ようへい先生

#12  “for”をちょくせつ翻訳(ほんやく)しないで!

はい、洋平先生です。こんにちは。今日は英語を話す生徒のよくあるミスについてお話ししたいと思います。

えー、じゃあ早速(さっそく)ですけど、じゃ、レッスン中に、実際に私の生徒が間違えた文を言います。皆さん、どこが違うかちょっと考えてくださいね。じゃ、言いますね

①新しい仕事について面接を受けてきた。

これは何が間違いかわかりますか。え、じゃあ、正しい文を言いますね。

「新しい仕事の面接を受けてきた。これでいいんですね」

で、何が間違ってるかというと、”について” ですよね。「新しい仕事に”ついて”、面接を受けてきた」

おそらくこの生徒は、Today I've got an interview for a new job の”for”を直訳(ちょくやく)してしまったんだと思います。直訳(literal traslation)ですね。

えー、この”について”は、使い方がぜんぜん違うんですね。例えば、

・仕事についての詳細(しょうさい)を教えてください。

・仕事について詳しい話をしますね。

の”について” なんですね。ですから、えー、aboutに近いんですかね。うん。

で、ここで、「仕事についての面接を受けてきた」と言うことはできません。気を付けてください。

えーっと2つ目行きますね。じゃ、皆さんレストランへ行きました。友達とレストラン行きました。

で、友達が自分の欲しいものを注文しました。あ、じゃあ、私も同じものが欲しいなと思って、店員さんに言います。

②私にとって同じものをください。

これも何が違うかわかりますか。正しい文を言いますと、えー、

・私にも同じものをください。

・私も同じものをください。

でも、いいですね。うんで、おそらくこの生徒も The same for me, please. のforを直訳して、「私にとって同じものをください」と言ったんだと思うんですね。うん。”にとって”は、よく『何かと何かを比べている時』に使いますね

え、例えば、

・私にとってわさびは辛くないです。(他の人は辛いだろうが)、私にとって わさびは辛くないです。

というような使い方をしますねえ。他にも

・私にとってあの人は特別(とくべつ)な存在(そんざい)です。 (あなたにはなんでもない存在かもしれないが)私にとって、あの人は特別な存在です。

He/She is special for me. ですね。

じゃあ、もうもう2つありますね。え~はい、これもforですね。じゃあ言いますね。

③彼女にとってプレゼントを買うところです。

これを正しい日本語にするとなんですか。 これは、えー、シンプルですね、

・彼女にプレゼントを買うところです。

で、いいんですよ、「この彼女にとって、プレゼントを買うところです」。これを日本人が聞くと、かなり混乱(こんらん)します。彼女にプレゼントを買うのか、彼女が私にプレゼントを買うのか分からないぐらいえー、おかしな文になっちゃうんですよ。 はい、気を付けてくださいね。じゃあ最後、これもfor です。えー、言いますね。

④ 冬にとって準備(じゅんび)をしなければいませんね。

はい、これ英語で言うとWe need to prepare for winter.ですよね。これをじゃあ、日本語にするとどうなりますか。はい、えーっとですね、