序文で「路傍に石塔の多きこと諸国その比を知らず」と語られている、神や山の名前を刻んだ石たちに関する、とても短い一遍。

序文には、この石塔の他にも、本編で伏線回収のように情報が明かされる言葉がちりばめられています。読み進めるうちに「ああ、これのことを言っていたのか」と腹落ちする感じが出てくるのも面白いです。