『気候とアートのダイアローグ』は、アートを通して気候危機や社会問題に対して活動している、長野県のアーティストや実践者たちにインタビューする番組です。
今回は、上伊那郡中川村で、荒廃した森林を、自分たちで「みんなでビルド」して整備し、森と人が心地よくつながる里山のアート拠点「奏の森」を2018年から開始している、杉浦歩実さんのインタビューをお届けします。
自然栽培の田んぼ、古代小麦や大豆や野菜の栽培、遠山郷のお茶づくり、お菓子の製作と販売、預かり保育、そして音楽の制作と演奏……などなど、奏の森ではどんなことをしているのか、そして奏の森ができるまでにどんなストーリーがあったのか、うかがいました。
►O.A.楽曲
カナデル幸響楽団『奏の森』
カナデル幸響楽団『かなでのもりっこ』
© カナデル幸響楽団
►杉浦歩実さん
2002年より飯田市で野外音楽フェスをオーガナイズ。2008年にNPO法人F.O.P.を立ち上げ、伊那谷の自然環境文化を次世代に継承する、環境活動と音楽や芸術を融合した活動を続けています。2018年より荒廃森林を整備し、「奏の森」をスタート。森と人がかかわりながら、循環型の暮らしや生きる力を育む活動を展開中です。https://fop-jp.net/
►奏の森
https://www.instagram.com/kanadenomori.site/
►信州アーツ・クライメート・キャンプとは…
文化芸術の視点から気候変動や地球環境の課題を見つめ、信州・長野県で行われているさまざまな取り組みを知り、取り組んでいる人に学び、ともに考え、変化していく、コモンスペースをつくっていこうというプロジェクトです。https://note.com/artsclimate_camp
►INFOTMATION
・みつばちのミュージカル:2014年3月8日に中川村文化センター大ホールで上演された『だれもしらないみつばちのものがたり』。養蜂家の後藤純子原作。翌年映像化し、日本各地で上映会を開いて農薬による環境変化、みつばちに対する影響などを伝えた。https://fop-jp.net/p/bee-dance-movie/
・遠山郷:天竜川の支流遠山川に沿って広がる山深い谷間の地域。古くは旗本の江儀遠山氏の領地であり、現在は飯田市(旧下伊那郡上村、南信濃村)に位置する。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E5%B1%B1%E9%83%B7
・鹿肉の加工施設:2014年に「かつらの丘ジビエ工房」が設立された。https://gibierkobo.thebase.in/
・「奏の森」の絵:森の開拓を始めたころに杉浦さんが描いた絵はこちらで見れます→ https://fop-jp.net/p/forest/
・もりっこ:2019年から奏の森で行われている、野外保育/一時保育の活動。https://www.instagram.com/morikko_nakagawa/
・カナデル幸響楽団:2023年から奏の森を拠点にして活動をスタート。歌&楽器の演奏とダンスで、南信地域を中心に徐々に活動を拡げている。
※『気候とアートのダイアローグ』は、信州アーツカウンシルと信州大学人文学部の共同プロジェクト、「信州アーツ・クライメート・キャンプ」のポッドキ
Information
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- PublishedNovember 2, 2023 at 1:01 AM UTC
- Length19 min
- Season1
- Episode1
- RatingClean