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【専門紙誌5社共同企画】各紙誌の視点で見る「若者による地方創生」 農村ニュース 非農家出身者が就農 課題は農地、資金、技術

「各紙誌の視点で見る「若者による地方創生」 農村ニュース 非農家出身者が就農 課題は農地、資金、技術」 地域の基幹産業である農業。その担い手を確保することは地域活性化の第一歩だ。一方、新規就農者は全体的には減少傾向にある。平成27年6万5千人いた新規就農者は令和5年には4万3500人となっている。 農林水産省経営局就農・女性課の齊賀大昌課長は、新規就農者の減少に対する懸念について同意しつつもポジティブな面もある、と語る。「確かに新規就農者は減少傾向にあるが特に減少しているのは親元就農。一方で農業法人等に雇われる形の『新規雇用就農者』はおおむね横ばいで推移。特に40代以下の若い層で、かつ非農家出身者が多い。これは新たに経営を立ち上げるリスクより、雇用という形でも就農して、基盤を整えて、ステップアップしていくというようなマインドの人たちが増えてきているのではないか」とみている。