残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

kotaro zamma

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  1. 界面を創るノベーション(1665回)

    1 H FA

    界面を創るノベーション(1665回)

    安宅和人さんの書籍:"風の谷」という希望 残すに値する未来をつくる"に感動し、また自分で考えさせられました "そもそも人の少ない疎空間において文化・価値創造を実現するためには、この「異質の共存と偶発的な相互作用」という原理を都市以上に意識的に設計に組み込む必要がある。 それは単なる物理的な空間設計だけでなく、人々の活動や交流のパターンも含めた、総合的な「界面」の設計となる。 このような異質との出会いは、一時的な接触では真の価値を生まない。それは時間をかけて熟成され、土地に根付いていく必要がある。 この界面の設計と出会いを積極的に仕掛けていくこと、これこそが疎空間における文化・価値創造の核心だ。" ここから私は思いました 1、異質の共存  自分軸と他人軸 2、偶発的な相互作用  心理的安全性 3、界面という仕組み  セーフティネット 1、異質の共存 田舎育ちの私は、地方などの疎空間こそがこれからの風の谷という名の希望になってほしいと、思いながらも、何もできていない自分に歯痒さを感じています 都会に出て、イノベーション活動をこれまでやって来て、本当に思うのは、シュンペーターの言うように異質なものが混ぜ合わさることで、新結合が起きて、新しい価値が生まれるなあということです 都会には異質なものが沢山集まっているので、やろうと思えば、異質が共存する世界は作りやすいと思うのですが、疎空間にどうやって異質を共存させられるのか? 一つ思ったのは、私が企業でいつも行なっているやり方として、個人の内面的な情熱の源に焦点を当てれば、自ずと、個人個人はめちゃくちゃ個性のある多様性と言えるのではないかと言うことです 会社の中でイノベーション活動をすると、同一の環境下なので面白いアイディアが出てこないと嘆かれるのですが、それは、会社という他人軸だけが出てる状態で、自分軸を自然に隠しちゃってるから、ということをよく思います 同じように、自分軸に焦点を当てることができれば、きっと疎空間にいる方々自身がそもそも多様性の共存になってるということも言えるのでは?と思いました 2、偶発的な相互作用 これはまさにセレンディピティのことを言われているかなあと思いました。交流会やマッチングイベントなど、さまざまな仕掛けづくりもあると思いますが 私が思ったのは、1でお話しした自分軸の分人を、出すことがなかなか難しいのではないか、ということです。 どうしても交流会などに行くと、他人軸の分人中心になってしまい、また多様性が失われてしまうこもともあるのかなと ということは、なんとか自分軸をさらけ出せるような、プロジェクトアルキメデスではないですが、心理的安全性を担保させてくれる仕掛けづくりこそが大切なのではないかと思いました 3、界面という仕組み それらの相互作用を活性化させるのが界面という仕組みということに、これまた嵌合してしまったのですが そこには、きっと、自分の自分軸に気づき、それを心理的安全性のもとで思い切って出し切った後には、きっと新しい気づきや付加価値が生まれてくると思ってます その先に、何度でも挑戦しても、万が一失敗しても、救われて新たに挑戦できるBプラン、Cプランがある、そんな何度でも挑戦できるプラットフォームづくりが大切になるのではないかと思いました 今私が進めているStartup Emergence Ecosystemもそのような仕組みを目指していますが、そういう機能が、界面というものに、機能的に配備されている、そんなことになれば、風の谷の少しでもおうえんになれば、と思って考えさせられました というとで、一言で言うと 界面を創るノベーション そんな話をしています^ ^ 参考:本: 「風の谷」という希望 残すに値する未来をつくる 電子版 発行日 2025年7月30日   著者 安宅和人  発行所 英治出版株式会社 動画で観たい方はこちら https://youtu.be/0R7yTg2sKaE

    16 min
  2. 素材と共に輝くノベーション(1664回)

    1 G FA

    素材と共に輝くノベーション(1664回)

    フランスでフレンチの三ツ星を日本人初めて獲得し、さらに6年連続で獲得し続けているシェフの小林圭さんの、料理を創る真髄に触れ、感動しました 曰く "自分を出しすぎちゃダメなんですよね 自分が無理をして無理をして無理をして この子をこうやって磨いてこうやって磨いてって 絶対その子は輝かないと思います それはなぜかっていったら、自分が強すぎちゃう じゃあ、この人をどうやったらスターにできるんだろう 本当シンプルですよ 自分が何ができるんだろうっていう それが素材との会話だと思うんで" この言葉は、フレンチシェフに限らず、さまざまなアーティストやイノベーターに、新たな価値を作り出す真髄なのではないかと思いました ここから私は、イノベーターリップルモデル(3つのフレーム)に沿って、考えさせて頂きました 1、パッションの熟成 2、素材や環境も仲間 3、スターにする大義 1、パッションの熟成 私はいつもパッションが大事と言い続けているので、ともすると、熱すぎて触れられないほどのマッチョなイメージを持たれがちなのですが、そんなことは全然なく、自分の内なるワクワク感を大切にしてほしいと言う意味です 情熱のポートフォリオでは、大好き、利他、個性、成長、の四象限は誰にもあるので見つけてみようと、お話をしてますが、実はそこだけに目がいっちゃうと、またそれはうまくいかない、と言うのが今回のお話かと思いました 私はこの小林さんのお話は、自分軸と他人軸を意識すると言うことにつながるなと思いました。人は社会的な動物なので、必ず何らかの他人軸との関わりがあるので、円で描くと、自分軸の円を中心に、会社、家族、サークル、大学みたいに、沢山の他人軸の円と交わってます その交わりを、極力他人軸に支配されないように、自分軸をうまく混ぜていこうといつもお話ししてるのですが、今回の小林さんのお話で、実は他人軸は人だけじゃないのかもそれないと思いました それは、料理の素材だったり、画材や絵の具、ヴァイオリンやピアノ、さらには、取り囲む環境や自然、それらすべてが、人の他人軸と同様に、自分軸と交わりを持ってるのかもしれないなと思いました そう考えることによって、料理人は素材の声を聞くようになり、ヴァイオリニストはヴァイオリンの声を聴き、画家は環境や画材の声を聴かことで、新たなものを生み出していく それは言ってみれば、自分のパッションだけを、どーだすごいだろう、という状態から、周りの環境や素材とともに盛り上がっていこうとする、ある意味、成熟したパッションと言えるのかもしれないなと思いました 2、素材や環境も仲間 養老孟司さんが、"本当のオリジナリティとは、新しい共感だ"とお話ししていましたが、自己満足や自分を超えるためには、仲間という第三者が必ず必要になると思います それは、仲間というと人、と認識してしまいがちですが、実は、素材や環境も、仲間として、一緒に作り上げていくパートナーという考え方もできるなと思いました そう考えると、人が何か新しい価値を作り出すということは、必ず仲間との共創に最初からなってると考えることにもなるかもそれないなと思いました 編み物を誰かに編んであげたり、庭の木を切ってあげることも、すべて創造だとは、ハーバード大学・京都大学名誉教授の広中平祐先生京都大学の言葉ですが その行為自体も、毛糸や櫛、そして、庭の木や剪定鋏のように、人だけではない仲間とともに作り上げているということになるのかもしれない、そしてその声を聞いてあげまることが、とても大切だと、そんなことを思いました 3、スターにする大義 そう考えると、全てのクリエイティブな、何らかの価値を新たに創る、生活の中での創造的な行動は、自分1人だけの行動で成り立つものではないことを、意識して進めることで、逆にとてもオリジナリティの溢れる、かつ、その時々で新鮮なものを創り出すことができるのかもしれないなと思いました 三谷幸喜監督が、映画を作る際に、"この俳優さんはどうやったら輝くか"ということを考えて作ってますということを、お話ししてたことを思い出しました 小林さんがお話し頂いたことは、それと同様に、素材自身にスターになってほしい、その魅力を徹底的に引き出してあげたい、そんな気持ちが、誰もが共感する新しいオリジナリティを引き出してるのかもしれないと思いました それは、フレンチに限らず、アーティストや、例えば、企業におけるソリューション開発にしても、素材自身、または、作品、もっと言えば、ソリューション自身にスターになってもらうには、何がベストか? それを考えることがとても大事なのかもしれない。 そんなことを思いました 一言で言えば 素材と共に輝くノベーション そんな話をしています 参考:NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 フレンチシェフ 小林圭 三つ星の、もっと先へ 初回放送日:2025年9月23日 https://www.nhk.jp/p/professional/ts/8X88ZVMGV5/episode/te/GL6VNX5RM8/

    13 min
  3. 誰よりも失敗してるノベーション(1663回)

    2 GG FA

    誰よりも失敗してるノベーション(1663回)

    農業法人「トゥリーアンドノーフ」の社長、徳本修一さんの不屈のイノベータースピリッツに感動しました 曰く "俺はずっと畑で謝っていたんで でもだからこそ今こういう、日本の中でも先駆者と呼ばれる、今技術的な確立が僕らでき始めているのは これはもうはっきりいうけれども 誰よりも失敗してるわ、俺は だからこういう新しい技術とかもいろんな角度で見えるんですよ、僕は" ここから私は思いました 1、バイアスを壊す 2、ファストフェイル 3、失敗が負けないノウハウとなる 1、バイアスを壊す 徳本さんは、乾いた田んぼに種を直接まき、一度も水を張らない「節水型乾田直播」という栽培方法で、生産コストを1/3にすることを目指されているとのこと    これまでの苗を使うやり方とは全く違うやり方に挑戦できるのは、既存のバイアスに縛られずに、踏み出せる勇気と、さらには、怒られても、そのバイアスがあるはずだと言う信念を貫けるからこそと思いました 長年の経験やノウハウに裏打ちされたプロの方々に、新たなやり方で切り込んでいくのは、相当大変だし、しかも成功せずに失敗続きという中で、バイアスだと信じ切って新たな道を目指すのは そのバイアスに紛れ込んだ真実が必ずあるはずであり、それこそが、これまでのWhy not yetへの答えがあるはずだとというのは、まさに山口周さんが言われるアジェンダシェイパーであり、新たな問いを見つける人なのだと、イノベーターマインドセットが炸裂してる人だと思いました 2、ファストフェイル とにかく謝りまくっていたということから、失敗の連続で、それでもやり続けて、ここまで到達してきてるということがわかります まさにイノベーターマインドセットの重要な一つの、ファストフェイル、つまり、失敗を高速回転させることで早く成功に辿り着くを実践されているのかと思いました 失敗は、口で言うのは簡単ですが、徳本さんが言われるように、常日頃謝り続けると言うのは、想像を絶するほどに辛いことだと思います 私が以前インターネット系のサービスの営業企画をやってた頃は、事故が起きたら、日本中隈なく謝りに巡っていたことがあったので、その辛さは今でも冷や汗が出ます それをやり切って今があるという、そんな修羅場経験というのも、強くしてくれた原因かなあとも思っています 3、失敗が負けないノウハウとなる ともすると、失敗したやつは、またやらかすぞとか、あいつに任せるのはちょっとね、かみたいな形で、失敗烙印を押されがちなことも、多々あると思います しかし実は、その失敗経験があるからこそ、今度は失敗を乗り越えるための知恵の宝庫だということができると思います 失敗した人だからこそ、より良い信頼をおく、その人のノウハウに学ぼうとする、そんな社会になると、失敗を怖いと思うような世界から脱却できるのではないか さらにはそれ自身が、自分自身を支えてくれる自信にもつながる 徳元さんの話を聞いて、思わずそんなことを思いました 一言で言うと 誰よりも失敗してるノベーション そんな話をしています^ ^ 参考:ガイアの夜明け【 “安いコメ”は作れるか】放送 第1190回2025/11/7(金)テレビ東京https://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/smp/backnumber4/preview_20251107.html

    14 min
  4. 世界の終わりをバックキャストするノベーション(1662回)

    3 GG FA

    世界の終わりをバックキャストするノベーション(1662回)

    舞台の竹生企画第四弾『マイクロバスと安定』を観て、作・演出の倉持裕さんの言葉に深く考えさせられました 曰く "世界の終わり」を書いてみようかと考え始めた当初は、その響きから、現実離れしたSFやファンタジーが想起されて躊躇したのですが 考えを進めるうちに、それはつまり死期が迫った時に人はどう振る舞うのかしそれまでの何を肯定し何を妥協するのかについて書くことだということが分かりました。" "世界に終わりをもたらす要因が一小惑星の衝突だとか宇宙人の襲来だとかーたとえどんなに現実離れしていようとも、そこには必ず「死に直面した人間の振る舞い」という、誰もが将来必ず経験することが描かれています。 その点において「世界の終わり」はSFでもファンタジーでも何でもなく、すべての人々にとって非常にリアルで身近で切実な問題を孕んでいるのです。" ここから私は思いました 1、誰にもあるのに目を背けるバイアス 2、今を生きざるを得ないとしたら何をするのか 3、世界が終わるバックキャスト 1、誰にもあるのに目を背けるバイアス 死は誰にも訪れる、ある意味、普通の出来事、にも関わらず、普段はタブー視してしまうし、そして、突然の出来事に狼狽えてしまいがちな、不思議で捉え難いテーマだなあと思います そういったテーマは、いろんな組織の中にもあって、社長の逆鱗に触れるからとか、しがらみの中で聖域化されてることもあると思います このポイントこそが、実は長年手をつけられていない真の課題ということもよくあると思います。今回の舞台は、人類の真の課題としての死ということにガツンと目を向けさせてくれて、目をそむげずに考えたらどうなのかと、問われた気がしました 2、今を生きざるを得ないとしたら何をするのか バックキャスト方法とよく言われると思いますが、自らが80歳になった時、または死ぬ時の気持ちになって、だときたら今は何をすべきなのかを考えようと、悔いのない人生を送るためによく持ち入るやり方がと思います 私はいつも、パッションの源に沿って生きれているか?ということを、バックキャストをやる際には、とても重要なことかと思ってやるようにしてます 大好きなこと、利他なこと、個性発揮したいこと、成長したいこと、それらを、忙しさにかまけてやれてないことはないのか? 一瞬でも、こう考えるだけで、今本当はやりたいけど、やれてないこと、後悔のない人生のためには、大切なことになるかと思います 3、世界が終わるバックキャスト 今回の舞台で新たに気づいた点として、自分が終わると考える時よりも、世界が終わると考えるバックキャストは、さらに幅広く、自分がやらなければならないことをあぶり出す方法につながるなと思ったことです イノベーターズリップルモデルで考えると、自分自身が終わると考える場合は、パッションの源に沿って考えればいいのですが、世界が終わる場合は、自分自身が愛してる人やもの、仲間たちが終わるとしたら、自分は何をしたいのか?ということを考えてみる必要があるなということです 自分自身が死ぬのであれば、例えば迷惑をかけずに静かに逝ければいいと思うかもしれませんが、世界が終わるのなら、愛する人のことをなんとしても守りたい、や、愛する人が精一杯生きれることを助けたいなど、違う気持ちが生まれるなあと思いました それは、自分自身だけのバックキャストよりも、より、仲間との在り方や、世界の人たちへ託したい思いや大義、なども含まれてくるため、自らの生きがいを考える上でも、さらに一段上の考えも重い宇賀部かもしれないなとも思いました 一言で言うと 世界の終わりをバックキャストするノベーション そんなはなしをしています^ ^ 参考:舞台 竹生企画第四弾『マイクロバスと安定』 作・演出:倉持裕 出演者 竹中直人 生瀬勝久 飯豊まりえ 戸塚純貴他 企画製作:キューブ 場所:本多劇場https://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/takenama-4 動画で見たい方はこちら https://youtu.be/rjIY-Vb56RU

    22 min
  5. 心配の先のばしノベーション(1661回)

    4 GG FA

    心配の先のばしノベーション(1661回)

    世界 150万部を突破し、39カ国語に翻訳され、世界中でベストセラーとなっている本書の著者ニック・トレントンさんの言葉に勇気を頂きました 曰く "ライデン大学の心理学者アンケ・ヴェルスルイスが主導した実験(無作為化試験)は、心配事を完全に打ち消す必要はなく、単に「すぐには心配しない」と自分に言い聞かせるだけでも大きな効果が見込まれることを示した" "この研究によれば、心配を先のばしにすると、自分と苦痛な思考との間に客観的な距離ができ、不安や考えすぎを減らす「メタ認知」の実践になる。" "心理学者のエイドリアン・ウェルズは、2010年の「エクスペリメンタル・サイコロジー誌」に掲載された論文で、「メタ心配」(心配について心配すること)が深刻な全般性不安障害につながる可能性があると述べている。" "「心配の先のばし」は「問題ない。好きなだけ心配していいし、禁止されているわけでもない。ただし、今は心配しないだけだ」と言い聞かせることで悪循環を避ける。 たったこれだけで、心配とメタ心配をやわらげる効果がある。" ここから私は思いました 1、メタ心配のメタ認知 2、心配を解決せずに先に伸ばす 3、時間を味方につける 1、メタ心配のメタ認知 ついつい心配性の私にとって、どうやって心配をしないことができるようにするのかは、とても勉強になるお話でした イノベーション活動においても、暗闇の中を一筋の光があると信じて進む道のりなので、とても参考になるなあと思いました 心配している自分を心配してしまう、メタ心配が、一つの要素となっているということに、目から鱗が落ちる思いでした。確かにそういうところ、多分にあるなあと思います まず第一歩として、メタ心配が始まっているということを自分が客観的に認知すること、つまりメタ認知がとても大切かもしれないと思いました 2、心配を解決せずに先に伸ばす 夏休みの宿題は先延ばしにすることはたくさん経験してきたくせに、心配についてあれこれ考えて先延ばしにはしてない私だったなあと思います 実は、心配というのは、夏休みの宿題でやってた通り、先延ばしていいのだ、むしろ、先伸ばした方がいいのだ、ということは、私の得意分野じゃんかという思いと共に、目から鱗が落ちる思いでした。 決して無理に解決しようとするでもなく、心配したってしょうがないと突き放すわけでもなく、とりあえず先延ばしにしとく、というのは、誰にでもできそうで、しかも効果が絶対というのは、イノベーションだなあと思いました 3、時間を味方につける 何か時間を味方につけるというのが、実は心配への対処としては良いということなのかなあと感じました 特にメタ心配に関しては、実際には、心配をしている自分を心配している状態なので、その先の心配事にぶち当たるまでは、ある程度の時間があるということなのかもしれないなあと思いました まずは、一旦、心配を先延ばしにしてみよう、と思うことで、少なくとも、メタ心配からは抜け出せる気がします。そしてほとんどがメタ心配が厄介ものなのだとすると、まずは、先延ばして、メタ心配を追いやってみる すごく簡単で画期的なソリューションなのかもしれないなあと、ぜひとも自分でやってみようと、何か勇気を頂けたような、そんなお話でした ということで、一言で言えば 心配の先のばしノベーション 先延ばし大王には、得意技じゃん、と思いました そんな話をしています^ ^ 参考:本: STOP OVERTHINKING   思考の無限ループを抜け出し、脳が冴える5つの習慣   著者 ニック・トレントン 訳 児島修 出版 ダイヤモンド社 2025年8月26日発行

    18 min
  6. 私のろうそくは両端から燃えるノベーション(1660回)

    5 GG FA

    私のろうそくは両端から燃えるノベーション(1660回)

    アメリカの詩人エドナ・セント・ヴィンセント・ミレーさんの詩「第一無題詩(First Fig)」に、感動しました  曰く 「私のろうそくは両端から燃える。 夜までは持たないだろう。 けれど、ああ敵よ、そして友よ、 それはなんと美しい光を放つことか!」 ここから私は思いました 1、強く型破りな情熱 2、敵と友という仲間とともにある 3、短く美しいという大義 1、強く型破りな情熱 この短い詩から迸るような燃えるパッションを感じてしまいました。両端から燃えるろうそくというのは、片方だけではとても抑えきれない情熱の炎が、ものすごい光を発しながら燃え尽きようとする思いの強さを感じました また、両端から燃えるというのは、普通は片方から燃えるものを、両側から燃えてもいいじゃないか、というような、バイアスを打ち砕くつよい意志を感じます さらには、両端から燃えることにより、尽きる時間を2倍に早めてまでも、燃え切りたいという、一瞬にかけるパッションも感じます 情熱の源の話をいつもしていますが、その情熱のあり方を問われるような、迫ってくるような迫力を頂きました 2、敵と友という仲間とともにある この詩の中には、敵と、友との、両方に語りかけているように感じます。それは、自分は決して1人ではなく、敵と友という仲間と共にあるのだ、ということを伝えてくれてるようなきがします そして、その敵と友の両方に同じように語りかけているのは、あたかも、もはやそれらは同一で出会って、区別すべきものではなくなっているよ、というメッセージのようにも感じます まるで、ヘーゲルのアウフヘーベンのように、敵対する二つのものを、第3の道を提示してくれているような、最後はみんな仲間なのだ、と言ってくれてるような気もしました 3、短く美しいという大義 敵も友も一つに結びつけてくれてるものは、そこに美しいという、大義があるから、ということなのかなと思いました 自らの命を短くしてまでも、迸るパッションに命をかけるその様のまえには、敵も味方もなく、ただ美しく燃える、その一点の大義に収斂していくようなそんな気がしました 内村鑑三さんの、後世に残すべき最大の遺物として、誰でも残せるものが、生き様である、といわれていとうり、その生き様を見せることこそが、全てを包み込む美しいという大義になる、そんなことを言われているような気がしました イノベーターズリップルモデルの、パッション、仲間、大義をまるで表したようなこの詩は、イノベーターの生き方そのものも表現している、そんな気がし致しました 一言で言えば 私のろうそくは両端から燃えるノベーション そんな話をしています 参考: wikipedia  https://ja.wikipedia.org/wiki/エドナ・ミレイ 動画で見たい方はこちら https://youtu.be/li5YkVJMWMs

    10 min
  7. ノックは不要ノベーション(1659回)

    6 GG FA

    ノックは不要ノベーション(1659回)

    「溶けるプラスチック」、「燃えないプラスチック」や自ら傷を直す「自己修復プラスチック」など、ノーベル賞候補とも言われる理化学研究所の相田卓三グループディレクターの言葉に震えました 曰く "1番楽しいことは、 国境を越えて、言語の壁を越えて、文化の壁を越えることなんですね。  私の部屋っていうのは、ノック不要というラボなんです。ノックするなと。つまりいつでも入ってこいっていう話なんですね。 大きな仕事ほど、最初の予定と違う形で見つかってるんですね。 つまり1プラス2が3になる研究ではなくて、1プラス2が10になる研究というのは、最初デザインできないんですよ。 なので僕ら提案するのは、1プラス2が3になりますよって提案するんですけど、学生さんそれをやってるうちにいろんな興味があるので、ちょっと余計なことをやるわけですね。 そうするとブワーッとこう上がってきたところが、面白いじゃんとつまむことになるんです。 なので、彼らはなんか、トントンとしないでそのまま入ってきて、先生こんなのありましたけど、ってくる" "いま世界で見えている仕事のほとんどは、そういう形で偶然見つかったものがほとんどで、 まあ情けない話ですけど、最初から考えてやったものってのは、ほとんどが失敗してるんですね。 パッションですね。情熱があるかどうか。" ここから私は思いました 1、発明はセレンディピティ 2、自分軸の余地を残す 3、情熱の源の灯火を増幅させる 1、発明はセレンディピティ 潰瘍や空気に溶け込むマイクロプラスチックによる人類への影響、さらにはカーボンニュートラルへの計り知れない貢献、一つのイノベーションは多数の社会課題を一気に解決すると言われていますが、まさに日本発のデープテックの雄だなあと思いました。 そんな相田さんの口から、”最初から考えてやったことは、ほとんどが失敗している”、つまりは、偶然や、セレンディピティが発明の鍵を握る、ということに、改めて気づかせていただきました。 それは、京都大学名誉教授の苧阪 直行さんの言われるデフォルトモードネットワークの効果のように、きっちり決められたこと以外の中に、アイディアの掛け合わせが起きる、そんな活動を推進する仕掛け作りが大切なのかもしれないなと思いました 2、自分軸の余地を残す そんなセレンディピティを生み出す仕掛け作りの一つとして、”ラボへのノックは不要”と言う言葉に象徴されるように、いつでもどこでも思いついたアイディアを話し合えるし むしろ、自分で思いついたことは、決められたことの範囲を超えて、どんどん進めてみて、なんかわかったら、また話に来い、と言うような超開かれた空間と関係性づくりをされていると言うことに感動しました。 組織の中にいると、自分軸だけでは、仕事はできなくて、むしろ、組織のミッションという他人軸が全部になってしまうということもよくありますが 相田さんは、自分軸の余地を残しておいて、むしろそこからこそ、新しいものが出てくるんだから、それで気づいたことは、すぐに教えてくれよな的な、オープンな仕掛けづくりで より、自分軸を意識した活動ができるようにしているということなのかと思いました 3、情熱の源の灯火を増幅させる この自分軸の考えも、奨励してどんどんやってみていい的な環境が、自らの内発的動機からのワクワク感を醸成することになり それはすなわち、パッションの源に灯火がともる確率を高めて、そしてその火がついたら、増幅するようなアクテビティを用意している それが、世界各国から会田さんのもとで研究をしたいという若者が集まり、さらに画期的な発明を次々を編み出している、そこにこそ秘訣があるんだろうなあと思いました その情熱が、研究室の相田さん含めた仲間と共に、世界の社会課題を大きく、一気に変えていく大義につながる そりゃ、優秀で志高い人が集まり、良い成果が出るわなと、仕組み自体もイノベーティブな研究室なんだなあと感動してしまいました また、是非とも、日本から世界を救う発明と、ノーベル賞受賞がでてきていただきたい、私もなんらかの形で応援できたらなあと思わせていただけるお話でした 一言で言うと ノックは不要ノベーション そんな話をしています 参考: テレビ東京 ブレイクスルー “魔術師”のプラスチック革命!? 不燃に自己修復…驚異の新素材を発明  2025/11/1(土)  https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/breakthrough/vod/post_328350 動画で見たい方はこちら https://youtu.be/OoZGLZaQOC4

    15 min
  8. どこまでシンプルにできるかノベーション(1658回)

    5 NOV

    どこまでシンプルにできるかノベーション(1658回)

    かのナポレオンが創設したフランスの国家勲章"レジオンドヌール"を獲得した、ただ1人の日本人シェフの三国清三さんの、新たな挑戦に震えました 曰く "これから70歳過ぎてね 何が欲しいって、名誉や地位とかお金とかもう、関係ないです 最後の最後は自分と向き合って、自分を超えることしかないんですよ、目標は シンプルにシンプルにシンプルに、どこまでシンプルにできるか まあ、頑張りますよ。まあとりあえず、75歳が一つの目標で その後考えますが、あと5年、80歳まで。" ここから私は思いました 1、デシ&ライアンの内発的動機 2、マズローの自己超越 3、パッションの源のシンプル化 1、デシ&ライアンの内発的動機 3年前に三國シェフは超有名なオテル・ドゥ・ミクニを取り壊して、80席あった店内をカウンター8席のオープンキッチンに変更し、同じ場所で新たな挑戦を始められるということに、震えました 地位や名誉やお金ではないといいきる三国さんは、デシ&ライアンさんの言われる、内発的動機に大きく突き動かされているのかもしれないなあと思いました お金や名誉などの外発的動機は、短期的な欲求としては、満足されますが、継続的な、まさにパッションの源から出てくる、やりたくて仕方がない、理由もなくワクワクすることというのは、内発的動機に該当すると思います これまで数々の栄光を勝ち取られた三國さんですが、最終的には、パッションの源に戻られるのかと感動させて頂きました 2、マズローの自己実現  欲求の5段階はマズローの有名なピラミッドですが、5段階は下の層が満たされることで上の層への欲求が出てくるのではなく、実は、各々の層がその人の個性として強さが変わる、というお話を以前もさせて頂きましたが 1番上の層には、自己実現というのがあります。そして、さらにその上には、6段階目として、自己超越があると言われています。 三国さんは、これまで様々な自己実現をされてきたと思いますが、最終的に目指されるのは、もしかしたら、実現されてきたものを一切捨てて、自己超越の段階に入られてるのもしれないなあと思いました 自らのパッションの源のみに従い、そして、本当の仲間と共に、少ないけれども、本当に喜んでくれる人たちのために、尽くす、そういう選択をされてるのかなあとも感じさせて頂きました 3、パッションの源のシンプル化 パッションの源は、大きく分けて、ポジティブネガティヴ、オープンクローズで、分類すると、大好き、利他、個性、成長と、あるといつもお話ししていますが 三国さんは、とにかくシンプルにシンプルにと言われているのは、自らのパッションの源も、相当シンプルに絞り込まれている、あるいは、1番実現したいパッションの源を大事にしようと、そんなことを思われているのかなあと思いました それは、もしかすると、大好きパッションなのかもしれないなあと、これは本当に勝手ながら想像してしまいました その上で、イノベーターズリップルを回して、少数精鋭の仲間と共に、大義としての8名のお客様に喜んでもらい、そしてそこからのフィードバックを直接頂く、そんなことを心からやりたいと、大好きパッションに基づいてされるのかなあと思いました ということで、一言で言えば どこまでシンプルにできるかノベーション そんな生き方ができたら素敵だなと思いました そんな話をしています^ ^ 参考:情熱大陸 2025年11月02日(日) 放送 三國清三 シェフVol.1375 フレンチの巨匠 71歳の再出発!全て捨てて自分を超える…信念の一皿 https://www.mbs.jp/jounetsu/2025/11_02.shtml 動画で見たい方はこちら https://youtu.be/RqzB8fzvrDE

    16 min

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イノベーションで世界をよりよく変えていこう、という闘う人々を応援するチャネルです。スタートアップや大企業、音楽家やアーティストなど、様々なイノベーターのビジョン、考え方、パッションを是非是非、全身で感じてください!

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