「北海道まで行くとは思ってなくて…」都内で“落としたイヤホン”追跡するとまさかの札幌市に　拾得物を自分の物にすると罪に問われる可能性も

「「北海道まで行くとは思ってなくて…」都内で“落としたイヤホン”追跡するとまさかの札幌市に　拾得物を自分の物にすると罪に問われる可能性も」　東京都内で落としたイヤホンがいつの間にか北海道に。夫婦おそろいで買ったという「AirPods」の予想外の行方を嘆くのは、都内に住む中村亮太さん。中村さんが愛用のAirPodsを紛失したのは、12月11日深夜のこと。現場は、友人と食事をした帰りに通った東京・世田谷区の二子玉川駅近くの繁華街でした。翌朝、イヤホンの位置情報を追跡する機能を使って現場周辺でAirPodsを捜しましたが見つからず。すると昼過ぎ、紛失したAirPodsが同じ世田谷区内の駒沢大学駅付近に移動していることに気づきます。AirPodsを落とした中村亮太さん：これは誰か拾ってくれたんだなと。「遺失届」を出して、警察官の方と位置情報の場所へ行って。その後も位置情報で追跡を続ける中、事態は急転します。AirPodsを落とした中村亮太さん：16日だったんですけど、羽田空港の貨物の場所に移動してまして。そこから位置情報が途絶えたので。AirPodsは羽田空港近くにある宅配便の集荷場付近に運ばれたあと空路、北海道へ。現在は札幌市内の住宅街にあると表示されています。紛失したAirPodsは2025年5月ごろに夫婦おそろいで買った思い入れのあるものでした。AirPodsを落とした中村亮太さん：思い入れは結構、私的には大きかったんで、諦めず探し続けている。それが第三者の手に渡っているのが大変悲しい。中村さんの手を離れ、列島を旅するAirPods。AirPodsを落とした中村亮太さん：羽田（空港）まで行った時点で、なんか違和感がすごくあった。位置情報が示している場所に行ってみると、そこは札幌駅から5kmほど離れた集合住宅。イヤホンを見かけなかったか住民に聞きましたが、情報は得られませんでした。弁護士によると、位置情報を追跡できる機能が普及したことで、落とし物に関する相談は増加傾向だといいます。