残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

支えてもらったことが原動力になるノベーション(1656回)

元大関 貴景勝の湊川親方の、怪我にも負けず、あそこまで大活躍された秘密を教えて頂き、感動しました

曰く

"なんか自分が本当にきつかった時とか、 こう踏ん張りどきの時に、支えてもらったことって多分

僕だけじゃなくて、多分人間のあれだと思うんですけど、 一種こう胸に刻まれているというか

山田先生のために頑張ろうっていう気持ちが、一番高校時代は、強くしてくれたのかもわからないですね。 

なんか自分が こう、強くなりたいっていうだけだったら、 まあ、今日はこれぐらいでいいかっていうふうに、思っちゃってたところもあると思うんですけど

あと腕立て伏せ10回とか、トレーニング夜今日行くとかランニング行くとか、まあそういう原動力になってましたね"

ここから私は思いました

1、信じてくれるから信じられる

2、コンフォートゾーンを抜けられる

3、贈与が利他パッションに火をつける

1、信じてくれるから信じられる

元貴景勝の湊川親方が、ものすごく痩せられているのに衝撃だったのですが、それは、実は元々体がそんなに大きくなくて、食もそんなに太くなかったところを、勝つために無理やり体を大きくされていたためということを聞いて、まずは衝撃と感動でした

さらに何度も怪我をされていて、苦しみながらも土俵で勝ち続けていた姿を、いつも私も応援していたのですが、その不屈を支えられていたのは、実は恩師の埼玉栄高校の山田監督にあったということを初めて知りました

高校時代の住み込みから、なんと大関陥落の際にも先生のところに学生と泊まり込んで指導を受けに行っていたということを聞くと、その絆の深さに驚くと共に、それだけの信頼関係があられたのだなあと思いました

私の大好きな本に、アンダーソンさんの「超一流になるためには、努力か才能か」という本があるのですが、超一流になるためには、1、最高の先生、2、コンフォートゾーンを抜ける、3、自分を信じる、とあるのですが

最後の自分を信じるというのが、いつも難しいなと感じてしまいます。今回の湊川親方のお話は、そこに一つの答えをくれるお話かと思いました

つまり、山田監督が貴景勝さんを信じてくれたからこそ、貴景勝さんは自分を信じることができて、あれだけの成績を残すことができたのだろうなあと、思いました

2、コンフォートゾーンを抜けられる

そして同時に、それがあったからこそ、夜のランニングや、あと10回の腕立て伏せができたとのことを聞いて、実は

1、最高の先生、2、コンフォートゾーンを抜ける、3、自分を信じる、の三項目は実は繋がっているのかもしれないということを思いました

山田先生という1、最高の先生がいて、その先生が信じてくれているからこそ、3、自分に自信を持てるようになり、そのパワーで2、コンフォートゾーンを抜け出すことができる、そんな風に実は、超一流になるための3つの法則は繋がっているのだと思いました

さらに、もしかすると.1、最高の先生、という存在は、信頼関係という絆を産んでくれる存在であることも大切で、ある意味、必ずしも先生である必要はなくて、仲間の存在でも、いいのかもそれないなと思いました

3、贈与が利他パッションに火をつける

そして、先生でも仲間でも、信頼関係を築いた人からの応援が、その人のために頑張りたいという、利他パッションに火をつけるということなのかもしれないと思いました

そう考えると、子育てや、組織でのマネジメントや、人を育てる立場にある人は、きっと贈与の気持ちで、信じている想いを伝えるか、または、行為で伝えることによって

きっといつの日が、自分に自信を持つきっかけになり、そして、コンフォートゾーンを抜け出して、思いもよらない人物に育っていってくれる

そんな関係性にあるのかもしれないなあと思いました

一言で言えば

支えてもらったことが原動力になるノベーション

そんな話をしています^ ^

参考: インタビュー ここから 元大関 貴景勝 湊川親方 2025/11/3(月)NHK総合https://www.nhk.jp/g/ts/M29X69KZ1G/