残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

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イノベーションで世界をよりよく変えていこう、という闘う人々を応援するチャネルです。スタートアップや大企業、音楽家やアーティストなど、様々なイノベーターのビジョン、考え方、パッションを是非是非、全身で感じてください!

  1. 荒波に漕ぎ出すノベーション(1640回)

    22 H FA

    荒波に漕ぎ出すノベーション(1640回)

    大沢たかおさんがプロデューサーかつ主演という、"映画 沈黙の艦隊 北極海大海戦"に、イノベーションを実現しようとする人のマインドセットを学ばせていただきました イントロダクションより "描かれるのは、原作漫画随一のバトルシーン〈北極海大海戦〉と、連載当時にテレビ特番が組まれるほどの社会現象となった〈やまと選挙〉。 冷たい北の海で繰り広げられる緊迫の魚雷戦。砕ける流氷を回避しながら、最新鋭潜水艦同士の戦いが激しく加速する――― シリーズ随一の見所が詰まった、極上のアクション・ポリティカル・エンターテインメント。 新たなる戦いがはじまろうとしている。" ここから私は思いました 1、大義を諦めない 2、必ず答えはあると問い続ける力 3、行動に移す覚悟 1、大義を諦めない "〈大〉いなる平〈和〉と名づけられた原子力潜水艦"「やまと」が、対立が終わらない世界を、終わらせることを目的に、たった一隻で世界と渡り合う そんなことはできるはずがないと、誰もが思っていることに、挑戦し続ける姿に、心底感動で胸が打ち震えました それは、自分自身が守りたい大義を、決して諦めないということかと思いました。本当に平和な世の中、争いのない世の中をつくりたい、と本気で思えるのか どこかにそんなことはできっこないという諦めと、バイアスに支配されているのではないか、自分の情熱の源にある根っこの感情を、本当に追求し続けられるか、そんなことを問われている気がしました 2、必ず答えはあると問い続ける力 あまりにも困難な状況や、自分自身のちっぽけな思いなんてと思ってしまって、安易な答えに飛びついてしまう。みんながそちら側にいるからという理由で、仕方ないと言いながら、選択してしまう 沈黙の艦隊の海江田四郎元首は、世界に紛争はなくせすはずがない、というそんな気持ちに楔を打ちつける、新しい答えを探し続けてる人なんだろうなあと思いました それは、詩人のジョンキーツさんの言われるネガティブケイパビリティであり、ニーチェさんの言われる、「真実はない。あるのは解釈だけである」という言葉による新たな世界の解釈かもしれないし、さらには、ピーターティールさんの言われる、「賛成する人はほとんどいないが、重要な真実」なのかもしれないなと思います そこに答えはないのかもしれないけれども、それを問い続ける、そんな姿勢を持ち続けることができるか、それを問われている気がしました 3、行動に移す覚悟 例えば、一隻の原子力潜水艦が、一国の大和を名乗り、世界の均衡を新たに変えていくことで平和を実現する、そんな構想があったとして または、その他の構想として、世界の紛争を解決できる構想があったとして、自分に実行に移すまでの覚悟と行動力が、果たしてあるだろうかと考えてしまいました それは、必ずしも大掛かりな話をいきなり実施するということだけでなく、まずはできる範囲のことから、育てていくようなことでも、始めていけるのかもしれない その先に行くまで継続してやり続ける覚悟があるのか、行動を始めることと、行動を継続し続ける覚悟があるのか、行くところまで行く覚悟があるのか、戻れないかもしれない荒波に漕ぎ出す覚悟があるのか それが真のイノベーターとしてのマインドセットとして、とても重要なことなのかもしれないなあと、教えて頂いた気がしました 一言で言うと 荒波に漕ぎ出すノベーション そんなことを思いました 参考:映画 沈黙の艦隊 北極海大海戦 原作:かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」(講談社「モーニング」)監督:吉野耕平 脚本:髙井 光 音楽:池 頼広 プロデューサー:戸石紀子 松橋真三 大沢たかお 千田幸子 浦部宣滋 製作:Amazon MGM Studios 制作プロダクション:CREDEUS 協力:防衛省・海上自衛隊 配給:東宝 https://silent-service.jp

    17 min
  2. 生活の中の小さな挑戦ノベーション(1639回)

    1 G FA

    生活の中の小さな挑戦ノベーション(1639回)

    五輪メダルを日本女性最多の7つ獲得しているスピードスケート選手の高木美帆さんの言葉に、挑戦に対する姿勢をいただきました 曰く "昨日の夜、生のイカが出てきたんですよね。私イカあんまり好きではなくて、何かふと見た時に、今日食べれるかもしれないと思って思い切って食べてみて。 でも、結果としてやっぱりダメだと思って、そのまま、ちょっとお茶で流し込んだんですけど。 どうですか ?挑戦に入ると思いますか ?チャレンジしたこと。には入らないと言う人も思う人もいますかね。  なんか私はこういうことも 、チャレンジの 1つなんじゃないかなっていうふうに思っていて、いつも同じラーメン屋さんで同じラーメンを食べてる人が、違うラーメンを食べてみたりとか 皆さん 、使い慣れた道を通ると思うんですけど、例えば、 1本違う道を行ってみるっていうことも、私は 挑戦だと思っていて。 私の生活の中に。なんか変化だったり、気づきだったり、その彩りっていうものを与えてくれる。小さいと感じるようなことでも、 チャレンジしてみるっていう気持ちを大事にしています。" ここから私は思いました 1、生活でコンフォートゾーンを抜ける練習 2、日々の暮らしでの気づきを大切に 3、誰もが創造者 1、生活でコンフォートゾーンを抜ける練習 高木さんが非常に長い間、トップ選手として活躍し続けている姿は、常に感動をいただいているのですが、、その挑戦へのマインドセットに感動しました スケートだけではなく、常日頃の生活の中で、挑戦をする癖をつけているということなのかなあと思いました。 私の大好きな本に、超一流になるためには才能か努力か、というアンダースンさんの本があるのですが 超一流になるための3つが1、最高の教師、2、コンフォートゾーンを抜ける、3、自分を信じる、ということが言われておりますが まさに、高木さんは、常日頃の生活の中から、コンフォートゾーンを抜け出す、癖をつけているということなのかもしれないなと思いました 2、日々の暮らしでの気づきを大切に 普段と違うものを食べてみる、違う道を言ってみると、普段とは違う気づきがある、というお話についても、これは、ある意味、コンフォートゾーンを抜ける挑戦をするからこそ、新たな気づきを得られるということに通じるのかもしれないなとも思いました このいつもと違う違和感や、気づきについて、日々の生活の中では、どうしてもすぐに忘れてしまうので、私はそれを、スマホでもメモでも、蓄えていくことが重要だと思っています 理由は、最初の違和感は、慣れていくうちに違和感とは思わなくなってしまうので、その最初の違和感を大切にするためには、メモをしておくことがとても大切で、そして、それこそがイノベーターの大切な要素になりネタにもなると思いました 3、誰もが創造者 高木さんのように、世界一のスケート界のイノベーターになれるような人は一握りかもしれませんが ハーバード大学・京都大学名誉教授の広中平祐先生の言われるように、誰かに編み物をしてあげたり、庭の手入れをしたり、日々の工夫をして生きている人たちは、みんな創造者であると言う通り 日々の生活の中で、小さなコンフォートゾーンを抜ける挑戦や、日々の気づきを積み重ねていく活動をすることで パッションが湧き上がり、自分だけでなく仲間も共に、そしてみんなが喜んでくれる大義を実現しようと動く人は、みな、創造者であり、イノベーターだと言っていいと思いました 日々の小さな挑戦を続け、そしてそこから何らかの技術の習得が始まり、挑戦軸と技術軸が高まると、チクセントミハイさんが言われるフローという没入体験が始まり それが自分の生きがいに変わっていく、そんなストーリーもできてくるのかもしれない、そんなことを思いました 一言で言うと 生活の中の小さな挑戦ノベーション そんな話をしています^ ^ 参考:NHK  スポーツ✕ヒューマン選 心のままに日々を紡いで~スピードスケート 高木美帆~2025/10/10(金)https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-KQ8893GKX6/ep/5796Z4GMPG

    13 min
  3. アンゾフと渡り廊下ノベーション(1638回)

    2 GG FA

    アンゾフと渡り廊下ノベーション(1638回)

    一橋大学大学院経営管理研究科特任教授の名和高司さんからの、新たなビジネスを創発する手法の一つについて、勉強させて頂きました 曰く "市場と商品を両軸にとり、それぞれを既存と新規に分ける。すると2×2のきわめてシンプルなマトリクスができあがる" "そして、いきなり多角化を狙うより一コマずらして拡業を目指すことにこそ、このアンゾフのマトリクスの真価がある。" "しかし、既存の製品や市場を一ボックスずつずらすといっても簡単に答えは出てこない。そこで考え出したのが、3×3のマトリクス[図19]だ。隣のボックスに行く前に、製品・市場を要素分解し、それを再構成するという作業をおこなうボックスを真ん中に置いたのだ。" "渡り廊下のところで、技術と市場の要素分解をすることによって、マッチングが図れたように、いったん、自分たちが持っているものをよく分解してみると、いきなり応用は利かなくても、次のものに変換しやすくなる。" ここから私は思いました 1、ずっけーずらし 2、要素分解と再構成、そして抽象化 3、お客様の真の課題との往復運動 1、ずっけーずらし これこそまさに、ずっけーサービスを実現するための必殺技かもしれないと思いました。ずっけーサービスとは、以前もお話しさせて頂きました、NHKの元プロデューサーの小国士朗さんから教えて頂いた、コアコンピタンスを活かした新しいビジネス創発のお話です お金もスピードもあるベンチャー企業へ対して、大企業じゃなきゃできないビジネス創発のやり方としては、いかにずっけーポイントを新たに展開していくかが、大切と私は思ってます アンゾフのマトリクスは、とても有名なフレームワークで、今でも強力な、ずっけー新規ビジネス創発のツールですが、実際に活用するためには、なかなか、マトリクスを横にずらすジャンプが必要と思ってました そこに、"渡り廊下"という、ずっけーの内容を因数分解する、とてもわかりやすいいプロセスを挟み込むことで、やるべきプロセスが一つとてもわかりやすく理解でき、ずっけーずらしがやりやすくなるなあと、めちゃくちゃ勉強になりました 2、要素分解と再構成、そして抽象化 渡り廊下の機能として、重要なのが、自社のコアコンピタンスの要素分解と再構成というところが、なかなかやらない、かつできないところかなと思い、このツールの素晴らしいところだと思いました その作業は、オープンイノベーションにおける、自社が譲れないクローズドイノベーションの部分を抽出する作業にも、同じようなことをするなあとも思いました それは、技術のコアの部分なのか、または、モジュール化した一つ一つの組み合わせなのか、様々な要素分解があるかとおもいます また、それが、技術以外のたとえば、ソリューションであれば、そのソリューションのコアとなる考え方だったり、独特の課題の捉え方、さらには、もっと抽象化して捉えた時の、提供する価値がなんなのかを、捉え直してみるということが、とても重要だなあとおもいました 3、お客様の真の課題との往復運動 これらの作業を経て、初めて、自社における、ずっけーとは何かの定義づけができるようになると思いました しかしそれだけでは、ともすると、プロダクトアウト思考になってしまう可能性もあるので、改めてそこから想定されるお客様への真の課題の掘り下げをやっていって ずっけーポイントと、真の課題の往復運動をしながら、ベストマッチポイントを探っていく、そんな作業になっていくのかなとおもいました その時にも、渡り廊下で整理した要素を、どう再構築していくのか?ここに、真の課題が果たしてどんな形なので、こんな再構成なのでは?といった進め方なのかなと思いました ということで、特に既存事業を持っている大企業におけるイノベーションのやり方として アンゾフ✖️渡り廊下は、めちゃくちゃ使い勝手良いツールになるなあと思いました 一言で言うと 渡り廊下ノベーション そんなことを思いました^ ^ 参考:本:コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法 2018年7月15日 初版第1刷発行 著者 名和高司 発行所  株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン

    16 min
  4. 代償を払っても問い続けられるかノベーション(1637回)

    4 GG FA

    代償を払っても問い続けられるかノベーション(1637回)

    魚豊さん原作の「チ。一地球の運動について一」の舞台の、振付家エラ・ホチルドさんの言葉に震えました 曰く "この作品が描き出すのは、新たな発見がいかに認識を揺るがすのか、信念がいかに人を惑わすのか その核にあるのは、たとえ代償を伴っても、問い、疑い、真実を求めることの意味です。 この作品を舞台に立ち上げることは、私にとってとてつもない冒険でした" "私たちが生きるこの時代でも、情報が溢れ、真実は脆く、争われ、歪められています。 私たちもまた変化より安定を、疑いより従順を選ぶ仕組みの中にいます。 しかし歴史が示すように、進歩はいつも、たった一つの声や歩み、流れに逆らう一つの考えから始まるのです。" ここから私は思いました 1、信念のありか 2、発見と信念の逆転 3、問い続ける力 1、信念のありか 本原作は、天動説と地動説、そして宗教と科学、さらには、知性と暴力について、激しく心を揺すぶられる壮大な漫画で、私はアニメを見させてもらってましたが 本舞台は、その世界観を、踊りや歌や舞台演出により相当芸術的に昇華されていて、かつ、わかりやすく、そして感動的なエンターテイメントな舞台となっていて、心が震え鳥肌が立つほど感動しました そこで思ったのは、自らの信念の拠り所はどこにあるんだろうということでした。果たして、自分が信じていることは、本当に自分自身の中で腑に落ちていることなのか、それは、誰かの話を鵜呑みにしているだけなのではないか 自分自身の考えも所詮は誰かの考えの焼き直しではありますが、改めて自ら納得できているのかどうかということを、考え直すということもとても重要だなあと思いました 2、発見と信念の逆転 コペルニクス的転回とよく言われるように、それまでの自分自身の信じていたことや信念が覆るということが、もしあった時に、自分はどうできるのだろうというとも考えさせられました 朝ドラの"あんぱん"でも描かれてたように、日本でも価値観がひっくり返ることは、数十年前には起こっているので、その時、自分だったらどうだったんだろう、それがこれから起こったらどうするんだろう その可能性はいつの世の中にもありうることで、常に信じてることでさえ、ひっくり返ることは、ありうるし、ありうる前提で常日頃考え続けるということが大切だなあと思いました 3、問い続ける力 山口周さんのアジェンダシェイパーのように、今の世の中における当たり前を問い続ける姿勢がとても必要だし ジョンキーツさんのネガティヴケイパビリティのように、答えが見つからないことを、すぐにわかりやすい解に飛び付かずに、問い続ける姿勢や力が、とても大事だなあと思いました その上で、ダニエルカールマンさんのファストアンドスローのシステム1に通じる何かおかしいと思った第一印象、糸井重里さんの"ボールのような言葉"で言われている、理由がなくても、いやんと言っていい、ことなど 自らのパッションの源を大切にすること、それがひっくり返ることもあるとしても、その前提がある中で大切にすること そんなことを思いました 一言で言うと 代償を払っても問い続けられるかノベーション そんなお話をしています^ ^ 参考:舞台 チ。地球の運動について プログラムより 出演 窪田正孝、三浦透子、大貫勇輔、吉柳咲良/吹越満、成河/森山未來他 原作 魚豊「チ。一地球の運動について一」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊) 脚本 長塚圭史 演出アブシャロム・ポラック 音楽 阿部海太郎 2025年10月8日(水)~11月30日(日)東京・愛知・広島・大阪・福岡にて 企画制作 ホリプロ https://horipro-stage.jp/stage/chi2025/

    14 min
  5. 夢をみんなで共有するノベーション(1636回)

    4 GG FA

    夢をみんなで共有するノベーション(1636回)

    オンライン3Dゲーム機という衝撃のソニーのプレイステーション開発において、リーダー的な役割をされていた久夛良木健の、プロジェクト成功の秘訣に震えました 曰く "やっぱり損得感情とか、そういうんじゃなくて 夢をみんなで共有したんじゃないですかね 今までの話だとソニーとか東芝だけのように見えますが、実は百社の方たちと一緒にコラボレーションしてる。 社内社外。それからゲーマーの皆さん、本当に皆さんに支えてもらって、このエンターテイメントが、ここまで大きく育ちつつあって。 で、まだまだこれからですと思うので。 私としては、みんなどうもありがとう、というのが今の気持ちです。" ここから私は思いました 1、オープンイノベーションは大義で握る 2、大義に仲間が集う 3、社会彫刻  1、オープンイノベーションは大義で握る オープンイノベーションというと、ベンチャー企業と大企業という構図が思い浮かびますが、もちろん、大企業同士でもオープンイノベーションは沢山ありますが 各々の企業の事情が違うのは、もしかすると、大企業同士の方が、たくさんの関係者がいる分、より複雑かもしれないなあと思います そんな中、ソニーと東芝が、オンライン3Dゲーム機と、半導体で、タッグを組んだ秘訣は、"夢を共有した"ということに感動しました オープンイノベーションプロジェクトを沢山経験してきましたが、上手くいくプロジェクトに共通していたのは、お互いの目指す大きな方向性(大義、ビジョン、夢)を共有したものが、多かったと実感があります 例えば、ベンチャーの決裁スピードと、大企業の決裁スピードは、相当な違いがあり、ベンチャー側が待ちきれない、といったような現場での小さな齟齬が積み重なり、破綻に至る、というケースも沢山あるのですが その中で踏ん張れるのは、そこにいるリーダーの目指すビジョンや大義が、一緒に握れている、ここがとても大きなポイントと思います 今回の大企業同士のオープンイノベーションプロジェクトの成功の鍵も、夢を共有した、そこにあったのかもしれないと思いました 2、大義に仲間が集う イノベーターリップルモデルによると、誰かのパッションから始まり、そして仲間が出来、そこからたくさんの人たちが幸せになれる大義が生まれる この構造が今回のプレイステーションプロジェクトでもあったのかもしれないなと思いました ソニーの久夛良木さんから生まれたパッションが、東芝さんという仲間を生み、そして、そこから、これまでにない3Dリアルタイムゲーム機で、誰もが驚きそして楽しめる大義へ繋がる この大義に、プレステ開発者のみならず、100社のゲームアプリ会社や、そして、ゲーマーが熱狂した、そんな構造を生み出したのかなあと思いました 3、社会彫刻  プレイステーションが、生み出した市場は、ある意味、これまでにない仕組みや仕掛けで、新しい世の中にないものを創発したという意味において ヨーゼフボイスさんのいうところの、社会彫刻を実現したと、いうことなんだろうなあとも思いました 社会彫刻は、なんの変哲もない石から魂を揺さぶる彫刻ができるように、社会に生活する人たちから、社会における新しい価値を創り出す、そしてそれは、誰もができることだ、というように解釈してますが ハーバード大学の広中教授が言われているように、世の中の人たちは、庭を掃除したり、編み物を編んだり、結婚したり、そんなことは、全て誰もが実施している創造的な活動だというようなことを言われていることと、とても付合すると思います 小さな規模の社会彫刻は、誰もがやってることで、そしてその延長線上に、プレイステーションのような、誰もが知ることになるイノベーションが生まれていることで 全ては人々の最初のパッションから、仲間、そして大義を結びつけながら、繋がっていることなのだろうなあと、そんなことを思いました ということで一言で言うと 夢をみんなで共有するノベーション そんなことを思いました^ ^ 参考: 新プロジェクトX 異端児たちのゲーム機革命 2025/10/11(土)PM 8:00~PM 8:50 NHK総合・東京  https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-P1124VMJ6R/ep/92Z4W2PGMZ

    13 min
  6. それができたらすごいなノベーション(1635回)

    6 GG FA

    それができたらすごいなノベーション(1635回)

    それができたらすごいなノベーション(1635回) ソニーのプレイステーション開発のエンジニアの1人だった鈴置雅一さんの、リアルタイム3Dゲーム機へ挑むエンジニアスピリッツに感動しました 曰く "目標は高いと思ったんですけども。 なんかできたらすごいじゃないですか ? ハードルの高さよりも、 それができたらすごいなって言う人参の方が大きくて。 結局エンジニアの人って、やっぱそういう人参が一番嬉しいですよね。偉くなるとか、お金もらえるとかっていうよりも" "まあ、逆に 1回こういうの味わっちゃうと、もう。こういうことやると、ドーパミンが出たり、アドレナリングがパチパチ出るんだっていうのが。 躰が覚えてしまって、 なんか新しいことをやり続けないと、なんかつまんないなっていう 、なんか変な行動原理が出来てしまった。  まあそれはいんだか。悪いんだか。わからないんですけども" ここから私は思いました 1、誰もやれてない事をやれるモチベーション 2、一度味わうと誰もがイノベーター 3、情熱の源に火がついたワクワク経験 1、誰もやれてない事をやれるモチベーション プレイステーションが発売された時の熱狂は、今でも覚えていますが、こんなにもすごい挑戦をされていたのか!ということにめちゃくちゃ感動しました。 ここで思い出したのが、福沢諭吉さんの福翁自伝における、適塾で切磋琢磨されていた頃に記した、"西洋日進の善を読むことは、日本国中の人に出来ないことだ。"という言葉です。 今自分たちは、誰もができないことに挑戦できている、という思いが、内発的動機に火をつけることができる、一つなのだなあと改めて思いました ピーターディールさんが、言われた、"賛成する人がほとんどいない大切な真実"を、自分たちは見つけてそれをできているのは自分たちしかいない。そんな思いがイノベーターのパッションに火をつけるとのだなあと思いました 2、一度味わうと誰もがイノベーター 以前、この番組でもお話ししましたが、保育の加用先生の"光る団子"のように、なんでも一生懸命自分でつくって、人とは違う価値を作ったという経験が、将来、挑戦できる人間を作るよなあと思いました 企業において、イノベーターや新規アイディアを出せる人材が少ないと言われることも多いのですが、一度、少なくとも本番環境に近い形で経験させてあげることが、その後の会社人生に大きく違いが出てくるなあということも、自分のWGでも実感してます さらにその先には、チクセントミハイさんの言われるフローに入っていく人材が、挑戦軸と技術軸を両方追いかける人になることによって、育っていく、そんな好循環をもたらすことになるのだろうなあとも思いました 3、情熱の源に火がついたワクワク経験 そんな経験をした人は、情熱のポートフォリオでいうところの、大好き、利他、個性派、成長・脱出における、個性派パッションに火がついた人、とも言えるかなあと思いました そして、樺沢紫苑さん言われるところの、人の幸せの三要素である、健康、仲間、成功のうち、成功体験というところのドーパミンがドバドバ出た経験があるとも言えるかなと その結果、またその情熱の源に火が灯った経験や、成功体験が、さらなる次の挑戦心を掻き立てて、人生の至る場面でも、挑戦する方を選ぶような人になれるのではないかと思いました 子供の頃に泥団子のような経験でもいいし、大人になってからでも、新しい価値を創って、自らの情熱の源に火を灯す経験を 親や会社のマネージャーなどが、仕掛けていくことは、きっとその人の人生にとって、挑戦する人材になってもらえる、そんなことかと思いました ということで 一言で言えば それができたらすごいなノベーション 外発的要因ではなく内発的要因に火をつけて、やり遂げた経験、本当に大切と思いました そんな話をしています^ ^ 参考: 新プロジェクトX 異端児たちのゲーム機革命 2025/10/11(土)PM 8:00~PM 8:50 NHK総合・東京  https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-P1124VMJ6R/ep/92Z4W2PGMZ 動画で観たい方はこちら https://youtu.be/pOUXV_xI2Vs

    16 min
  7. 物量で勝負するノベーション(1634回)

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    物量で勝負するノベーション(1634回)

    お笑いコンビのチョコレートプラネットの長田(おさだ)庄平さんから、新しいネタを創発する秘訣を教えて頂きました 曰く "やってみないとね。新しい、それこそ、モノマネだって T T兄弟みたいなリズムネタだって、それ出来ると思ってなかった。  やってみたら、意外とこうイベーションをおきるっていうか、もう足掻いて足掻いて、いろんなものをだして ああ、もう物量で勝負して。運を取っていくっていう。" ここから私は思いました 1、量が質を超える 2、コンフォートゾーンを抜ける 3、フロー 1、量が質を超える 経営の世界では、いかに効率化を図るか、ということに重点が置かれすぎて、イノベーションもいかに効率的にできないかという問いをよくいただきますが もちろん効率化の努力は必要なのですが、実はイノベーションは、進化論思考的な変異と適用の、変異側にあたるため、本質的には効率性とは対極にあるやり方になるということが、なかなかお伝えするのが難しいなあと思うこともあります チョコプラさんの話は、まさに、全てのイノベーションに当てはまることかと思いました。とにかく量を増やすことで、その中で千三つの世界のイノベーションを探し当てる これこそ、茨の道を一筋の光があるはずだと信じて進むイノベーションそのもののやり方と思いました。この道を進む勇気があるからこそ、チョコプラさんは、栄光を勝ち取ったのではないかと思いました 2、コンフォートゾーンを抜ける それを実施するためには、コンフォートゾーンを抜けるということがとても大切になると思います。 アンダースンさんの、超一流になるためには才能か努力か、で言われている通り、1、最高の先生、2、コンフォーゾーンを抜ける、3、自分を信じる なので、チョコプラさんは、とにかく新ネタを書き続け、やり続けているのは、まさに、このコンフォートゾーンを抜けていることを、常日頃やっていることになるので それで、ここまで、イノベーションを起こせたし、さらには、超一流になられたのかなと思いました 3、フロー そして、常日頃新ネタを書き続け、新しいネタを演じる事をしてるということは、チクセントミハイさんの言われる、フロー状態に極めて近づいている、または、すでに到達されているのかもしれないなと思いました フローは挑戦軸と技術軸、両面、どちらでもいいので、高めていく事で、ある時各々が頂点に立った時に、最高の没入状態のフローに入る、というものなので 古いですが、川上哲治がボールの縫い目が見える、といったように、凄まじい集中力と没入状態になって、最高の成果を出す、実はその領域に到達しているのかもしれないと思いました チョコプラさんが、ここまで人気があるのは、イノベーションに必要な活動を地道に続けている、行動し続けている、そんなところに秘密があるのかなあと思いました 一言で言えば 物量で勝負するノベーション そんな話をしています^ ^ 参考: 情熱大陸 2025年08月24日(日) 放送 チョコレートプラネット お笑いコンビVol.1366「センスはない…だから作り続ける」笑いを量産する2人なりの“戦い方”https://www.mbs.jp/jounetsu/2025/08_24.shtml 動画で観たい方はこちら https://youtu.be/Ars9J0Sc_H0

    9 min
  8. 鳥の種の豊かさが幸福度を高めるノベーション(1633回)

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    鳥の種の豊かさが幸福度を高めるノベーション(1633回)

    慶應義塾大学環境情報学部教授の安宅和人さんからの言葉に目から鱗が落ちる思いでした 曰く "森や自然空間は、人間の幸福に驚くべき影響を与えることが明らかになっている。それを端的に示すのが、家計収入をも上回る重要な要素の存在だ。それは、その土地で鳴く鳥の種の多様性と自然へのアクセスである。 研究によれば、その土地にいる鳥の種の豊かさは、収入の増加よりもはるかに大きな幸福度の向上をもたらすことが示されている" "多様な鳥が生息できる環境とは、すなわち多様な植生があり、健全な生態系が保たれている証でもある。人々は、そうした豊かな自然との日々の関わりの中で、深い安らぎと充実感を得ているのだ。" ここから私は思いました 1、人の幸福感 2、人類を超える仲間 3、人類を超える大義 1、人の幸福感 精神科医の樺沢紫苑さんから、人の幸福の3要素というのは、健康(セレトニン)、仲間(オキシトシン)、成功・富(ドーパミン)というお話を頂き感動したのですが 健康は体質などで害する可能性もある、成功や富もも必ずしも勝ち取れるとは限らない、と考えると、仲間が、もっとも誰もが能動的に受け取ることができる、要素なのかなと思っています 今回のお話は、実は、収入(富)よりも、鳥の種の多様性が、実は幸福感には大切なことと伺って目から鱗が落ちる思いでした 私は札幌の手稲という山と海に挟まれた土地で、冬は学ランでナイタースキー、夏は原生林で牛や馬、そして虫をとっては図鑑で調べるみたいな事をしていたので 周りは自然そのものでしたし、それが当たり前の生活をしていました。大人になってから、都会に憧れて東京にきてしまいましたが、刺激とストレスがたくさんあるけど、幸福感はどうなんだろうなあと考えてしまいました 2、人類を超える仲間 鳥の種の多様性というのは、考えてみると、先ほどの人の幸福感の3要素の仲間を、人類から地球レベルに拡大解釈すると当てはまるのかもなあと思いました 特に私は犬好きなのですが、犬と接している時は、心が間違いなく癒されているし、幸せな気持ちが充満するような気がするので、オキシトシンが出まくっている気がします その延長線上で、動物は猫も鳥も大好きですし、馬や牛も小さい頃は身近にいて、たくさんの動物たちに囲まれているということが自分にとっては幸せな環境だなあと思います 手塚治虫さんのブッダという漫画が大好きで、全巻今でも持っているのですが、小さいことのブッダは、森の動物たちと話ができて、とても仲良しだったところが本当に好きで、いつか動物たちとお話ができるようになりたいとも思ってました 3、人類を超える大義 仲間という事を考えると、もう一つ、私がいつもお話ししている、イノベーターリップルモデルがあります 情熱の源から抑えられないパッションが生まれ、自分だけでできない事を、仲間と共に分担、共同して行い、そしてみんなが喜んでもらえる大義へ向かう、というのが基本構造ですが その中の仲間というのも、人類だけとは限らなくていいと、言われている気がしました。仲間の役割としては、分業もありますが、自分自身を支えてくれる役割も時には必要になります その意味では、例えば犬や猫、さらには癒してくれる空間としての自然、それ自体が仲間と捉えてもいいし、これからは、そのように捉えて そしてその人類を超えた仲間で、人類を超えた大義を創っていく。これからのイノベーターリップルモデルには、そんな考えも必要だなと思いました 実は我々の仲間は人類を超えて存在しており、彼らを巻き込んだ、仲間との対話や、そして、人類を超えた大いなる大義が必要となる 一言で言えば 鳥の種の豊かさが幸福度を高めるノベーション そんな話をしています^ ^ 参考:本: 「風の谷」という希望 残すに値する未来をつくる 電子版 発行日 2025年7月30日   著者 安宅和人  発行所 英治出版株式会社 動画で観たい方はこちら https://youtu.be/77oyvVuH4ws

    10 min

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イノベーションで世界をよりよく変えていこう、という闘う人々を応援するチャネルです。スタートアップや大企業、音楽家やアーティストなど、様々なイノベーターのビジョン、考え方、パッションを是非是非、全身で感じてください!

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