観光経済新聞

ニュー・オータニ、東京「ザ・メイン」刷新へ 新たな経営方針固める

「ニュー・オータニ、東京「ザ・メイン」刷新へ 新たな経営方針固める」 ニュー・オータニ(東京都千代田区)は22日、経営陣による事業戦略発表会を開いた。ホテルニューオータニ東京(同)の象徴「ザ・メイン」について、建て替えではなく、既存の建物を磨き上げ、さらに進化させる大規模改修プロジェクトに着手する方針を明らかにした。 1964年、東京オリンピック開催に際し、政府からの要請によって誕生した同ホテルは、昨年開業60周年を迎えた。これを機に昨年7月、髙山剛和氏が取締役総支配人に就任。今年1月、前社長の大谷和彦氏が逝去したことを受け、2月に清水肇氏が代表取締役社長に、6月に大谷氏の妻、裕子氏が取締役会長に就任し、新たな経営体制が発足した。清水社長は「大谷会長と現経営陣、各総支配人と一致団結して次の時代に向けてニューオータニを盛り上げていきたい。日本のリーディングホテルとしての(これまでの)60年から、次は世界のリーディングホテルとして精進していく」と意気込みを語った。