Dr.鼻メガネの漢方診察室

16-31(#613) 生薬探訪【29】茵蔯蒿(いんちんこう)

今回はリクエストにお答えして、生薬「茵蔯蒿(いんちんこう)」について解説しました。
茵蔯蒿は、キク科のカワラヨモギから得られる生薬で、黄疸や肝機能障害に用いられることで有名です。

「湿熱」を取り除き、胆汁の流れを良くする働きがあるとされ、茵蔯蒿湯や茵蔯五苓散といった処方に含まれています。
現代の研究では、胆汁分泌促進作用や肝細胞保護作用、抗炎症作用なども報告されています。

今回の配信では
・茵蔯蒿の由来と使われ方
・効能(清熱利湿・退黄)
・湿熱とは何か
・茵蔯蒿を含む代表的処方と保険適応
・現代薬理作用
を解説しました。

コメント欄では質問やリクエストを募集しています。取り上げてほしい生薬や処方があれば、ぜひ書き込んでください。次回のテーマはあなたのリクエストかもしれません。

今日が皆さんにとって穏やかで心地よい一日となりますように。
チャンネル登録や高評価もよろしくお願いします。

YouTube:https://youtu.be/TIdDcRUxnW8