『気候とアートのダイアローグ』は、アートを通して気候危機や社会問題に対して活動している、長野県のアーティストや実践者たちにインタビューする番組です。
今回は前回に続いてイントロダクションとして、信州大学人文学部教授で近現代彫刻史を研究する金井直さんと、インディペンデントキュレーターのかたわら佐久市の多津衛民藝館の理事も務めるロジャー・マクドナルドさんの対談をお届けします。
脱炭素化に向けて、作品をつくること以外にアートが具体的にできるアクションは何か。そして長野県という地域の持つ資源の豊かさとは何か。お二人にうかがいます。
►信州アーツ・クライメート・キャンプとは… 文化芸術の視点から気候変動や地球環境の課題を見つめ、信州・長野県で行われているさまざまな取り組みを知り、取り組んでいる人に学び、ともに考え、変化していく、コモンスペースをつくっていこうというプロジェクトです。https://note.com/artsclimate_camp
■INFORMATION
►ランドアート:1960年代末から始まった、自然の素材を用いて屋外で作品を構築する美術のジャンル→wiki
►グリーンウォッシング:環境に配慮しているように上辺だけ装い、ごまかすこと→wiki
►公民館運動:戦後の大衆啓蒙運動のひとつで、各地に社会教育専門的機関としての公民館が発足した→wiki(公民館)
►小林多津衛(こばやし・たつえ):民藝を提唱した柳宗悦に影響を受けた教育者。佐久市に多津衛民藝館を開館した→多津衛民藝館
►広場(ピアッツァ):ヨーロッパでは古代から政治運動など市民集会の場としての歴史がある→wiki
►自由大学:1920年代に長野県と新潟県を中心に全国で展開された自主教育機関。長野県上田市の上田自由大学はその発端となった
►山本鼎(やまもと・かなえ):第一次大戦後、農閑期の副業や農民の生きがいを目的とする農民芸術運動を提唱した、長野県上田市の芸術家・教育者→wiki
►望月桂(もちづき・かつら):長野県、現在の安曇野市出身の画家・漫画家。大杉栄らアナキストと親交、労働者を中心とする平民美術を提唱した→wiki
►バックミンスター・フラー:1960年代に「宇宙船地球号」を唱え、人類と地球との調和を説いた芸術家・思想家→wiki
※『気候とアートのダイアローグ』は、信州アーツカウンシルと信州大学人文学部の共同プロジェクト、「信州アーツ・クライメート・キャンプ」のポッドキャストです(制作:八燿堂)
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- PublishedOctober 12, 2023 at 4:18 AM UTC
- Length20 min
- Episode2
- RatingClean