おうちde医療(おうちでいりょう) in 立川【エフエムたちかわ】

在宅医療com株式会社

エフエムたちかわにて毎週金曜日16時30分から放送中。 立川市で在宅医療に関わっている方や在宅医療のキーパーソンをゲストとしてお招きして、在宅医療の「今」をお伝えします! 「輪になる、つながる、助け合う、明るく、楽しく、元気に学べる!」 在宅医療の普及啓蒙や地域のみんなが助け合い暮らしていく世界を実現することを目指しています。ぜひ、ご参加ください! <番組開始にあたって> さまざまな発信媒体がある中、在宅医療への親和性が最も高いものが「ラジオ」との結論に至り、エフエムたちかわさんのご協力の元、スタートすることになりました。 在宅医療にはさまざまな方々が携わっています。その方々に現状をお話いただき、立川市のみなさまへ在宅医療の「今」をお伝えすることを目的にしております。 そして、在宅医療の普及啓蒙が進み、 理解して、納得して、医療へ そんな世界が実現できればと思っています。 みなさまの参加をお待ちしております! 出塚豪記 在宅医療com株式会社 代表取締役社長

  1. 2日前

    第63回 「リハサロン祖師谷で一緒に働きましょ~」|ゲスト: 河野礼子(リハサロン祖師谷)

    エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第63回は、2026年8月14日(金)16時30分から17時に放送の回です。 今回のテーマは 「リハサロン祖師谷で一緒に働きましょ~」 ゲストには、世田谷区祖師谷にあるリハビリ型デイサービス「リハサロン祖師谷」の河野礼子代表をお迎えしました。 リハサロン祖師谷は、認知症の方とそのご家族を支えることを大切にしている半日型のデイサービスです。住み慣れた自宅での暮らしを続けたい。最期まで食事や会話を楽しみたい。できることを少しでも長く続けたい。そうした願いに寄り添いながら、介護予防や認知症改善を目指した支援を行っています。 今回の放送では、河野代表に、リハサロン祖師谷を立ち上げた背景、デイサービスとして大切にしていること、認知症の方への関わり方、そして一緒に働く仲間に求める思いについて伺います。 介護の仕事というと、「資格がないとできないのでは」「経験がないと難しいのでは」と感じる方もいるかもしれません。もちろん、専門的な知識や技術は大切です。しかし、リハサロン祖師谷が大切にしているのは、それだけではありません。利用者さんの立場に立って考えること。相手の気持ちに心を配ること。笑顔で関わること。感謝と思いやりを持って接すること。そうした人としての姿勢が、介護の現場ではとても大切になります。 特に認知症の方を支えるデイサービスでは、本人の言葉だけでなく、表情やしぐさ、生活の背景を丁寧に受け止めることが求められます。認知症があるからといって、その人らしさがなくなるわけではありません。好きなこと、得意だったこと、大切にしてきた暮らし、家族との関係、安心できる場所。そうした一つひとつを尊重しながら、日々の時間を一緒につくっていくことが、認知症ケアの大切な視点です。 リハサロン祖師谷では、機能訓練指導員による身体機能の維持・向上、看護師や歯科衛生士による口腔ケア、管理栄養士による栄養支援など、専門職による多面的な支援を行っています。身体を動かすこと、口から食べること、会話を楽しむこと、生活のリズムを整えること。それらはすべて、認知症の方が自宅での暮らしを続けるうえで大切な要素です。 デイサービスは、利用者さんのためだけの場所ではありません。ご家族にとっても大切な支えになります。認知症の家族を自宅で支え続けることには、大きな負担や不安が伴うことがあります。デイサービスを利用することで、本人が安心して過ごせる時間が生まれ、ご家族にも休息や相談の機会が生まれます。介護を一人で抱え込まないためにも、地域のデイサービスの存在はとても重要です。 今回のテーマには、「一緒に働きましょ~」という明るい呼びかけが込められています。世田谷で介護の仕事を探している方、デイサービスで働いてみたい方、認知症ケアに関心のある方、ヘルパー中途採用や介護スタッフの中途採用を検討している方にとって、リハサロン祖師谷の雰囲気や考え方を知るきっかけになる放送です。 介護職やヘルパーの仕事は、決して簡単な仕事ではありません。相手の状態や気持ちに合わせて関わる力が必要ですし、日々の小さな変化に気づく観察力も求められます。一方で、人の暮らしを支え、笑顔や安心に直接触れられる仕事でもあります。利用者さんが少し元気になった。会話が増えた。表情が明るくなった。家族が安心した。そうした変化を近くで感じられることは、介護の仕事ならではのやりがいです。 また、中途採用で介護業界に入る方にとっては、これまでの人生経験や仕事経験が活かされる場面も多くあります。接客、子育て、家族介護、地域活動、人とのコミュニケーション。そうした経験は、利用者さんとの関わりの中で大きな力になります。介護の仕事は、資格や経歴だけでは測れない、人柄や姿勢が活きる仕事でもあります。 リハサロン祖師谷が目指しているのは、認知症の方があきらめずに暮らし続けるための場所であり、ご家族が安心して相談できる場所であり、スタッフが利用者さんと一緒に前向きな時間をつくれる場所です。世田谷という地域の中で、認知症の方と家族の暮らしを支えるデイサービスとして、日々の小さな関わりを積み重ねています。 今回の放送は、介護や福祉の仕事に関心がある方だけでなく、認知症の家族を支えている方、世田谷でデイサービスを探している方、地域で人を支える仕事に挑戦してみたい方にも聴いていただきたい内容です。 「介護の仕事をしてみたいけれど、自分にできるだろうか」「ヘルパー中途採用に応募する前に、どんな職場か知りたい」「認知症の方を支える仕事に関心がある」。そんな方にとって、河野礼子代表の言葉は、最初の一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。 世田谷区祖師谷のデイサービス、リハサロン祖師谷で働くこと。認知症の方とご家族を支えること。人の暮らしに寄り添いながら、自分自身も成長していくこと。 河野礼子代表との対話を通じて、介護の仕事の魅力と、リハサロン祖師谷で一緒に働く意味を考える30分です。

  2. 8月7日

    第62回 「”いつか”をあなたはどう迎えますか?」|ゲスト: 川島宏太(あいのわ訪問看護ステーション)

    エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第62回は、2026年8月7日(金)16時30分から17時に放送の回です。 今回のテーマは 「“いつか”をあなたはどう迎えますか?」 ゲストには、あいのわ訪問看護ステーションの川島宏太代表をお迎えしました。 “いつか”。 それは、誰にでも訪れる言葉です。いつか病気になるかもしれない。いつか介護が必要になるかもしれない。いつか大切な家族を支える立場になるかもしれない。いつか自分自身の最期について考える日が来るかもしれない。 けれど、その“いつか”について、私たちは普段どれほど考えているでしょうか。 「まだ元気だから大丈夫」「そのときになったら考えればいい」「家族に心配をかけたくない」「縁起でもない話はしたくない」。そう思いながら、医療や介護、看取りの話題を先送りにしてしまうことは少なくありません。しかし、在宅医療や訪問看護の現場では、その“いつか”が突然やってくる場面に数多く出会います。 今回の番組では、訪問看護の現場で日々利用者さんやご家族と向き合っている、あいのわ訪問看護ステーションの川島宏太代表に、在宅療養、訪問看護、看取り、そして“自分らしく最期まで暮らすこと”についてお話を伺います。 訪問看護とは、看護師やリハビリ専門職などが自宅を訪問し、病状の観察、医療処置、服薬管理、療養生活の支援、ご家族への助言などを行うサービスです。病院や施設ではなく、本人が暮らしている場所に専門職が訪問し、その人の生活に合わせて支援を行うことが特徴です。 病気になっても、障がいがあっても、介護が必要になっても、住み慣れた自宅で過ごしたい。できる限り家族と一緒にいたい。自分のペースで生活したい。最期まで自分らしくありたい。そうした希望を支えるうえで、訪問看護はとても大切な役割を担っています。 一方で、自宅で療養することには不安もあります。急に具合が悪くなったらどうするのか。家族だけで介護できるのか。医療処置が必要になったら対応できるのか。夜間や休日に困ったときは誰に相談すればよいのか。本人が「家にいたい」と願っていても、ご家族が大きな不安を抱えることもあります。 訪問看護師は、そうした本人の思いと家族の不安の両方に寄り添う存在です。身体の状態を見るだけでなく、生活の様子、家族の関係、介護の負担、不安の内容、本人が大切にしていることを丁寧に受け止めながら、医師、ケアマネジャー、介護職、薬局、地域の支援者と連携して、必要な支援を組み立てていきます。 今回のテーマにある“いつか”は、看取りだけを意味するものではありません。介護が始まる“いつか”。病気と向き合う“いつか”。退院して家に戻る“いつか”。家族と大切な話をしなければならない“いつか”。そして、自分自身の人生の終わり方を考える“いつか”。 その“いつか”を、何も準備しないまま迎えるのか。それとも、少しずつ考え、家族と話し、必要な支援を知ったうえで迎えるのか。そこには大きな違いがあります。 もちろん、人生の最期について考えることは簡単ではありません。怖さもありますし、寂しさもあります。家族に話しにくいこともあります。「自宅で過ごしたい」と思っていても、それを口にすることで家族に負担をかけるのではないかと遠慮してしまう方もいます。逆に、ご家族側も「本人は本当はどうしたいのだろう」と悩みながら、なかなか聞き出せないことがあります。 だからこそ、元気なうちから少しずつ話しておくことが大切です。どこで過ごしたいのか。誰と過ごしたいのか。どんな医療を望むのか。何を大切にしているのか。すべてを決めきる必要はありません。まずは、「自分はこう思っている」と言葉にしてみること。その小さな対話が、いざというときの本人と家族の支えになります。 また、“いつか”に備えることは、決して暗い話ではありません。むしろ、今をどう生きるかを考えることでもあります。自分が大切にしたい時間は何か。会いたい人は誰か。続けたい暮らしは何か。家族に伝えておきたいことは何か。そうした問いは、最期のためだけではなく、今日からの生活をより自分らしくするための問いでもあります。 訪問看護の現場では、病気や介護があっても、その人らしい時間を大切にしようとする多くの姿があります。好きなものを食べること。家族と同じ部屋で過ごすこと。なじみの景色を見ること。ペットと一緒にいること。少しでも外の空気を感じること。医療的には小さなことに見えるかもしれませんが、本人にとっては大きな意味を持つことがあります。 川島代表のお話を通じて見えてくるのは、訪問看護が単に医療を届ける仕事ではないということです。訪問看護は、その人の暮らしの中に入り、その人が大切にしているものを一緒に守りながら、安心して過ごせる時間を支える仕事です。そして、ご家族にとっても「一人で抱え込まなくていい」と感じられる支えになります。 今回の放送は、在宅療養や訪問看護に関心のある方だけでなく、親の介護を考え始めた方、家族の看取りに不安がある方、自分自身の将来について考えたい方にも聴いていただきたい内容です。 “いつか”は、誰にでも訪れます。 その日を怖いものとして遠ざけるのではなく、自分らしく迎えるために、今できることを少しずつ考えてみる。家族と話してみる。相談できる専門職を知っておく。地域にどのような支援があるのかを知っておく。 あいのわ訪問看護ステーションの川島宏太代表との対話を通じて、訪問看護の役割、在宅療養の可能性、そして“いつか”を自分らしく迎えるための準備について考える30分です。

  3. 7月31日

    第61回 「日本探訪!在宅医療・介護 第3回:群馬県吾妻郡長野原町」|ゲスト:金子稔(長野原町へき地診療所)

    エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第61回は、2026年7月31日(金)16時30分から17時に放送の回です。 今回のテーマは 「日本探訪!在宅医療・介護 第3回:群馬県」。 日本各地の在宅医療・介護の現場を訪ね、その地域ならではの課題や取り組みを紹介していくシリーズとして、今回は群馬県吾妻郡長野原町にある長野原町へき地診療所の金子稔所長をゲストにお迎えしました。 長野原町は、群馬県の北西部に位置する山間地域です。自然豊かな環境に恵まれた地域である一方、医療や介護を考えるうえでは、都市部とは異なる条件があります。医療機関までの距離、公共交通や移動手段、冬場の気候、人口減少、高齢化、そして地域の中で支え合う関係性。こうした背景の中で、地域住民の暮らしを支える医療は、どのように成り立っているのでしょうか。 今回のゲストである金子稔先生は、長野原町へき地診療所の所長として、地域に根ざした診療に取り組んでこられました。へき地診療所というと、都市部で暮らす人には少しイメージしにくいかもしれません。しかし、その役割はとても重要です。地域の方にとって、体調が悪いときにまず相談できる場所であり、慢性疾患の管理を続ける場所であり、予防接種や保健活動を通じて住民の健康を支える場所でもあります。 へき地診療所の仕事は、専門分野を細かく分けるというよりも、地域で起こるさまざまな健康課題に総合的に向き合うことが求められます。子どもから高齢者まで、日常的な体調不良から生活習慣病、介護が必要になった方の相談、在宅療養、看取りまで、地域の暮らしに近いところで医療を届けていく。その姿は、まさに地域医療の原点ともいえます。 今回の番組では、金子先生に、長野原町という地域の特徴、へき地診療所の役割、在宅医療や在宅看取りへの取り組み、そして地域の多職種との連携についてお話を伺います。 在宅医療とは、通院が難しくなった方の自宅や施設を医師や看護師が訪問し、住み慣れた場所で療養を続けられるよう支える医療です。都市部でも重要性が高まっていますが、山間地域やへき地では、さらに大きな意味を持ちます。病院や専門医療機関へのアクセスが簡単ではない地域では、身近な診療所が日常的に関わり続けることが、本人や家族の安心につながります。 特に、在宅看取りは、地域医療の大切なテーマの一つです。最期まで家で過ごしたい、住み慣れた地域で暮らし続けたいという希望があっても、それを実現するには医療だけでは不十分です。本人の意思、家族の思い、介護サービス、訪問看護、ケアマネジャー、薬局、行政、地域住民の支えなど、多くの要素が関わります。医師が訪問すれば完結するものではなく、地域全体で支える体制が必要になります。 金子先生のお話からは、へき地医療における医師の役割が、単に診察や処方を行うことにとどまらないことが伝わってきます。地域の方の生活を知り、家族関係を知り、住まいの環境を知り、必要な支援者とつながりながら、その人にとって現実的で納得できる医療を一緒に考えていく。そこには、医療者であると同時に、地域の一員として関わる姿勢があります。 へき地医療には、難しさもあります。医療資源が限られている中で、どこまで診療所で対応するのか、どのタイミングで専門医療につなぐのか、急変時にどう判断するのか。患者さんの希望と医療的な安全性、家族の介護力、地域資源の状況を踏まえながら、日々判断していく必要があります。 一方で、へき地医療には、人と人との距離が近いからこそのやりがいもあります。顔の見える関係の中で、住民の暮らしに長く関わることができる。外来で診ていた方を在宅でも支える。病院から退院してくる方を地域で受け止める。最期の時間まで、その人らしい生活を支える。こうした継続的な関わりは、地域医療ならではの大きな意味を持っています。 今回の放送は、群馬県長野原町の一つの診療所を通じて、地域医療の本質を考える回です。都市部の在宅医療とは違う条件の中で、どのように医療と介護をつなぎ、住民の暮らしを支えているのか。へき地診療所の現場から見えてくる視点は、全国どの地域にとっても大切な示唆を含んでいます。 在宅医療に関わる専門職の方、地域包括ケアに関心のある方、地方やへき地の医療に関心のある方、そして将来の自分や家族の暮らしについて考えたい方にも聴いていただきたい内容です。 「どこで暮らすか」「誰と暮らすか」「どのように医療や介護を受けるか」は、一人ひとりの人生に関わる大切なテーマです。長野原町へき地診療所の金子稔先生との対話を通じて、地域で医療を支えること、住み慣れた場所で暮らし続けること、そして在宅医療・介護の可能性について考える30分です。

  4. 7月24日

    第60回 「ソーシャルワーカー」って、なぁに?|ゲスト:岡江晃児(ソーシャルワーカー)

    この音源は、エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第60回は、2026年7月24日(金)16時30分から17時に放送された回です。 今回のテーマは 「ソーシャルワーカー」って、なぁに? ゲストには、ソーシャルワーカーの岡江晃児さんをお迎えしました。 医療や介護、福祉の現場では、「ソーシャルワーカー」という言葉を耳にすることがあります。しかし、実際にどのような仕事をしている人なのか、患者さんやご家族とどのように関わっているのか、具体的にはよく知らないという方も多いのではないでしょうか。 ソーシャルワーカーは、病気や障害、介護、生活上の困りごとを抱える人に寄り添い、その人が安心して暮らしていくために必要な支援を一緒に考える専門職です。 医療機関で働く場合は、医療ソーシャルワーカーと呼ばれることもあります。入院中の不安、退院後の生活、医療費の心配、介護サービスの利用、在宅療養の準備、家族関係、仕事や住まいの問題など、医療だけでは解決しきれない課題に向き合います。 病気になると、人は身体のことだけでなく、生活全体に不安を抱えることがあります。治療は続けられるのか。退院後に家で暮らせるのか。介護はどうすればよいのか。医療費や生活費は大丈夫なのか。家族にどこまで頼れるのか。仕事を続けられるのか。こうした不安は、診察室の中だけでは見えにくいものです。 ソーシャルワーカーは、そうした本人や家族の声を聴き、困りごとを整理し、必要な制度やサービス、関係機関につなげていきます。単に「制度を紹介する人」ではなく、その人の状況や希望を踏まえながら、現実的な選択肢を一緒に考える伴走者のような存在です。 今回の番組では、岡江晃児さんに、ソーシャルワーカーの仕事の基本から、病院や地域で実際にどのような場面に関わっているのかまで、わかりやすくお話しいただきます。 たとえば、入院していた方が退院して自宅へ戻るときには、医療と生活の両方を整える必要があります。訪問診療や訪問看護が必要かもしれません。介護保険の申請やケアマネジャーとの連携が必要になることもあります。自宅の環境を整えるために福祉用具や住宅改修を検討する場合もあります。家族だけで支えることが難しい場合には、地域の支援や行政サービスにつなぐこともあります。 こうした調整は、本人や家族だけで進めるには負担が大きいものです。そこで、ソーシャルワーカーが間に入り、医師、看護師、リハビリ職、薬剤師、ケアマネジャー、介護職、行政、地域の支援者などと連携しながら、その人に必要な支援を形にしていきます。 ソーシャルワーカーの大切な視点は、「病気だけを見るのではなく、人の暮らしを見る」ということです。診断名や治療内容だけでは、その人の生活はわかりません。どこで暮らしているのか。誰と暮らしているのか。何を大切にしているのか。どのような不安があるのか。どんな支えがあれば、その人らしく暮らせるのか。そうした背景を丁寧に聴きながら、支援を考えていきます。 また、ソーシャルワーカーは、本人の意思を支える役割も担います。医療や介護の場面では、周囲がよかれと思って提案することと、本人が望んでいることが必ずしも一致しないことがあります。だからこそ、本人の言葉に耳を傾け、その人がどう生きたいのか、どこで過ごしたいのか、どのような選択をしたいのかを大切にする必要があります。 在宅医療や介護の現場においても、ソーシャルワーカーの視点はとても重要です。家で療養するということは、単に医療を自宅に届けることではありません。日々の生活、家族の介護力、住まいの環境、経済的な事情、地域とのつながりなど、さまざまな要素が関わります。本人が安心して暮らし続けるためには、医療と介護、福祉、地域の支援がつながっていることが欠かせません。 今回の放送は、「ソーシャルワーカー」という仕事を知ることで、医療や介護の見え方が少し変わる回です。病院には医師や看護師だけでなく、生活や社会的な課題を支える専門職がいること。困ったときに相談できる人がいること。一人で抱え込まず、誰かと一緒に考えてよいこと。そうしたメッセージが、岡江さんのお話から伝わってきます。 医療・介護・福祉に関わる専門職の方はもちろん、家族の入院や介護を経験した方、これから在宅療養について考えたい方、地域で人を支える仕事に関心のある方にも聴いていただきたい内容です。 ソーシャルワーカーは、制度と人、医療と生活、病院と地域、本人と支援者をつなぐ存在です。困りごとを抱えた人のそばで、その人の暮らしと人生を一緒に考える仕事でもあります。 「ソーシャルワーカーって、なぁに?」という問いを入口に、支えること、つなぐこと、そしてその人らしく暮らすことについて考える30分です。

  5. 7月17日

    第59回 「重層支援」って、なぁに?|ゲスト:新開千世(福祉業界の看護師)

    この音源は、エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第59回は、2026年7月17日(金)16時30分から17時に放送されたものです。 今回のテーマは 「重層支援」って、なぁに? ゲストには、福祉業界の看護師として活動する新開千世さん、そして新開さんのご家族である旦那さんと娘さんをお迎えしました。 「重層支援」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。医療・介護・福祉の現場では少しずつ耳にする機会が増えてきた言葉ですが、一般の方にとっては、まだ少し難しく、距離のある言葉かもしれません。 制度上は「重層的支援体制整備事業」と呼ばれることが多く、高齢者、障害のある方、子ども、生活困窮、ひきこもり、孤立、家族関係、住まい、就労、教育など、分野ごとに分かれていた支援を、本人や世帯の状況に応じて横断的につなげていく考え方です。 たとえば、ある家庭で高齢の親の介護、子どもの不登校、親の失業、経済的な不安、家族の病気が重なっていたとします。このような場合、「介護の相談はここ」「子どもの相談はここ」「生活費の相談はここ」と窓口が分かれていると、本人や家族はどこから相談すればよいのかわからなくなってしまいます。ひとつの困りごとだけを見ても、本当の課題にはたどり着けないこともあります。 重層支援は、そうした複雑で複合的な困りごとを、ひとつの制度やひとつの専門職だけで解決しようとするのではなく、関係する人や機関がつながりながら受け止めていくための考え方です。大切なのは、相談に来た人を「それはうちの担当ではありません」と断るのではなく、まず受け止めること。そして、必要な支援につなぎ、場合によってはつながり続けることです。 今回の番組では、福祉業界の看護師として活動する新開千世さんに、現場で感じる“困りごとの重なり”や、医療・福祉・地域の連携の大切さについてお話しいただきます。 看護師という仕事は、病気や身体の状態を見るだけではありません。特に福祉の現場では、その人がどのような生活をしているのか、家族との関係はどうか、地域の中で孤立していないか、日々の暮らしにどのような不安があるのかといったことも大切になります。薬を飲めているか、食事がとれているか、安心して眠れているか、相談できる人がいるか。そうした一つひとつの生活の要素が、その人の健康や安心につながっています。 また、今回は新開さんお一人ではなく、旦那さんと娘さんも一緒に出演されています。ここが今回の大きな特徴です。重層支援というテーマを、専門職の制度論としてだけではなく、家族や生活者の視点から考えることができます。 福祉や看護の仕事は、人を支える仕事です。しかし、人を支える人にも生活があり、家族があり、日常があります。支援者が安心して働き続けるためには、その支援者を支える家族や周囲の理解も大切です。家族の会話の中で福祉の話が出ること、子どもが親の仕事を通じて「人を支える」ということを自然に感じること。それもまた、地域共生社会の土台になっていくのではないでしょうか。 番組では、難しい制度用語としての重層支援ではなく、「困っている人をどう受け止めるか」「一人で抱え込まないために、どうつながるか」「家族や地域の中で、どんな支え合いができるか」という身近な視点から話が広がっていきます。 重層支援の背景には、現代の困りごとが一つの分野だけでは解決しにくくなっているという現実があります。高齢の親を介護する子ども世代が、自分自身の仕事や子育てにも悩んでいる。障害のある方が、就労や住まい、人間関係にも不安を抱えている。子どもの問題だと思っていたことが、実は家庭全体の孤立や経済的な困難とつながっている。こうしたケースは、決して珍しいものではありません。 だからこそ、医療、介護、福祉、教育、就労、地域活動などが分断されず、必要に応じてつながることが求められています。支援する側も、すべてを自分だけで抱えるのではなく、「この人にはどんな支援が必要か」「誰とつながればよいか」「どのように伴走していくか」を考えることが大切です。 一方で、重層支援は行政や専門職だけのものではありません。地域で暮らす私たちにも関係があります。近所の人の変化に気づくこと。家族や友人の困りごとを否定せずに聴くこと。必要な相談先につなぐこと。自分自身が困ったときに、早めに相談すること。そうした小さな一歩も、支え合いの地域をつくる大切な力になります。 今回の放送は、医療・介護・福祉に関わる専門職の方はもちろん、家族の介護や子育てに向き合っている方、地域活動に関心のある方、そして「人を支えること」について考えたいすべての方に聴いていただきたい内容です。 「重層支援」という言葉は難しく聞こえるかもしれません。しかし、その中心にあるのは、とてもシンプルなことです。困っている人を一人にしないこと。相談を断らないこと。制度の枠に人を合わせるのではなく、その人の暮らしに合わせて支援をつなぐこと。そして、支援する人もまた、地域や家族の中で支えられているということです。 新開千世さんとご家族のお話を通じて、重層支援を“制度”ではなく“暮らしの中の支え合い”として感じていただける30分です。

  6. 7月10日

    第58回 「日本在宅ケア・サミットに行こう!」|ゲスト:矢澤正人(一般社団法人日本在宅ケアアライアンス)

    この音源は、エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第58回は、2026年7月10日(金)16時30分から17時に放送された回です。 今回のテーマは 「日本在宅ケア・サミットに行こう!」 ゲストには、一般社団法人日本在宅ケアアライアンスの事務局長である矢澤正人さんをお迎えしました。 日本在宅ケア・サミットは、在宅医療や在宅ケアに関わる専門職、団体、関係者が集まり、これからの在宅医療・介護のあり方を考える場です。医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリテーション職、ケアマネジャー、介護職、行政、研究者、地域の支援者など、在宅ケアを支える多様な立場の人たちが、それぞれの専門性や実践を持ち寄り、学び合い、語り合い、つながっていく機会です。 今回の放送では、その日本在宅ケア・サミットを主催する日本在宅ケアアライアンスの矢澤正人さんに、団体の活動やサミットの意義、2026年開催の見どころについて伺いました。 日本在宅ケアアライアンスは、在宅医療・在宅ケアに関わる多職種の関係団体が集まり、在宅ケアの質の向上、普及、連携課題の共有、団体間のネットワークづくりに取り組む組織です。在宅医療や介護は、ひとつの職種だけで完結するものではありません。病気を診る医師だけでなく、生活を支える看護、薬の管理、食支援、リハビリテーション、介護、ケアマネジメント、地域資源との連携など、多くの人の協働によって成り立っています。 在宅ケアの現場では、「その人らしく暮らす」ことを支えるために、医療と介護、生活と人生を一体として考える視点が求められます。病気や障がい、加齢によって支援が必要になっても、本人の希望や価値観、家族との関係、住み慣れた地域での暮らしを大切にしながら、どのように支えていくのか。それは、専門職だけでなく、地域全体で考えるべき大きなテーマです。 日本在宅ケア・サミット2026のテーマは「紡ぎ・つなぎ・結ぶー夢と人生を織りなすケアー」です。この言葉には、在宅ケアが単なるサービス提供ではなく、一人ひとりの人生を支える営みであるという考えが込められています。本人の思いを紡ぎ、家族や専門職、地域の支援をつなぎ、その人らしい暮らしや人生へと結んでいく。そこには、医療の知識や介護の技術だけではなく、人と人との関係性、対話、理解、連携が欠かせません。 番組では、日本在宅ケア・サミットがどのような場なのか、なぜ今このような対話と学びの場が必要なのかを、矢澤さんのお話を通じて紹介しています。 在宅医療・介護の現場では、日々さまざまな課題が起こります。患者さんや利用者さんの状態変化、家族の不安、医療と介護の情報共有、地域資源の不足、職種間の連携、看取りへの向き合い方、食べることをどう支えるか、医療的ケアが必要な子どもや若い世代への支援など、テーマは多岐にわたります。こうした課題に向き合うには、それぞれの現場だけで悩むのではなく、全国の実践や知見に触れ、他職種・他地域の経験から学ぶことが大切です。 日本在宅ケア・サミットは、まさにそのための場です。専門職が自分の職種の枠を越えて学び、現場で感じている課題を共有し、これからの在宅ケアの方向性を一緒に考えることができます。学会のような専門的な学びの要素を持ちながらも、より幅広い職種や関係者が参加しやすく、在宅ケアの未来をともに考える開かれた場であることが、大きな魅力です。 また、今回のテーマは、専門職だけでなく、一般の方にとっても身近なものです。親の介護をどう考えるか、自分自身が年を重ねたときにどこで暮らしたいか、病気になっても家で過ごすことはできるのか、最期まで自分らしく生きるとはどういうことか。こうした問いは、誰にとっても無関係ではありません。 在宅ケアは、「医療者や介護職のためのもの」ではなく、「暮らす人すべてのためのもの」です。だからこそ、専門職が学び合うことはもちろん、地域の中で在宅医療や介護について知る人を増やしていくことも重要です。必要になってから初めて調べるのではなく、元気なうちから知っておくこと、家族や地域で話しておくことが、将来の安心につながります。 今回の放送では、矢澤さんの言葉を通じて、在宅ケアを支える全国的なつながり、そして「集まること」「語り合うこと」「学び合うこと」の意味が伝わってきます。現場で頑張っている専門職にとっては、自分たちの実践を見つめ直す機会に。これから在宅医療・介護を学びたい方にとっては、世界が広がる入口に。そして一般のリスナーにとっては、将来の暮らしや家族の介護を考えるきっかけになる内容です。 在宅医療や介護に携わっている方、地域包括ケアに関心のある方、多職種連携を深めたい方、そして「家で暮らし続けること」「その人らしく生きること」に関心のあるすべての方に聴いていただきたい30分です。 日本在宅ケア・サミットは、在宅ケアの未来を誰かに任せるのではなく、関わる一人ひとりが一緒に考え、学び、つながっていく場です。今回の番組を通じて、その魅力と意義を感じていただければ幸いです。

  7. 7月3日

    第57回 「日本探訪!在宅医療・介護 第2回:沖縄県石垣市」|ゲスト:川崎文香・今村昌幹・城所望・川崎恭兵(ぬちぐすい診療所)

    この音源は、エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第57回は、2026年7月3日(金)16時30分から17時に放送された回です。 今回のテーマは 「日本探訪!在宅医療・介護 第2回:沖縄県石垣市」。 日本各地の在宅医療・介護の現場を訪ね、その地域ならではの課題や取り組みを紹介していくシリーズの第2回として、沖縄県石垣市にある「ぬちぐすい診療所」の皆さんをゲストにお迎えしました。 ご出演いただいたのは、ぬちぐすい診療所の川崎文香さん、今村昌幹院長、城所望先生、川崎恭兵理事長です。 石垣市は、沖縄本島からさらに南西に位置する八重山地域の中心地です。美しい海や豊かな自然、独自の文化に恵まれた地域である一方、医療や介護の面では、離島ならではの課題もあります。専門医療へのアクセス、移動距離、天候の影響、限られた医療資源、そして高齢化が進む中での在宅療養の支え方。都市部とは異なる条件の中で、地域の医療・介護は日々どのように成り立っているのでしょうか。 今回の番組では、石垣島で在宅医療に取り組むぬちぐすい診療所の皆さんに、診療所の成り立ちや、在宅医療への思い、島で暮らす方々を支えるうえで大切にしていることを伺います。 在宅医療とは、病気や障がい、加齢などにより通院が難しくなった方のもとへ医師や看護師が訪問し、住み慣れた自宅や施設で療養を続けられるように支える医療です。単に診察を行うだけではなく、本人の生活、家族の思い、介護の状況、住まいの環境、地域のつながりまで含めて考える必要があります。 特に石垣島のような離島では、「病院に行く」「専門的な検査を受ける」「緊急時に対応する」といったことも、都市部とは違った意味を持ちます。移動に時間がかかること、台風など自然環境の影響を受けること、医療資源が限られていること。その一方で、地域の中で顔の見える関係性があり、人と人との距離が近いことも、離島の医療・介護を考えるうえで大切な要素です。 ぬちぐすい診療所は、病院に通いにくい島の方々のもとを訪問し、生活の場に医療を届ける診療所です。診療所の名前にある「ぬちぐすい」は、沖縄の言葉で「命の薬」といった意味を持つ言葉として知られています。単に薬や処置だけで人を支えるのではなく、食べること、暮らすこと、安心すること、家族や地域とつながることも含めて、人の命を支える。そうした考え方が、今回のお話から伝わってきます。 番組では、今村昌幹院長が長年にわたり八重山地域の医療に関わってこられた経験、城所望先生の総合診療医としての視点、川崎文香さんの経営・事務の立場から見た診療所づくり、そして川崎恭兵理事長の地域医療への思いが重なり合いながら、石垣市の在宅医療の姿が浮かび上がっていきます。 在宅医療は、医師だけで完結するものではありません。看護師、ケアマネジャー、介護職、薬局、行政、地域の支援者、そしてご家族との連携があって、はじめて本人の生活を支えることができます。病気を診るだけではなく、「どこで、誰と、どのように暮らしたいのか」を一緒に考えること。それは、在宅医療の大きな役割です。 また、離島の医療には「限られているからこそ工夫する」という側面があります。すべてを一つの場所で完結させるのではなく、必要に応じて島内外の医療機関と連携し、地域の介護資源とつながり、患者さんやご家族の希望を確認しながら、現実的で納得感のある選択肢を探していく。その積み重ねが、石垣島での在宅医療を支えています。 今回の放送は、沖縄県石垣市という地域の医療を知る回であると同時に、「地域によって在宅医療・介護のあり方は違う」ということを考える機会でもあります。都市部には都市部の課題があり、地方には地方の課題があり、離島には離島の課題があります。しかし、どの地域にも共通しているのは、本人が自分らしく暮らし続けるために、医療や介護がどのように寄り添えるかという問いです。 在宅医療に関心のある方、介護に関わる方、地域医療に携わる方はもちろん、将来の自分や家族の暮らしについて考えたい方にも聴いていただきたい内容です。 石垣島の自然や文化、人と人とのつながりの中で育まれている在宅医療。その現場から届く言葉を通じて、地域で生きること、支えること、そして「自分らしく生き抜く」ことについて考える30分です。 番組タイムテーブル:00:00〜 オープニング 01:30〜 ゲスト紹介:ぬちぐすい診療所の皆さん 04:30〜 石垣市・八重山地域の医療環境 08:30〜 ぬちぐすい診療所の在宅医療 13:00〜 離島における在宅医療の課題と工夫 17:30〜 医療・介護・地域のつながり 21:30〜 「ぬちぐすい」という言葉に込めた思い 25:00〜 これからの石垣市の在宅医療・介護 28:00〜 エンディング

  8. 6月26日

    第56回 「介護とラジオ」|ゲスト:エフエム茶笛「ふだんのくらしのしあわせ」パーソナリティー 近野英一さん

    この音源は、エフエムたちかわ「おうちde医療in立川」第56回として、2026年6月26日(金)16時30分〜17時に放送された内容のアーカイブ配信です。今回のテーマは、 「介護とラジオ」 です。 ゲストには、エフエム茶笛「ふだんのくらしのしあわせ」パーソナリティーであり、ケアマネジャーとしても活動されている近野英一さんをお迎えしました。 「介護」と「ラジオ」 一見すると少し離れたテーマのように感じるかもしれません。しかし、今回のお話を通じて見えてくるのは、そのどちらにも共通している“人の暮らしに寄り添う”という姿勢です。 ケアマネジャーは、介護が必要になった方やそのご家族の相談を受け、必要なサービスにつなぎ、その人らしい暮らしを支える役割を担っています。制度やサービスの調整だけではなく、本人がどのように暮らしたいのか、家族は何に困っているのか、地域の中でどのような支えがあるのかを丁寧に聴き取りながら、日々の生活を整えていく仕事です。 一方、ラジオもまた、人の暮らしに寄り添うメディアです。テレビやインターネットとは違い、ラジオは声を通じて、聴く人の生活のそばに静かに届きます。 家事をしながら、車を運転しながら、仕事の合間に、あるいは一人で過ごす時間に、誰かの声がそっと入ってくる。その距離感の近さが、ラジオならではの魅力です。 近野さんがパーソナリティーを務める番組「ふだんのくらしのしあわせ」というタイトルにも、介護や地域づくりを考えるうえで大切な視点が込められています。 介護というと、どうしても大変さや不安、負担のイメージが先に立つことがあります。しかし、介護が必要になっても、日々の暮らしの中には変わらず大切にしたい時間があります。 食事をすること、誰かと話すこと、好きな場所で過ごすこと、なじみのある地域で暮らし続けること。そうした“ふだんのくらし”の中にある幸せを見つめ直すことは、介護を考えるうえでとても大切です。 今回の番組では、近野さんのケアマネジャーとしての視点と、ラジオパーソナリティーとしての視点が重なり合いながら、介護の情報をどのように地域へ届けていくか、また、声のメディアが持つ可能性について話が広がっていきます。 介護や医療の情報は、本当に必要になったときにはじめて探し始める方が多いものです。しかし、その時点では本人も家族も不安が大きく、何から調べればよいのかわからないことも少なくありません。 だからこそ、日頃から地域の中で、介護や医療の話題に自然に触れられる場があることは大切です。 ラジオは、専門的な情報を堅苦しく伝えるのではなく、生活者の言葉に近い形で、やわらかく届けることができます。 また、ラジオには「声」だからこその温度があります。文章だけでは伝わりにくい人柄や雰囲気、安心感が、声を通じて届きます。 介護の話題は、ときに重く受け止められがちですが、声で語られることで、少し身近に感じられたり、「自分にも関係のあることかもしれない」と受け止めやすくなったりします。 ケアマネジャーの仕事も、ラジオの仕事も、基本にあるのは「聴くこと」です。 相手の話に耳を傾け、その人の背景を知り、必要なことを言葉にしてつなげていく。近野さんのお話からは、介護の現場で大切にされている姿勢と、ラジオで地域に向けて発信する姿勢が、自然につながっていることが伝わってきます。 介護は、誰か特別な人だけのものではありません。親の介護、自分自身の将来、地域で暮らす身近な人との関わりなど、誰にとってもいつか向き合う可能性のあるテーマです。 だからこそ、難しい制度の話としてだけではなく、日々の暮らしの延長線上にあるものとして、少しずつ知り、考え、話していくことが大切です。 今回の「介護とラジオ」は、介護の専門職の方はもちろん、家族の介護に関心がある方、地域でのつながりづくりに関心がある方、そしてラジオというメディアの可能性に興味がある方にも聴いていただきたい内容です。 「ふだんのくらしのしあわせ」とは何か。介護が必要になっても、その人らしく暮らすとはどういうことか。 そして、地域に向けて声で届けることには、どのような力があるのか。 近野英一さんとの対話を通じて、介護を少し身近に、そしてラジオを少し新しい視点で感じていただける30分です。 番組タイムテーブル:00:00〜 オープニング 今回のテーマは「介護とラジオ」。ゲストとして、エフエム茶笛「ふだんのくらしのしあわせ」パーソナリティーであり、ケアマネジャーでもある近野英一さんを迎えます。 01:30〜 ゲスト紹介:近野英一さん 近野さんの活動紹介。ケアマネジャーとして地域の高齢者やご家族を支える一方で、コミュニティFMの番組パーソナリティーとしても情報発信を続けていることに触れます。 04:00〜 「ふだんのくらしのしあわせ」とは 近野さんが出演するエフエム茶笛の番組「ふだんのくらしのしあわせ」について紹介。番組名に込められた思いや、日々の暮らしの中にある小さな幸せを大切にする視点について語ります。 08:00〜 介護の現場とラジオの共通点 ケアマネジャーとしての仕事と、ラジオでの発信活動のつながりについて。人の話を聴くこと、暮らしの背景を知ること、言葉にして届けることの大切さを掘り下げます。 12:30〜 地域で暮らす人に情報を届ける意味 介護や医療の情報は、必要なときに届いていないことも少なくありません。ラジオという身近なメディアが、地域住民にとってどのような安心や気づきにつながるのかを考えます。 17:00〜 ケアマネジャーとして感じる「ふだんの暮らし」 介護が必要になってからも、その人らしい生活を続けるために何が大切なのか。制度やサービスだけではなく、本人の思い、家族の関係性、地域とのつながりをどう支えていくかについて語ります。 21:30〜 声で伝えることの力 文章や資料だけでは伝わりにくい温度感を、ラジオの「声」は届けることができます。介護の話題をやわらかく、身近に、前向きに届けるメディアとしてのラジオの可能性について話します。 25:30〜 リスナーへのメッセージ 介護は特別な誰かだけのものではなく、誰にとっても身近なテーマ。日々の暮らしの中で、少しずつ知り、考え、話していくことの大切さを伝えます。 28:00〜 エンディング 介護とラジオ、それぞれに共通する「人の暮らしに寄り添う」という視点を確認しながら番組を締めくくります。

番組について

エフエムたちかわにて毎週金曜日16時30分から放送中。 立川市で在宅医療に関わっている方や在宅医療のキーパーソンをゲストとしてお招きして、在宅医療の「今」をお伝えします! 「輪になる、つながる、助け合う、明るく、楽しく、元気に学べる!」 在宅医療の普及啓蒙や地域のみんなが助け合い暮らしていく世界を実現することを目指しています。ぜひ、ご参加ください! <番組開始にあたって> さまざまな発信媒体がある中、在宅医療への親和性が最も高いものが「ラジオ」との結論に至り、エフエムたちかわさんのご協力の元、スタートすることになりました。 在宅医療にはさまざまな方々が携わっています。その方々に現状をお話いただき、立川市のみなさまへ在宅医療の「今」をお伝えすることを目的にしております。 そして、在宅医療の普及啓蒙が進み、 理解して、納得して、医療へ そんな世界が実現できればと思っています。 みなさまの参加をお待ちしております! 出塚豪記 在宅医療com株式会社 代表取締役社長