「「緊急銃猟」想定し福島市で訓練 福島県内の熊の目撃件数は過去最多に」 県内を含む全国各地で熊による被害が相次ぐなか、その対策の要として、注目されているのが、「緊急銃猟」と言う制度です。その研修会と訓練が福島市で行われました。 「緊急銃猟」は市街地に熊が出没した際に、自治体の判断でハンターが発砲することができる制度です。 この制度をより理解してもらい、円滑な運用につなげるため、環境省は全国各地で研修会を開いています。 きょうは緊急銃猟の手順や役割を確認した後、市内の河川敷では訓練が行われました。訓練では現場に到着した消防職員がドローンで熊の様子を確認しながら、市や警察と連携。 通行制限などを行い、周辺住民の安全を確保します。そして市の職員が現場近くの建物から発砲の真似をして、駆除するまでの流れを確認しました。 環境省 鳥獣保護管理室 安藤 祐樹さん「緊急銃猟の実際の動きを見られたのは大きな成果。研修を積み重ねてより良い運用の仕方を環境省で検討していきたい」 福島県内の2025年の熊の目撃件数は前年の同じ時期より363件多い、948件で過去最多となっています。 環境省は今後も県内の市町村と連携しながら、情報共有や財政支援などを通じて安全安心な熊対策につなげたいとしています。
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- FrequencyUpdated Daily
- PublishedOctober 9, 2025 at 9:43 AM UTC
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