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ラジオ沖縄

40年以上続く超人気番組。沖縄の「今」を沖縄の「言葉」で紹介します。

  1. OCT 2

    エミー賞「 ヘアスタイリング賞」に石垣市出身の 宮城万里子さん

    2025年10月2日(木) 琉球新報の記事から紹介します。 担当は上地和夫さんです。   アメリカのテレビ界最大の祭典エミー賞で、 ヘアスタイリング賞を受賞した 石垣市出身のヘアメークアーティスト 宮城万里子さんは、 渡米から25年余りで快挙を成し遂げました。 子どもの頃から映画好きの父・辰雄さんに 連れられて映画館に通いました。 日本大学芸術学部映画学科に進み、 メークの仕事を知り興味を抱き、 ヘアメークの道へ進むことを決意しました。 「父の期待に反したかもしれない」と 宮城さんは振り返ります。 受賞したテレビドラマ「ザ・ペンギン」は、 ヘアスタイリストのブライアン・バディさんをリーダーにチーム3人で取り組みました。  バディさんから学ぶことも多く 「才能と同時に温かさがある人で、 私も彼のようなヘアスタイリストに なりたいと新たな目標ができた」と話します。 これからは沖縄の後輩たちに講演活動などで 道を開いてあげたいという宮城さん。 「うちなーんちゅは 世界に誇れるものをいっぱい持っている。 優しさ、おおらかさと忍耐強さに加え、 コツコツ好きなことにエネルギーを注げば おのずと道は開ける。 人と自分を比べずに自信を持って、 何歳になってもいろんなことに 挑戦してほしい。私もそうする」と 明るい笑顔で語りました。  (了)

    6 min
  2. OCT 1

    二科展最優秀賞に琉大名誉教授の西村貞雄さん

    2025年10月1日(水) 琉球新報の記事から紹介します。担当は上地和夫さんです。   今月9月3日から15日まで 東京都の国立新美術館で開催された 「第109回二科展」で、二科会会員の 琉球大名誉教授 西村貞雄さんが彫刻部の最優秀賞にあたる文部科学大臣賞を受賞しました。 二科展で沖縄からの最優秀賞受賞は初めてで西村さんは「沖縄で彫刻に携わる人たちの 励みになれば」と喜びを語りました。 作品タイトルは「不安と対話」で、 2つの球体の中に向き合う人物や 流動的な波や風を配し構成した彫刻作品です。西村さんは「気候変動による災害や戦争など 不安を感じることが多い情勢の中で 必要なのは対話。 それを造形的に思案した」と解説します。 万国津梁館の小渕恵三元総理大臣像など、 これまで人物像を中心に制作してきましたが近年は今回の受賞作のような抽象作品に 取り組んでいるということで、 「余分なものをはぎ取っていく中で、 のっぴきならないものが形として残る。 何を形として表現するか問われるところが 面白さ」と語ります。 1914年の二科展開催以来、全部門を通じて初の県内からの最優秀賞受賞となることについては 「思いがけない受賞で恐縮だ」と話しつつ、「二科展の存在を知ってもらう機会になれたら うれしい」と思いを語りました。 (了)

    6 min
  3. SEP 25

    キク農家の電照用電線 盗難相次ぐ

    2025年9月25日(木) 琉球新報の記事から紹介します。 担当は上地和夫さんです。 名護市と今帰仁村で、去年5月から 今年9月にかけてキク農家が電照用に使う 電線の盗難が相次いでいます。 中にある銅線を狙っているとみられます。 資材高騰の影響を受ける中での被害に、 農家らは悲鳴をあげています。 名護市仲尾でキクを栽培する50代男性は 今年6月上旬、次期の栽培準備を始めた直後におよそ50メートルの電線3本が盗まれ、 「去年も別の畑で同様の被害を受けた。 またかとワジワジーした」と 語気を強めました。 被害額はおよそ20万円で、 農業用の資材価格が2割ほど高騰している中、大きな打撃です。 農家らが加入する収入保険では 資材盗難は適用されず 「泣き寝入りするしかない」と言うことで、 「夜も畑を見回っていて、 毎日気が休まらない」と話しました。 農家らは今年6月から、被害を防ぐために 防犯カメラや看板設置、見回りパトロールなどの 取り組みを本格的に始めましたが 限界があるということで、 「雑草が生い茂る遊休地の隣の畑は 人目につかず被害に遭いやすい。 遊休地解消などを含めて 行政の力も借りたい」と訴えました。 今年は、銅を使った電線や廃材などを 狙った被害のペースが速いということで、 警察は夜間パトロールの強化や 防犯対策を呼びかけるなど 対応をしています。        (了)

    6 min
  4. SEP 24

    久米島「五枝のマツ」枯死で国指定天然記念物の指定解除手続き

    2025年9月24日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 担当は上地和夫さんです。   松くい虫被害が深刻化していた 久米島町の国指定天然記念物 「久米の五枝のマツ」が枯死と判断され、県は指定解除の手続きに入る「滅失届」を 19日までに文化庁に送りました。 解除は早くても来年度以降となる見通しで、 樹木の国指定天然記念物の登録解除は 県内で初めてとなります。町によりますと、 専門家が枯死と判断しました。 指定解除後に伐採を予定していますが、 状況次第では解除前の可能性もあります。五枝のマツは、1839年に植えられた記録が残る琉球松です。 高さはおよそ6メートルで、 地をはうように 枝がおよそ250平方メートルに伸びる 荘厳な姿が特長です。 1997年7月28日に 国の天然記念物に指定されました。 五枝のマツは6月に松くい虫被害の被害で 一部が赤褐色に変色していることが確認され、その後、急速に被害が広がりました。 町ではこれまでに薬剤の樹幹注入などを実施してきましたが、 複雑な樹形であることや 樹齢およそ200年の老木のため、 薬剤が効果的に行き渡ることが 難しかったとみられます。 (了)

    6 min
  5. SEP 17

    プロ野球春季キャンプ経済効果は過去最高の 224億2100万円

    2025年9月17日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 担当は上地和夫さんです。 りゅうぎん総合研究所は9日、今年2月に県内で開催された プロ野球春季キャンプの経済効果が 前の年に比べて26・0%増加し 過去最高の224億2100万円だったと発表しました。過去最高の更新は2年連続です。 キャンプ期間中の延べ観客数は およそ43万9千人で、 このうち県外客が12万人と過去最多で、 多くの消費を喚起したほか 千葉ロッテがキャンプを行う 糸満市の屋内運動場建設、 阪神2軍がキャンプを張る うるま市のサブグラウンドの全面改修など施設整備費用が大幅に増加したことなどが 経済効果を押し上げました。 キャンプ関連の直接支出額は 宿泊費が48億7100万円と最も多く、 次いで飲食費が31億800万円、 土産品・グッズ購入が 24億6200万円と続きました。 りゅうぎん総研の我謝(がじゃ)和紀(かずき)上席研究員は、 設備強化や消費行動の促進、 交通問題の解消の3点を提言した上で 「1人当たり消費額を伸ばすことが 経済効果拡大につながる。 県外客の滞在日数増加や近隣観光施設への 誘客などの取り組みが重要になる」と指摘しました。           (了)

    6 min
  6. SEP 11

    全島エイサーまつり その歴史

    2025年9月11日(木) 琉球新報の記事から紹介します。 上地和夫さんです。 「第70回沖縄全島エイサーまつり」が 12日から14日まで沖縄市の コザ運動公園陸上競技場などで開かれます。 1956年、コザ市の誕生と同じ年に開催された「全島エイサーコンクール」がその始まりでした。 当時のコザ市は、軍用地の接収を巡り アメリカ軍と県民の間で対立が起きた島ぐるみ闘争や住民運動に対するアメリカ軍の経済的な 対抗措置とも言える「オフリミッツ」が行われるなど混迷を極めていましたが、当時の大山朝常コザ市長は 「自分たちの町として市を活性化するためには 若者のエネルギーが必要」と考え、 全島エイサーまつりを企画していたということです。 第1回からエイサーコンクール形式で 開催されましたが、青年会から順位に 不満の声が上がるなどトラブルが頻発。 77年の第22回から「全島エイサーまつり」の形式に変更になり、今や県を代表するイベントに成長を遂げました。 「沖縄全島エイサーまつり」は 初日の12日午後7時からは、 沖縄市の胡屋十字路周辺で「道ジュネー」が行われ、 中日の13日は午後3時から、 第47回「沖縄市青年まつり」が開催されます。 最終日の14日午後2時半からは本祭が開催され、 大トリは沖縄市の園田青年会が務めます。  (了)

    6 min
  7. SEP 10

    警察官によるハブ捕獲訓練

    2025年9月10日(水) 琉球新報の記事から紹介します。 担当は上地和夫さんです。   ハブ関連の通報が1年で600件以上寄せられる県警。 沖縄の警察官として必須の捕獲技術を習得しようと、県警察学校は3日、初任科長期課程生を対象に ハブの捕獲訓練を実施しました。訓練を前に、ハブの種類や特徴などを学ぶ講義も実施し、本島にはハブ、サキシマハブ、 タイワンハブ、ヒメハブの4種が生息し、 それぞれ模様や体長が異なることなどを学びました。 訓練では生きたハブとヒメハブを かごから外に出して観察した後、 毒のないアカマタで捕獲器の使い方などを学びました。 ハブを捕獲する際、頭から見て 体長の3分の1程度を捕獲器の先で つかむ必要がありますが、 素早く動くアカマタを前にした生徒らは、 後ずさりしたり、尻もちをついたりと 苦戦しながらも捕獲に挑んでいました。ハブを初めて見たという生徒は「動きが速く、難しかった」と話し、 別の生徒は「怖かった」と 驚きを隠しませんでしたが、 2人とも「今回の訓練を生かしたい」と 意気込んでいました。訓練の講師を務めた 県衛生環境研究所主任研究員の寺田考紀(てらだこうき)さんは、 特に9月から11月に被害が多くなるとして「見つけても近寄らず、通報してほしい」と呼びかけました。               (了)

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