
【台風26号】フィリピンで18人死亡・約107万人避難 南シナ海を北上中…12日に台湾直撃のおそれ、13日には沖縄に接近 警報級の大雨の可能性も
「【台風26号】フィリピンで18人死亡・約107万人避難 南シナ海を北上中…12日に台湾直撃のおそれ、13日には沖縄に接近 警報級の大雨の可能性も」 フィリピン各地に大きな被害をもたらした台風26号。13日にかけては沖縄に接近する見込みで、警報級の大雨となる恐れが出てきました。台風26号は9日、非常に強い勢力でフィリピンに上陸。フィリピン東部の村では、激しい波が海岸近くの建物を襲いました。地域の大部分が冠水した町では、住民の胸の辺りにまで水が達していました。フィリピンでは、11月4日に台風25号が上陸し、これまでに232人が死亡。その爪痕が残る中で再び直撃した台風26号の影響で、これまでに18人死亡、約107万人が避難する事態となっています。自宅の1階部分が流されてしまったという住民は「4メートルほどの巨大な波で家が破壊されました。水が道路のさらに奥まで達し、ここでは腰までつかりました」と話しました。ルソン島東部のアウロラ州では、海岸沿いの道路が大きな被害に見舞われました。道路は至る所で寸断され、復旧作業が急ピッチで進められています。同じくアウラロ州にある海岸沿いの歩道は、多くの箇所がひび割れ、大きな穴が開いている部分もみられました。台風26号は現在、暴風域を伴って南シナ海を北上中。12日夜には台湾を直撃する恐れもあり、13日にかけては沖縄本島や先島諸島に接近する見込みです。そのため沖縄地方は、台風の北側の前線に暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。その影響からか、11日午前9時過ぎには沖縄・竹富町の小浜島で、竜巻とみられる漏斗状の雲が見られました。沖縄本島と先島諸島では12日にかけて激しい雨が降るところがある見込み。雨雲が予想以上に発達した場合は、14日にかけて警報級の大雨となる恐れがあり、十分な警戒が必要です。
情報
- 番組
- 頻度アップデート:毎日
- 配信日2025年11月11日 9:36 UTC
- 長さ2分
- 制限指定不適切な内容を含まない