生命科学の冒険者

044.科学者『キャリー・マリス』:Part.12~PCR自動化の夜明け

前回に引き続き、PCRの発明者キャリー・マリスをご紹介していきます。

熱に弱いクレノ酵素を使う手作業PCRの限界に直面したキャリーは、熱に強い酵素のアイデアを閃きます。しかし、怠惰な彼に代わり、チームが3週間かけて耐熱性のTaqポリメラーゼを単離することに成功しました。これによりPCRは劇的に効率化され、自動化への道を歩み始めました。世紀の発見の裏側に迫ります。