平野紗季子

食べることの幸せを、こんなにも自由で豊かな言葉にできる人が他にいるだろうか。エッセイスト/フードディレクターの平野紗季子は、食への尽きない好奇心と豊かな表現力で、日常の一皿に潜む物語を描き出してきた。2020年にスタートした『味な副音声 ~voice of food~』は、文章で伝えてきた食の感動を、今度は自らの声で届ける場所となった。心を奪われた味わいから、食にまつわる何気ない出来事まで、時にユーモラスに、時に情熱的に語りながら、リスナーである“味なフレンズ”たちの心を癒やす。好きな食べ物の話をしている人の声には、聴いているこちらまで幸せにする力がある。ゲストとの自然体の会話から垣間見る何気ない食の風景にも新しい発見や喜びを見いだす、そのまなざし。食を愛する彼女の飾らない人柄がまっすぐに伝わってくる。