とすることで、新たな展開を生むのか、そこが最も重要なところだと思いました そのためには、自分たちのパッションの源を、改めて洗い出してみるという作業が必要になると思います 会社であれば、社員から、役員まで含めて、我々のパッションの源はどこにあって、仲間と共に、どんな新しい価値を創っていきたいのか、その棚卸から、新たな大義の設定があっても良いかと思いました 3、ずっけーサービス その上で、個人であれば、自分だからこそできるサービス、企業であれば自分たちのメンバーだからこそできるサービス 個人で言えば、自分の人生の歴史に乗っかってるサービス、企業で言えば、これまで培ってきたコアコンピタンスを活かした展開をしていく それこそが、他の企業にも負けない、成長機会を作り出していく原動力になるかと思います ずっけーというのは、元NHKで「プロフェッショナル仕事の流儀」のアプリを開発された小国士朗さんの言葉ですが、それこそが特に大企業の闘い方かと思いました ということで、すぐに成長産業にベットするのではなく、自らの成長機会がどこにあって何を目指すのか、それがとても大切だなあと思いました 一言でいえば 成長産業といったものは存在しないノベーション そんなことを話しています^ ^ 参考:本: ハーバード・ビジネス・レビューが贈るリーダーを支える365の言葉 2025年8月26日 第1刷発行 編者 ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 訳者 DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部 発行所 ダイヤモンド社   動画で観たい方はこちら https://youtu.be/ufIVxnqjbb4

    12 min
  6. 一斉にみんなでノーっていうノーベーション(1628回)

    5 DAYS AGO

    一斉にみんなでノーっていうノーベーション(1628回)

    漫画家の西原理恵子から、ガラスの天井を突き破る方法について痺れました 曰く "もうそんな会社に入るのやめない?っていうのはやっぱり一番ですよね。  一流大学出て、そのだいたいそういう古い体質の古い会社ですよね。 俺ら会社起こしません?そろそろ自分たちで 私の周りでも自分らで会社を起こして、 赤ちゃん連れてっていい会社も山ほどあるし 一斉にみんなで。ノーっていうしかないですよね。  行かない、まず。これからどんどん女性たち起業しましょうよ。 自分たちの会社を作りましょうよ。  そうやって変えていくのが私一番正しいと思うんですよ。すごいこれよろしくお願いします。" ここから私は思いました 1、ノーといっていい 2、新しい価値を作り直す 3、全世界1世帯あたり一法人化 1、ノーといっていい 私の大好きな本に"ボールのような言葉"という糸井重里さんの本があるのですが、その中に"なんだか知らないけど、いやんって言っていい"という言葉が大好きです 会議の場では、じゃあ対案出してください、みたいなことを言われるのを恐れて、そのままにしちゃうことも多いのですが、その時にこの言葉を思い出します ダニエルカールマンさんの著書:ファストアンドフローの中にある、システム1、システム2という話のように、システム1の直感的に思うことを、後々思うシステム2で論理的に駆逐してできないこととかもある気がしてて 先日お話しした京都大学の椛島健治先生のように、最初の違和感が実はとても大切ということを、思い出しました その直感や違和感は、きっと何か自分の情熱の源に響くことがあったということなので、それを大切に、まずは、ノーと言っていい、ということが大切と思いました 2、新しい価値を作り直す ハーバード大学・京都大学名誉教授の広中平祐先生の言われるように、誰かに編み物をしてあげたり、庭の手入れをしたり、日々の工夫をして生きている人たちは、みんな創造者であると、いう言葉がとても好きなのですが 新しい価値を作る人になるというのは、日々の工夫の延長線上と考えると、ある意味、誰もが小さなイノベーターであり、そしてそれが、イノベーターリップルモデルのように、パッションから始まり、自分だけでできないことを仲間と共に、そしてたくさんの人たちが喜んでくれる大義を実現できたら、新しい価値を生み出してる人になってると思います それが、大きくなれば、起業してビジネスになるし、小さければ、お金にはならないかもしれないけど、感謝という名のフィードバックをもらって、生きがいになるなと 誰もがそんなことをできるようになれば、西原さんの言われるように、誰にも気兼ねすることなく、ノーと言うことができる、そんな人になりやすくもなるよなあと思いました 3、全世界1世帯あたり一法人化 そしてその先には、資本家と労働者という関係がなくなるわけではないですが、ある時は労働者、ある時は資本家というような、両方に自由に行き来できるひとになることができれば たとえそれが巨大な資本家ではなくても、またさらに会社にしてなくたって、自らが価値を作ることで誰かが喜んでくれる、そんな生きがいを持つこともできるし そして、行けてない資本家の元での労働には、ノーと真っ向から普通にいうことができる世界になったら ある意味、牽制が効いた、良い資本家が残っていく、そんな風になったら素敵だなあと思い描いているのが 全世界1世帯当たり一法人化と、象徴的に呼んでいる一つの趣旨になるなあと改めて思いました ということで一言で言えば 一斉にみんなでノーっていうノーベーション そんな世界を目指したいなと思いました^ ^ 参考: 最後の講義 漫画家 西原理恵子 2025/10/1(水)NHKEテレ東京 https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-4N7KX1GKN7

    10 min
  7. 最下位には最下位のやり方があるノベーション(1627回)

    6 DAYS AGO

    最下位には最下位のやり方があるノベーション(1627回)

    漫画家の西原理恵子さんの、若き日のロックスピリッツに感動しました 曰く "最下位は最下位のやり方がある。 私は別にトップの芸術家になりたいんじゃない。 絵でご飯を食べていく人間になりたいんだって。 だったら全然エロ本でオッケーっていうのが、私の考え方でした。" "好きなことで、それでお金がもらえれば、その仕事はすごく自分の誇りになって、一生続く仕事になると思うんですよ。" ここから私は思いました 1、大好きパッション 2、脱出パッション 3、行動に誇りが生まれる 1、大好きパッション 「毎日かあさん」などの毒舌とユーモアで、独自の世界観を持たれた漫画は、唯一無二の存在な西原理恵子さんですが、相当なロックスピリッツを持たれた人生だったんだということに、感動しました 武蔵野美術大学に入られて、すぐに戸を閉めた、との表現をされていましたが、もし自分であれば、すごい人たちがいることがわかった時点で、もしかしたら、別の道を探そうとなるかもしれないなあと思いますが 西原さんが素晴らしいのは、それでも、絵で生きていく、というスピリッツが全くぶれてないところだなあと思いました 情熱の源で言うと、とにかく、絵が大好きで、それで生きていくこと以外は考えられないほどのパッションが炸裂していたのかなと思いました そして、絵で生きていくためには、何ができるのか、から発想をしていくと言うプロセスが、なかなかできることではないなとも思いました それが、最下位には最下位のやり方があると言う、言葉に、ロックなスピリッツとともに、炸裂しているなあと思いました 2、脱出パッション そこには、もしかすると、大好きパッションだけではなく、脱出・成長パッションも、かなりつよく影響されてるのかもしれないなあと思いました 小さい頃から恵まれていない家庭に育ち、夫もアルコールに蝕まれてしまうという(すみません、お話ではお父様と勘違いしてました)過酷な状況に身をおかれながらも、漫画を描き続けていたということが、そこからの脱出を遂げたいという、パッションもあったのではないかと想像しました 脱出パッションは、一見、ネガティブでうちに籠るクローズな感情で、ともすればコンプレックスとも捉えがちな感情ですが、実はそこから抜け出そうという気持ちが芽生えた時に、とてつもない力を発するものだと思います スティーブ・ジョブズさんやイーロン・マスクさんなどの世界を代表するイノベーターの皆様も、実は脱出パッションから始まってる方々も多いように感じています だからこそ、西原さんは、ここまで突出されたイノベーターとしての唯一無二の漫画家になられたのかもしれないと思いました 3、行動に誇りが生まれる 西原さんが素晴らしいのは、絵が大好きで、絵で生きていくということを決めた上で、それで生きていくためにはを考えて、そして、まずはエロ本からやるという、行動に具体的に足を進めたことにあると思いました 理屈で考えてしまったり、周りの人に相談して決めようなどと思っているうちは、もしかしたら、第一歩は踏み出せないのかもしれないなあと その時の自分のある意味直感を信じて、まずは、行動を起こしてみる、ということから、新たな未来が見えてくる、そんなこともあるよと、教えて頂いた気がしました そしてこれは、イノベーターリップルモデルにも沿ってるなあと思いました。 つまり、絵を描きたいというパッションに従って、エロ本の出版社という仲間を得て、まずはエロ本大好きな皆様に価値を提供できた その付加価値の見返りとしてお金をもらえた、ということは、パッション、仲間、大義のリップルモデルを一回りさせてことになるなあと思いました そして、その見返りは、お金でなくても良くて、たとえば感謝の言葉でもいいし、もっといえば、自分として納得感が得られた、ということだけでもいいのかもしれません いずれにしても、リップルモデルが一回りした、という経験を積むことによって、それがいつしか!自分の自信になり、誇りにつながる、そしてますます、情熱に火が燃え盛る、そんなサイクルが大切なのかもしれないなと思いました ということで、一言で言えば 最下位には最下位のやり方があるノベーション そんな話をしています^ ^ 参考: 最後の講義 漫画家 西原理恵子 2025/10/1(水)NHKEテレ東京 https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-4N7KX1GKN7

    17 min
  8. 安心できない環境に身を置いて想像し続けるノベーション(1626回)

    4 OCT

    安心できない環境に身を置いて想像し続けるノベーション(1626回)

    俳優の杉咲花さんが、市子、という映画の役をやった際の、気づきに感動しました "監督が心血を注いで、脚本を書かれたことが手に取るように伝わってくる、もう素晴らしい本で ものすごく共振したんですけど、実際現場に入ってみると 、脚本に書かれているような表情表現を、あまりうまくできなかったりとか 逆に 想像もできなかったようなところに、 なんか感情が動くような瞬間とかが、あったりして。 その時に、やっぱり俳優って 自分が演じる役 を誰よりも理解してないといけないんじゃないかって思いでやってきたんですけど。 なんか、役をわかるとか。入り込むっていうことって、不可能なんじゃないかなって思って。 でも、だからこそ 、安心できない環境に身を置いて、想像し続けるっていうことで、役を知ろうとできるのかなっていうことに気づいた作品でしたね。" ここから私は思いました 1、永遠の未完成 2、ネガティブケイパビリティ 3、コンフォートゾーンを抜ける 1、永遠の未完成 杉咲花さんの出演するドラマや映画は、完全制覇したいと思えるほど、大好きな俳優なのですが、あの迫真の演技はどこから来ているのか、その本質の一端を見せて頂いた気がしました "役をわかることは不可能かもしれない"との言葉は、それを真摯に追求してきた杉咲さんだからこそ、言える言葉かもそれないなあと思いました それはもしかすると、永遠に完成することはない、永遠に満足することはない、と言われてきたダヴィンチのモナリサのように、永遠の未完成だからこそ、更なる挑戦があり、美しさがある、そんな風にも思いました 2、ネガティブケイパビリティ わからないことをわかった風にやるのと、わからないことをわかっていないと意識しながらやるのでは、全然違うものになると思います 杉咲さんは、わかっていないとわかった上で、どうそれに近づけていくのかを最後まで模索し続けるということを言われているのかと思いました それは、詩人のジョンキーツさんがいわれている、ネガティブケイパビリティととても付合する考え方かと思いました イノベーションの世界でも、課題が本当にわかっていないのに、表面的な課題をわかったように解決策を出して、結局使われないものになる、ということが沢山あります わからないものをわかってないと認識することで、気持ちが悪いけれども時間がかかるけれども、わかろうと追求し続ける、それがリーンに実証し続けるということにつながるのと、似ているなあと思いました 3、コンフォートゾーンを抜ける "安心できない環境に身を置いて、想像し続ける"というのは、まさに、コンフォートゾーンを抜け出すことを常日頃からやられているんだなあと思いました 「超一流になるためには、努力か才能か」というアンダースさんの本がありますが、その中で言われている超一流になるための一つの秘訣として言われているのが、まさにこの「コンフォートゾーンを抜け出す」ということです 決して役を理解することはできないということを理解しながらも、その理解できない環境にネガティブケイパビリティで踏ん張りながら、常日頃できないこと、難題に挑んでいく そんな姿勢を常に実施しているからこそ、杉咲さんのドラマや映画は、観る人たちの心を掴んで離さない、迫力と感動を生んでいるのだなあと 改めて思いました これは、何らかの道を極めようと真摯に向き合っている人や、世の中にない新しい価値を作ろうともがいている、さまざまなイノベーターのお一人なんだなあと そんなことを思いました 一言で言えば 安心できない環境に身を置いて想像し続けるノベーション そんな話をしています^ ^ 参考: あさイチプレミアムトーク 杉咲花 2025/10/3(金)NHK総合・東京 https://www.web.nhk/tv/an/asaichi/pl/series-tep-KV93JMQRY8/ep/G5Q531616V

    15 min

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