本の惑星

内沼晋太郎

本を中心にぐるぐる回るPodcast🎙 出版業界の基本的な仕組みや最近のニュースをわかりやすく解説したり、本の世界のよくわからないことをじっくりと考えたり、一見関係ない分野から本の現在や未来を見つめてみたりします。 本が好きでこれからもたくさん読みたい読者の方から、出版業界のさまざまな場所ではたらく人たちまで、本の世界がよりよくなることを願う仲間が集まる番組を目指しています! 感想は、SNSにて #本惑 でポストしてもらえると喜びます。おねがいします。 ▼番組へのおたよりはこちらから https://x.gd/JOWQW 番組Discord「THE BOOK CLUB」 https://discord.gg/mg4HAzundj Hosted by 内沼晋太郎 @numabooks ブック・コーディネーター。1980年生まれ。古本の買取販売を行うバリューブックス取締役、新刊書店「本屋B&B」などを運営するNUMABOOKS代表取締役、下北沢「BONUS TRACK」などを運営する散歩社代表取締役、日記を専門に活動する日記屋月日代表取締役。長野と東京の二拠点。二児の父。 Artwork by Koji Mizuno, incorporating a photograph by NASA.

  1. 17H AGO

    ポップアップと祝祭 みんなでつくる第四の本屋は広まるか

    ▼#44  先に言っておくと/あたらしい本屋の形/文学フリマ東京41/#6 #17 #18 と話してきたこと/微妙な文脈で伸びた待機列のポスト/運営は素人じゃない/感謝の気持ちで/ステッカー配布の結果/受け取った方へお願い/前回よりも売上がよかった?/1階が有利だった説/出店者よりも来場者が増えている/初出店のブース/クラシコム青木さん/バトンズ古賀さんと田中さん/文脈に則った出店/本谷さんや柿次郎さん/境界線が溶けている/大規模化を嘆かない/頂点と分科会/今週末は日記祭/圧倒的な「エッセイ・随筆・体験記」のブース数/広島「BOOK PARK CLUB」/共通言語としてのPodcast/イベントが一年限定の店に/書店や出版社が本を持ち寄る/地元の人がお勧めする本/印刷屋と共同で少部数のZINE/余白の多さ/みんなでつくる本屋/リブロが閉店した広島パルコ/「READAN DEAT」の怒り/歴史的一夜/リスクの分散/成り立つ形の模索/雑誌のように編集されている/誰のものでもなさ/誤配をもたらすスシローの存在/現地プレイヤーの重要性/母体やお金だけでは成功しない/人を動かす期待感/見えないものが場をつくる/人と場所との出会い/人がついてくる旗/「国際芸術祭あいち2025」/ムルヤナさんと大小島真木さんの色彩/杉本博司さんのジオラマと「東山動物園猛獣画廊壁画」/『ありふれたくじら』是恒さくらさんのスケール感/諸星大二郎さんの原画の迫力/「TEMPORA」という本屋/本屋としての充実をゼロから/雑貨もオリジナルグッズもフードも展示も/期間限定を本気でやる凄み/二つ折りのパンフレットが残すもの/本屋の「EDITOR」であること/書店とイベントの間にあるもの/ポップアップ型という第四の書店/エディターとロケーションが牽引する/結果はだいぶ違う店になる/簡単そうな枠組みだからこその罠/世界的なポップアップブームの中で/インフルエンサーマーケティングへの反動として/韓国・聖水洞という実験場/ブランドの広告費がオンラインからリアルに移った/限定性と偶然性の体験/世界観が身体に刻まれる/未完成=参加し得る余白/完成された店舗には参加できない/一緒に生成した場/サーカスがやってきた感/出来事としての第四の本屋/「あのとき」が関係性を生み出す/ポップアップの入れ子構造/ブランドに場を渡す/パリの「Librairie1909」で見たもの/10坪の本屋で交換される世界観/本屋の編集に溶け込ませる/第四の本屋の可能性/フリーライド感のないコミュニケーション/祝祭をつくる/なぜひとり語りを毎週続けられるのか/もうすぐ一年 ▼リンク BOOK PARK CLUB(Instagram) https://www.instagram.com/bookparkclub/ TEMPORA(Instagram) https://www.instagram.com/tempora2025/ ▼ご感想 SNSで #本惑 でポストしてもらえると喜びます。おねがいします。 ▼おたより投稿(Googleフォーム) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdHwtJs77vq4eXIrwgUaTh0LOPO0qQNfKT3QCmba4Zajx5q4A/viewform?usp=header⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼番組コミュニティ「THE BOOK CLUB」(Discord) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://discord.gg/mg4HAzundj⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ どなたもまずは気軽に入って気軽に投稿してもらえたらうれしいです。すべて見ます。 ▼クレジット #44「ポップアップと祝祭 みんなでつくる第四の本屋は広まるか」 Hosted and edited by 内沼晋太郎 @numabooks ブック・コーディネーター。1980年生まれ。古本の買取販売を行うバリューブックス取締役、新刊書店「本屋B&B」などを運営するNUMABOOKS代表取締役、下北沢「BONUS TRACK」などを運営する散歩社代表取締役、日記を専門に活動する日記屋月日代表取締役。長野と東京の二拠点。二児の父。 Artwork by Koji Mizuno, incorporating a photograph by NASA.

    1h 6m
  2. NOV 18

    文化を発展させるために 山田奨治と若林恵と話す本づくりの著作権

    ▼#43  文学フリマ東京41/「本の惑星」リスナーが集う場に/ステッカーがもらえるブース/『はじめてのZINE』/Xを見て連絡をくれた若林恵さん/ゲストは情報学者の山田奨治さん/起こったことと内沼の考え/書影ならば必ず許諾が必要というわけではない/ZINEという文化/フェイクと誹謗中傷まみれのXをやめた/グレーな領域で文化が発展してきた/著作権法第1条の目的/権利制限規定の存在/今回の件は黒寄りのグレー/著作物性が認められない書影もある/出版界や音楽業界の慣行/モノとして本の写真を撮ったら?/許諾を求められることが増えている/宝島社側がし得る主張/SNSにおける私刑/東京オリンピックのエンブレム問題/アテンションエコノミーが拍車をかけた/声を上げる使命感/KADOKAWAのガイドライン/「許諾は行っておりません」のずるさ/個人が萎縮することへの危惧/本が紹介される場を増やすために/文化を発展させるための寛容さ/ポケモンの自転車を愛車として紹介できる?/モノの所有権と著作権との分離/美術館に払う使用料は何か/付随対象著作物の利用/某大手芸能事務所とパブリシティ権/週刊誌のパパラッチに適用できるか/親告罪である背景/「文化の発展のため」の歴史的経緯/勝手に翻訳出版していた時代/文化の発展の定義は法律には書いていない/海賊出版者ドナルドソンの功績/洋書の海賊版で学生が学ぶ/知財という発想/「べらぼう」に描かれる江戸時代の権利/江口寿史さんのトレースの話/法的に侵害はしていない?/当事者間で解決している/有名人の風刺画/観光地の似顔絵/ファッション誌のカットと著作物性/東京オリンピックのエンブレムのときの反応/経済的損害と名誉棄損の可能性/髪型・スタイリング・ポージングなどの創作性/美容室で「こんな髪型にしたい」が言えなくなる世界/佐野研二郎さんが失ったものの大きさ/クリエイターとやましさ/アテンションエコノミーが諸悪の根源/なぜみんな著作権の話題が好きなのか?/類似の発見/妬みの発露/みな別のアジェンダがある/『はじめてのZINE』の非対称性/「広く読まれたいわけではない」の難しさ/100部以内で顔見知りに配れば公表されたとみなされない?/武井武雄の刊本/誰でも会員になれてしまうなら/肖像権を抑制的に考えるべき理由/デジタルアーカイブ学会の肖像権ガイドライン/Coldplayのライブで不倫が発覚した話/雑踏で写真が撮れなくなる/「宣伝になるから」という言い分/テレビCMのカット掲載の許諾を取った話/いくらでも話せる話ですね/文学フリマで会いましょう ▼「本の惑星」リスナーのブース(文学フリマ東京41) 本を拾う(L-77)  https://c.bunfree.net/c/tokyo41/1F/L/77 文芸サークル微熱(か-25,26)  https://c.bunfree.net/c/tokyo41/4F/か/25 牛郎織女(く-12) https://c.bunfree.net/c/tokyo41/4F/く/12 カルガモブックス(し-36) https://c.bunfree.net/c/tokyo41/4F/し/36 Book Bridge Lab(せ-36) https://c.bunfree.net/c/tokyo41/4F/せ/36 あわ研(ち-65,66) https://c.bunfree.net/c/tokyo41/4F/ち/65 ▼リンク 著作権の「グレーな部分」:山田奨治と内沼晋太郎と考えた〈権利保護〉と〈フェアユース〉のあわい(WORKSIGHT) https://worksight.substack.com/p/171 ▼ご感想 SNSで #本惑 でポストしてもらえると喜びます。おねがいします。 ▼おたより投稿(Googleフォーム) ⁠⁠⁠⁠⁠https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdHwtJs77vq4eXIrwgUaTh0LOPO0qQNfKT3QCmba4Zajx5q4A/viewform?usp=header⁠⁠⁠⁠⁠ ▼番組コミュニティ「THE BOOK CLUB」(Discord) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://discord.gg/mg4HAzundj⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ どなたもまずは気軽に入って気軽に投稿してもらえたらうれしいです。すべて見ます。 ▼クレジット #43「文化を発展させるために 山田奨治と若林恵と話す本づくりの著作権」 Hosted and edited by 内沼晋太郎 @numabooks ブック・コーディネーター。1980年生まれ。古本の買取販売を行うバリューブックス取締役、新刊書店「本屋B&B」などを運営するNUMABOOKS代表取締役、下北沢「BONUS TRACK」などを運営する散歩社代表取締役、日記を専門に活動する日記屋月日代表取締役。長野と東京の二拠点。二児の父。 Artwork by Koji Mizuno, incorporating a photograph by NASA. ▼収録協力 黒鳥社 https://blkswn.tokyo/

    1h 47m
  3. NOV 11

    欲望に応えない 映画「旅と日々」と、AI以降の作品をめぐって

    ▼#42  旅と日々/「最高だな」について/「何も起こらない」とは何か/2つの異なる「この先どうなってしまうんだろう」という緊張感/日常の可能性/いい旅に行って帰ってくる/続いた3つのニュース/「カクヨム」でAIが1位になった話/フォトコンテストでストックAI画像がグランプリになっていた話/妖怪川柳コンテストがAIを理由に終了する話/評価の場の秩序が乱れている/道具の進化として/3つの立場/作り手はAIを使うか/受け手は人間にこだわるか/作り手と受け手の交わる場をどうつくるか/運用に注目すれば抽象が具体になる/「カクヨム」はどう決断する?/AIが書いたものの面白さが評価された場で/フォトコンテストにおける作り手の倫理/コミュニティの信頼を担保できるか/「選ぶ」にある作家性/川柳は見抜けない/辞書からAIへ/ラップバトル的な場へ/場の信頼をつくる/個人の評価に回帰する?/ツールに希望を伝えて生成する未来/作り手を必要としなくなるか?/人間は作りたい/カスタマイズ文化はどのくらいのシェアを占めるか/オリジナルTシャツの普及しなさ/とはいえ具体的な欲望はある/最大公約数的な物語は出力される/具合の調整やノイズやバグも生成できる/具体的な欲望に正解する方向に進化することは自明/編集力が問われる/「カクヨム」で読み手が欲望するもの/想像される未来と現在のユーザーからどう考えるか/いつも欲望があるわけではない/「最高の答え」だけが「最高だな」ではない/「最高だな」は欲望に応えたときに起こるわけではない/人間の得意領域にあるもの/「欲しいものが欲しい」の話ではない/欲望を言語化することもAIの領域/言い当てられたいのではなく自分で意味を見つけたい/込めた意味が見え隠れするものに冷める感覚/作品たる所以/普通の話/日記的な姿勢/「無言日記」シリーズ/ただ味わって生きていきたい/いい時代/残る作品/オザケン「めっちゃいいです」/合目的的120点の「最高だな」もある/おたより/取次の「最近どう?」/運賃問題の深刻さ/日本の取次システムが担保している文化的な価値/大手書店がZINEを取り扱ったりシェア本棚をやったりする話/ビジネス的にわかる/顔が見えるコミュニティに育てられるか/担当者がどれだけやり切れるか/独立書店と同じようにはいかない/文フリ東京に出る人たちとやりたいこと/ステッカー配ります/次週予告 ▼リンク 映画「旅と日々」公式サイト https://www.bitters.co.jp/tabitohibi/⁠ ▼ご感想 SNSで #本惑 でポストしてもらえると喜びます。おねがいします。 ▼おたより投稿(Googleフォーム) ⁠⁠⁠⁠https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdHwtJs77vq4eXIrwgUaTh0LOPO0qQNfKT3QCmba4Zajx5q4A/viewform?usp=header⁠⁠⁠⁠ ▼番組コミュニティ「THE BOOK CLUB」(Discord) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://discord.gg/mg4HAzundj⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ どなたもまずは気軽に入って気軽に投稿してもらえたらうれしいです。すべて見ます。 ▼クレジット #42「欲望に応えない 映画「旅と日々」と、AI以降の作品をめぐって」 Hosted and edited by 内沼晋太郎 @numabooks ブック・コーディネーター。1980年生まれ。古本の買取販売を行うバリューブックス取締役、新刊書店「本屋B&B」などを運営するNUMABOOKS代表取締役、下北沢「BONUS TRACK」などを運営する散歩社代表取締役、日記を専門に活動する日記屋月日代表取締役。長野と東京の二拠点。二児の父。 Artwork by Koji Mizuno, incorporating a photograph by NASA.

    1h 20m
  4. NOV 4

    ブックイベントは第三の本屋である そのはじめ方と現在地

    ▼#41  読書の秋/先週末は「ASIA BOOK MARKET」と「神田古本まつり」に/この先もずっとブックイベント続き/ブックイベントを主催する/過去に携わったイベント/#11「文学フリマと星野源」で話したこと/コンセプトか会場が起点になる/収支計画を立てないとブッキングできない/主催者にかかる費用のすべて/出店料で回収できるか/ミニマムで開催する方法/入場料かスポンサードか/声がけするか公募するか/並行して進めるべきこと/当日に向けた案内/感謝の念/いいイベントは奇跡/ブックイベントの現在地/ブックイベントは第三の本屋である/リアル書店からネット書店へ/「直接〇〇さんから買おうと思って来ました」/購入という経験を最大化する/ほどよい距離感/イベントで買った本だけで満たされる/情報の流通の進化とモノの流通の弱体化/出版流通はオルタナティブが模索されている/濃いコミュニケーションが不足を補う/「どこでも買える」から「いまここでしか買えない」へ/ローカルに根差す/海外に出ていく手段として/ブックイベントを本屋と見立てる/一軒の書店の年間売上と比較する/祭りで文化は育たないか/一日そこに居られる場づくり/トークブースの重要性/スポンサーにとっての価値を最大化する/扱うものの多様性/「ASIA BOOK MARKET」のスポンサー募集/Podcastを日常化する/大規模化と分科会/付き合いで買うことの是非/近所の人が育てた野菜、友達がつくった洋服/ブックイベントはもっと増える/本の仕事から場の仕事へ/文フリ東京に出店するリスナーの方へ/おたより/取次新入社員に向けた例の回/「最近どう?」お待ちしてます ▼リンク 下北沢の「街の本屋」から、まちづくりへ散歩社代表取締役 内沼晋太郎氏に聞く(新・公民連携最前線 PPPまちづくり) https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/434148/091900146/ ▼ご感想 SNSで #本惑 でポストしてもらえると喜びます。おねがいします。 ▼おたより投稿(Googleフォーム) ⁠⁠⁠https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdHwtJs77vq4eXIrwgUaTh0LOPO0qQNfKT3QCmba4Zajx5q4A/viewform?usp=header⁠⁠⁠ ▼番組コミュニティ「THE BOOK CLUB」(Discord) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://discord.gg/mg4HAzundj⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ どなたもまずは気軽に入って気軽に投稿してもらえたらうれしいです。すべて見ます。 ▼クレジット #41「ブックイベントは第三の本屋である そのはじめ方と現在地」 Hosted and edited by 内沼晋太郎 @numabooks ブック・コーディネーター。1980年生まれ。古本の買取販売を行うバリューブックス取締役、新刊書店「本屋B&B」などを運営するNUMABOOKS代表取締役、下北沢「BONUS TRACK」などを運営する散歩社代表取締役、日記を専門に活動する日記屋月日代表取締役。長野と東京の二拠点。二児の父。 Artwork by Koji Mizuno, incorporating a photograph by NASA.

    1h 8m
  5. OCT 28

    2025年のPodcastと本 Chronicle野村高文と話すそのビジネスと展望

    ▼#40   神保町ブックフェスティバル/屋外イベントのきびしさ/出版社を支える方法/軽井沢ブックフェスティバル/野村高文さんと公開収録/イベントのテンション/それぞれの自己紹介/業界聴取率が高い「本の惑星」/Podcastはどういうメディアか/言い切らずに言える/SNSとの対称性/耳は奪えない/インターネット上の最後の楽園として/しゃべりながら否定できる/本のようにPodcastをつくる/贅肉の必要性/最短距離で行かない/半年週1で24回で1冊ぶん/Podcastが面白くても本が面白くなるとは限らない/主なメッセージを粗く定めておく/一人称に再構成する/雑談系は一段むずかしい/瞬間的な生成に価値があるか/8:2型の本のつくり方/聴覚の社会的意義/ながら聞きの良さを広める/無から時間が生まれる/内沼の悩み/「ながら聞きができない」/リスナーが気分で選ぶ/2人なら別の番組で/関係性が違うと別の番組になる/プロジェクト型で番組をつくる/プロセスエコノミーとの相性/良くないことも開示できるか/「Gimlet Media」の先進性/アメリカのマネタイズ/Podcast制作会社は出版社と似ている/先行投資として/Podcastが向いている企業/BtoBか単価の高いBtoC/再現性をもってつくれるリスナー数は数百から数千/コアなファンが育つメリット/長い話が伝えやすい/Youtubeの5~10倍の価値がある/滞在時間の価値/聴覚だけのほうが伝わる/上司を説得するために/長いコンテンツの価値をどう伝えるか/本・映画・Podcastが仲間/偶然出会う情報/AI時代は答えで差がつかない/長いコンテンツのデメリットがなくなった/要約できないものにどう触れるか/FM軽井沢で聞けるセッション/高評価をお願いします ▼ご感想 SNSで #本惑 でポストしてもらえると喜びます。おねがいします。 ▼おたより投稿(Googleフォーム) ⁠⁠https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdHwtJs77vq4eXIrwgUaTh0LOPO0qQNfKT3QCmba4Zajx5q4A/viewform?usp=header⁠⁠ ▼番組コミュニティ「THE BOOK CLUB」(Discord) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://discord.gg/mg4HAzundj⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ どなたもまずは気軽に入って気軽に投稿してもらえたらうれしいです。すべて見ます。 ▼クレジット #40「2025年のPodcastと本 Chronicle野村高文と話すそのビジネスと展望」 Hosted and edited by 内沼晋太郎 @numabooks ブック・コーディネーター。1980年生まれ。古本の買取販売を行うバリューブックス取締役、新刊書店「本屋B&B」などを運営するNUMABOOKS代表取締役、下北沢「BONUS TRACK」などを運営する散歩社代表取締役、日記を専門に活動する日記屋月日代表取締役。長野と東京の二拠点。二児の父。 Artwork by Koji Mizuno, incorporating a photograph by NASA.

    57 min
  6. OCT 21

    蔵書の価値って? 荒俣宏氏の蔵書処分から考える

    ▼#39   じつは我が家には本がなかった/荒俣宏氏の蔵書処分/いただいたおたより/古本屋は値段がつけられたか/二万冊は少ない?/「荒俣宏の蔵書」として売れたか/国会図書館の役割/「本の雑誌スッキリ隊」/ライブオークションの難しさ/一点ものを売るということ/動画はニッチな出会いを生み出せるか/買い取れる古本、買い取れない古本/需要と出会うまでの時間/希少な本のニッチさ/捨てざるを得ない本のこと/なぜきれいな本でも買い取れないのか/増え続ける出版物/バリューブックスの「捨てたくない本」/買い取れるものを選別して送る/古本屋にも得意不得意がある/ファンの力で救う/記事の文面ではわからないこと/インタビュー原稿の特性/著名人の蔵書にある三つの価値/頭の中をのぞける価値/専門的な資料のまとまりとしての価値/一冊ずつの価値/相反する部分/あり得る最善の残し方とは/私個人にとっての蔵書/内沼の場合/背表紙が見えるように、ひとつの場所で/自分のための図書館をつくる/公共図書館との違い/とはいえ買っているだけ/博覧強記は神か/本を読んでいることは偉くない/本を読む時間だけが人をつくるわけではない/ショーペンハウアー『読書について』/本は食べ残しであり古着である/「自分の頭で考える」/偉そうにしない/本はもちろん素晴らしいけれど/あなたの経験してきたことを聞かせてほしい/ありがたがり過ぎないこと/個人的な価値/蔵書より人間がすごい/文化はプロがアーカイブしている/より個人的な記録を/私のことは私にしか残せない/日記の時代/『季刊日記』もよろしくお願いします/「最近どう?」のおたより/生成AIの実用書/サブスクへのパスポートとしての本/紙の本の役割/あなたの蔵書論を教えてください ▼参考文献 荒俣宏『妖怪少年の日々 アラマタ自伝』(角川書店) 紀田順一郎『蔵書一代 なぜ蔵書は増え、そして散逸するのか』(松籟社) ▼参考リンク 約2万冊の大半が「ゴミ」に…知の怪人・荒俣宏が蔵書を処分して感じたこと(週刊現代) ▼ご感想 SNSで #本惑 でポストしてもらえると喜びます。おねがいします。 ▼おたより投稿(Googleフォーム) ⁠https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdHwtJs77vq4eXIrwgUaTh0LOPO0qQNfKT3QCmba4Zajx5q4A/viewform?usp=header⁠ ▼番組コミュニティ「THE BOOK CLUB」(Discord) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://discord.gg/mg4HAzundj⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ どなたもまずは気軽に入って気軽に投稿してもらえたらうれしいです。すべて見ます。 ▼クレジット #39「蔵書の価値って? 荒俣宏氏の蔵書処分から考える」 Hosted and edited by 内沼晋太郎 @numabooks ブック・コーディネーター。1980年生まれ。古本の買取販売を行うバリューブックス取締役、新刊書店「本屋B&B」などを運営するNUMABOOKS代表取締役、下北沢「BONUS TRACK」などを運営する散歩社代表取締役、日記を専門に活動する日記屋月日代表取締役。長野と東京の二拠点。二児の父。 Artwork by Koji Mizuno, incorporating a photograph by NASA.

    1h 16m
  7. OCT 14

    なぜいま独立書店ネットワークなのか パリの旅から

    ▼#38   パリに行ってきました/初めてのパリ/京都的なものを知っている/どちらに歩いてもパリ/ジョルジュ・オスマンの都市開発/カフェの椅子までチェックされる/保守と革新と伝統/墓の存在/真横で眠っている環境/パリの独立書店といえば/「シェイクスピア・アンド・カンパニー」から独立書店ネットワークの話へ/勝手に名乗った店/シルヴィア・ビーチの店の特徴/1920年代のアメリカ人にとってのパリ/ガートルード・スタインのサロン/映画「ミッドナイト・イン・パリ」/ジョイスの『ユリシーズ』/ジョイスの子どもたちが引っ越しを手伝った/アドリアンヌ・モニエの「ラ・メゾン・デ・ザミ・デ・リーヴル」/ビーチとモニエ/オデオン通りが独立書店史の中心地に/ナチスの影/モニエの死/ビーチとジョージ・ウィットマンの「ル・ミストラル」/二階にマットレス/1964年の改名/ビートの詩人たち/「シティ・ライツ・ブックス」との関係/娘をシルヴィアと名づける/独立書店のネットワークだった/アメリカで展開した書店チェーン/三冊の河出の本/独立書店ネットワークのウェブサイト/設立の経緯/組合的な役割/ロングセラーを置く意味/横のつながり/困ったときに教え合える関係/台湾の独立書店組合/分科会的にやっていくこと/フォームからどうぞ/パリでやる気が出たよという話/おたより/最近どう?がとてもよかった/特色が選べない話/CMYKと特色/なぜ特色は高いのか/スミ1Cにすることで失われるもの/コストダウンの可能性/まだまだ募集/著作権の話もしたいですね ▼参考文献 ジェレミー・マーサー(著)市川恵里(訳)『シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々』 (河出文庫) シルヴィア・ビーチ(著)中山末喜(訳)『シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店』(河出文庫) アドリエンヌ・モニエ(著)岩崎力(訳)『オデオン通り アドリエンヌ・モニエの書店』(河出書房新社) ホルヘ・カリオン(著)野中邦子(訳)『世界の書店を旅する』(白水社) ▼独立書店ネットワーク https://independentbookstore.jp/ ▼ご感想 SNSで #本惑 でポストしてもらえると喜びます。おねがいします。 ▼おたより投稿(Googleフォーム) https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdHwtJs77vq4eXIrwgUaTh0LOPO0qQNfKT3QCmba4Zajx5q4A/viewform?usp=header ▼番組コミュニティ「THE BOOK CLUB」(Discord) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://discord.gg/mg4HAzundj⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ どなたもまずは気軽に入って気軽に投稿してもらえたらうれしいです。すべて見ます。 ▼クレジット #38「なぜいま独立書店ネットワークなのか パリの旅から」 Hosted and edited by 内沼晋太郎 @numabooks ブック・コーディネーター。1980年生まれ。古本の買取販売を行うバリューブックス取締役、新刊書店「本屋B&B」などを運営するNUMABOOKS代表取締役、下北沢「BONUS TRACK」などを運営する散歩社代表取締役、日記を専門に活動する日記屋月日代表取締役。長野と東京の二拠点。二児の父。 Artwork by Koji Mizuno, incorporating a photograph by NASA.

    1h 5m
  8. OCT 7

    ZINEと著作権/リスナーを増やすには/時間の使い方【おたより回】

    ▼#37  おたより回/ZINEをつくるのが不安/『はじめてのZINE』問題/著作権は文化を発展させるためにある/引用とは/主張が可能/間違った理解が広がる懸念/「出版業界の慣例が正しくない」も正しくない/念のための許諾/藪蛇になるケース/著作権は複雑/ZINEは許諾を取っているか/親告罪の背景/Podcastもっと聞かれたい/中身に言及する/トラックバックで形成されたブログ文化/映画のタイトルを入れる/いま語りたい話題/コンテンツ批評の場としてのPodcast/テキストで言い切れない時代/イベントを先にやる/時間の使い方/気前よくいること/「時間をいただいている」相手の求めに応える/会社員だったら/1時間早く家を出る/コワーキングで見かける人/おたよりもっと欲しい/「本の現場、最近どう?」 ▼ご感想 SNSで #本惑 でポストしてもらえると喜びます。おねがいします。 ▼おたより投稿(Googleフォーム) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/Cqo2Bi5H3SnakG2dA⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼番組コミュニティ「THE BOOK CLUB」(Discord) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://discord.gg/mg4HAzundj⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ どなたもまずは気軽に入って気軽に投稿してもらえたらうれしいです。すべて見ます。 ▼クレジット #37「ZINEと著作権/リスナーを増やすには/時間の使い方【おたより回】」 Hosted and edited by 内沼晋太郎 @numabooks ブック・コーディネーター。1980年生まれ。古本の買取販売を行うバリューブックス取締役、新刊書店「本屋B&B」などを運営するNUMABOOKS代表取締役、下北沢「BONUS TRACK」などを運営する散歩社代表取締役、日記を専門に活動する日記屋月日代表取締役。長野と東京の二拠点。二児の父。 Artwork by Koji Mizuno, incorporating a photograph by NASA.

    44 min
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本を中心にぐるぐる回るPodcast🎙 出版業界の基本的な仕組みや最近のニュースをわかりやすく解説したり、本の世界のよくわからないことをじっくりと考えたり、一見関係ない分野から本の現在や未来を見つめてみたりします。 本が好きでこれからもたくさん読みたい読者の方から、出版業界のさまざまな場所ではたらく人たちまで、本の世界がよりよくなることを願う仲間が集まる番組を目指しています! 感想は、SNSにて #本惑 でポストしてもらえると喜びます。おねがいします。 ▼番組へのおたよりはこちらから https://x.gd/JOWQW 番組Discord「THE BOOK CLUB」 https://discord.gg/mg4HAzundj Hosted by 内沼晋太郎 @numabooks ブック・コーディネーター。1980年生まれ。古本の買取販売を行うバリューブックス取締役、新刊書店「本屋B&B」などを運営するNUMABOOKS代表取締役、下北沢「BONUS TRACK」などを運営する散歩社代表取締役、日記を専門に活動する日記屋月日代表取締役。長野と東京の二拠点。二児の父。 Artwork by Koji Mizuno, incorporating a photograph by NASA.

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