「極超音速ミサイル「火星11型マ」が初登場…軍事パレードに“ロシアの影” 北朝鮮の脅威は新たなフェーズに【日曜安全保障】」 先日行われた北朝鮮の軍事パレード。映像には、脅威が新たなフェーズに入っていることを示すものが映り込んでいました。10月10日、北朝鮮・平壌(ピョンヤン)。注目されていた新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)「火星20型」は、2025年内にも発射実験を行うとの観測が出ていましたが、実はアメリカ軍は今回のパレードを前に異例の態勢を敷いていました。パレードの2週間ほど前、沖縄・嘉手納基地でカメラが捉えた珍しい機体。日本に初めて展開したアメリカ空軍最新鋭の電子戦機「EA-37B(コンパスコール)」です。能勢伸之フジテレビ特別解説委員によると、「ミサイルも爆弾もない代わりに、機体の出っ張りから出す強力な電波が武器で敵の防空レーダーを無力化し、発射準備中の敵ミサイルを攻撃する。味方の軍用機を支援することが任務」だといいます。さらに翌日、長崎県の佐世保基地に「ハワード・O・ローレンツェン」が入港しました。巨大なレーダーを持ち、ミサイルを監視できるアメリカで唯一の艦船です。そして、嘉手納では発射後の弾道ミサイルの監視を行う「コブラボール偵察機」が離着陸していました。日本周辺でのミサイル発射を警戒し、神経をとがらせていたアメリカ軍。その一方、今回のパレードでは北朝鮮の脅威が新たなフェーズに入っている証拠も見え隠れしていました。キーワードは“ロシアの影”。初めてベールを脱いだ極超音速ミサイル「火星11型マ」は、発射後にマッハ5以上の極超音速に加速し、その後、切り離され、先端部は操縦翼で上下左右に動いてミサイル防衛をかわし、安定翼でグライダーのように滑空し距離を伸ばす能力があるといいます。しかし、能勢伸之フジテレビ特別解説委員は「この『火星11型マ』の原型は、ロシア製の短距離弾道ミサイルの流れをくむとされている。もとのミサイルより飛距離が伸びて、日本に届く可能性も否定できないが、ロシアの技術支援と考えるのが自然」だと話します。
資料
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- 發佈日期2025年10月19日 上午9:54 [UTC]
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- 分級兒童適宜