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不用品再生で“循環型”インフラ提案 回収品のリユース・リサイクル率は98% モノづくりの段階から見直す世の中へ

「不用品再生で“循環型”インフラ提案 回収品のリユース・リサイクル率は98% モノづくりの段階から見直す世の中へ」 「Live News α」では、「for the NEXT」を共通テーマに未来に向けたSDGs関連のニュースをお伝えします。17日は、捨てない循環型社会につながるインフラ構築へのアプローチに迫りました。花柄のワンピースに、落ち着いた色味の腕時計、パステルカラーのぬいぐるみまで。実はどれも不要品として回収されたリユースの商品です。回収から選別、そして再流通までを一貫して行う企業が掲げるのは「捨てない循環型社会」。その先に目指すのは…。ECOMMIT・川野輝之代表:モノのつくり方から変えていかなきゃいけない。我々はそのインフラを担う。東京・多摩市にある大型のマンション。住人の女性が紙袋を手に向かった先は、ロビーに設置された大きな茶色いボックスです。紙袋から取り出したおもちゃをその中へ入れます。マンションの住人:誰かに使ってもらえるといいなと思って、衣服とかも時々出している。中をのぞいてみると、おもちゃにランドセル、きれいに畳んだ洋服もありました。ごみ箱ではなく、不要品の回収ボックス「PASSTO」です。マンションの住人:通りやすいところに設置してあるので、よく利用する。(Q. 今までは不用品はどうしていた?)捨てていました。売り買いするサイトもあるが、どうしても忙しいとついつい捨ててしまっていたので、こうやって誰かに使ってもらえるのはいいなと。マンションを管理する東京建物・幸地浩一郎さん:導入してから約10カ月たつが、2トンを超える衣服と雑貨が回収できている。かなり大きな廃棄物削減の効果があるんじゃないか。このサービスを手掛ける「ECOMMIT」は、設置された回収ボックスの管理から回収品の再流通まで全て自社で行っています。サービス開始から2年。現在、マンションのほか郵便局や商業施設など、回収拠点は全国で約5000カ所にも上ります。回収された洋服や雑貨はプロがチェックし、リユース可能かどうかを判断。