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元WWEの超大型選手が全日本プロレスでタッグ王座戴冠!デカくて強くてスゴい外国人レスラーのロマンを魅せる

 23日、東京みやこ・アリーナ立川立飛にて全日本プロレス『ジャイアントドリーム2025』が開催。【HAVOC】ザイオン&オデッセイが世界タッグ王座初戴冠を果たした。 昨年までの世界タッグ王座戦線では双子の元大相撲レスラー・斉藤ジュン&斉藤レイが不動の地位を築き、ジャンボ鶴田&谷津嘉章が持っていた最多防衛記録を約35年ぶりに更新するなど歴史に名を刻んだ。 しかし、2025年3月に【ビジネスタッグ】宮原健斗&あおやぎゆうまが同王座奪取を果たし、同年8月には【バカの時代】鈴木秀樹&真霜こぶし號がさらに奪取するなど世界タッグ王座戦線は群雄割拠時代に突入したと言える。 この日、秀樹&真霜が初防衛戦の相手として迎えたのは【HAVOC】ザイオン&オデッセイ。 ザイオンは188cm 112kgの大型選手。ラグビーでサモア代表としてワールドカップに出場したバックボーンを持ち、2018年にはWWEと契約しSmackDownにも登場。今年4月のチャンピオン・カーニバル出場のために初来日し、その後も継続参戦。 オデッセイは196cm 184kgの体格を誇る元WWE(Raw)の超大型選手。ザイオンの誘いを受けてHAVOCの新メンバーとなり今年8月より全日本に参戦している。 2人とも参戦歴は短いながらもHAVOCのメンバー間で見せる友情や結束、そして全日本を想う強い気持ちを見せてきたことでファンの支持を獲得。2人の世界タッグ挑戦が決まったときも「時期尚早である」といった声が挙がることもなくファンは歓迎の意志を見せていた。 試合は互いの地力を確かめ合うかのような堅実なレスリングに始まるが、暴走したオデッセイが驚異のパワーファイトを繰り出すと戦況は一変。場外戦で大暴れして一気に優位を掴む。 4人の中で最も小柄な真霜が集中砲火を浴びるが、熟練のテクニックでいなしつつ得意の足技を叩き込むことで窮地を脱出。続く秀樹もエルボースマッシュを軸に攻め立て、雪崩式ダブルアーム・スープレックスまで繰り出すもオデッセイがカット。 最後は秀樹とザイオンの打撃戦となり、ボディへの掌底からハートブレイクショット、ローリング・ヘッドバッド、ジャンピング・エルボーとザイオンが連撃。さらにオデッセイが飛び込んできてブラックホール・スラムで叩きつけると、最後はザイオンがダイビング・ヘッドバッドを食らわせてすりーかうんとを奪取。